PHOTO MEMO by FES

写真についての個人的メモ

Spyder

写真についての個人的なメモです!

キャリブレーション

 Lightroomでの現像もパソコンのディスプレーが重要です。現像の主はiMacですが、風景以外の家族写真や旅行等はWin10で行っています。以前に思い切ってDATACOLARのアルミケースに入ったものを買ったのですが、iMacのOSをバージョンアップ(とは言ってもCatalinaへ)してしまったところ、Win10で使えるものが全くダメになってしまいました。バージョン・ダウンも面倒でそのままにしていたところ、アップする画像の色が微妙に違うのに気付きました。これも雪の白系の現像でわかったことです。
 
 とりあえずはディスプレーのみと、Spyder X Proを購入しました。新型はレンズらしきものも付いていてなかなか高級感のあるものでした。取説もなくアプリのダウンロードの説明のみで、機器のシリアルを入れてからやっとアプリのアクティベーションができました。


 さっそくキャリブレーションをしましたが、以前の物よりも早く調整が終わった感じがしました。調整前のと比べると「青味がかって」いました。そうなると肉眼で見ると以前よりも「赤味」がかかっているように見えてしまいます。
 iMacの5Kですが、Winに比べてOS上で色管理を行っているということで購入したのですが、数ヶ月も経つと変化するものなのですね。
 さて、Win10の方のディスプレーですが、輝度が弱くなって買い換え時期かと思っているのですが‥。

キャリブレーション モニター環境

Image1

 燃えるような夕焼けと夕陽の木 同じ写真を3つのモニターでだして,キャプチャーしたものです。
違いがありますね。上は雪面が紫ですね。夕焼けもそれぞれに赤さが違います。皆さんのモニターでは,どのようにみえるのでしょうか。

 さて,今回は,新購入のiMac,マザーボートとCPU交換のWinとなり,1台しかのらないパソコンディスクも長いテーブルとの交換が必要となりました。まだ,移動は行っていませんが,MacBookProも載せることになると,3つのモニターが同時に見える 環境となることから,キャリブレーションの件をメモっておきます。

 ウエブでの写真はPC等のモニターで見ますが,PCに何もしなければ,みなさんが同じ色彩,明暗で見るということはありません。モニターでは,白く見える色温度と明るさを設定して出荷しているのですが,時間の経過とともに,赤味がついたり暗くなってきます。また,大量生産なので個体差もあるとのことです。新品もメーカーによっては,きれいに見えるということで青味がかったものもあるようです(テレビも同じ)。折角,苦労して現像調整をしたのに残念な感じですし,作者の描いた写真が(厳密に)見られないということになります。


 そして,これを防ぐのが,「(モニター)キャリブレーション」ということです。このためには,専用のソフトとモニターの色温度や明るさを測定するセンサーが必要となります。また,出費ですね。ノートPCやモニター一体型では別途購入となります。デスクトップ型でモニターが別の場合は,多くの出費となりますが,キャリブレーション内蔵のモニター購入が最適だと思います。


 私は,Datacolor社のSpyderを購入してキャリブレーションを行っています。価格的には中位ほどのものです。実際は,CDソフトを入れて,画面の指示通りに,センサーをモニター中央にぶら下げたりすれば,あとは自動的に修正し,そのデータに名前をつけると,次回起動の際にそのデータ(モニタプロファイル)を自動的に読み込んでくれます。また,一定期間放置しておくと,「キャリブレーションしてください」の旨の表示もでてきます。どのくらいの期間かは不明ですが,200〜300時間毎には必要らしいです。ちなみに,色温度は6500k,輝度は100cc/cm2,ガンマ2.2が推奨値だそうです。そして,プリントする場合は,商業印刷で色温度5000k,輝度80cc,ガンマは同じだそうです。そうなると,自家製印刷の「写真」となると…。どこかに書いてあった5500kとのことです。プリントアウトの際は,商業用は3原色ですが,自家用となると6〜9色なので,この違いがでてくるのでしょうね。 

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