PHOTO MEMO by FES

写真についての個人的メモ

RAW

写真についての個人的なメモです!

RAWデータを引き出す  久々の日の出 続編

 RAWデータを引き出す
 
 3月最初の撮影は日の出を拝むことができましたが、新たな発見の日でもあります。

 それは、カメラは肉眼よりも見たままを写すことはできないことから、現像は見たままに近い表現をすることをまず学習してきてLightroomを使ってきていたのです。それから、表現性を考えるようになり、印象による強調や抑制を行ってきました。
 しかし、それはあくまでも肉眼的な領域を出ませんでした。
 そして、モノクロ表現ですが、実はカメラは肉眼以上のデータを保存していることが実感でき、それを引き出すと言うのも表現の1つの方法でもあることを見つけました。これはあくまでもモノクロでした。
 
 そして、過日撮った写真もモノクロにしてみました。そして、稜線に沿った雲のみをカラーにできないかとフッと思ったのです。そして試行錯誤の結果を前回に紹介することができました。
 その元となるモノクロが下です。これの白い部分に色を復活させたのが前回の写真ということです。

IMG_9140-Edit 

IMG_9140 

画像サイズ・画質の選択。そして、目的

冬華 Signss

 雪の結晶 結晶は「冬華」というタイトルでアップしています。わりとクッキリと撮れました。サブタイトルに「サイン」と付けましたが、自然の不思議な、そして見事な形状に何かの暗示・啓示をしているかのようです。

画質選択

 説明画像です。カメラの画質設定の内容です。どんな画質で撮影していますか?


 デジタルカメラは、撮影できる画素数や画質を変更することができます。
 上の表は私の持っている1台ですが、いわゆる「JPEG形式」のものでも8種類もあります。最高サイズのLでも、2種類あって、イラストでは、1/4円で弧がなめらかなものと、ぎざぎざのものがあります。ファイルサイズを見ると半分くらいになります。C社では、同じ画素数でも、ファインと、ノーマルという2種類の画質に分けて撮影できるようになっています。
 それぞれ、ファイルサイズが異なりますし、サイズが小さくなれば、撮影可能枚数も増えてきます。一般的には、サイズを小さくして多くの枚数を撮影して、メモリカードを有効に使うようなブログもみられます。さらに、印刷サイズの欄をみると、A2からL判までの印刷用紙の目安も書いてありますので、これを見ると、2L判くらいしか大きくされない場合は、S1の記録画質でいいことがわかります。「S3」というのは、印刷サイズが書いてありませんが、Web用です。ファイルサイズが小さいと、アップロードが速く、また、Webでは使用できる容量が限られているので、記載枚数を多くすることができるという利点が生まれます。
 このように、多くの画質・サイズがあるのは、印刷等の目的に応じて選ぶことができるようにしているということです。

 個人的に、趣味としては、RAWとJPEGのM・ファインの2つの画質で保存しています。仕事関係で撮る場合は、2L判が最大で、報告用でA3,A4判に十数枚載せる程度ですので、S1で充分です。家族旅行もS1ですが、これぞという風景(趣味の範疇になれば)では、上記の設定で撮影しています。
 なぜ、保存のファイル容量が大きくなるRAWとJPEGの形式で保存するかと言えば‥‥。

 まずRAW保存は、元々のデジタルデータであり、一般的なJPEGよりもより高画質なTIFFという形式のファイルにも変換できることがあげられます。また、なによりもカメラ設定の少々の間違えも、RAW現像という中でカバーすることができる点も魅力です。これは、RAW現像の中で、より納得のいく画像へと補正・修正ができるのがいいところです。この補正や修正をJPEGで行うと、その範囲は狭くて、画像が荒れてしまうことがあります。 RAW保存・現像は、高画質での出力が最大の利点です。したがって、多少トリミングして構図を再修正したりするにも好都合ということになります。

  次にJPEG保存もしていることですが。まず、カメラの液晶画面での確認ができることです。これによって、ホワイトバランス、露出補正、シャッター速度、ボケ具合を確認でき、それらの修正ができることです。フィルム時代は、現像しプリントアウトしなければ結果はわかならいという、学習と経験がいるカメラ技術・撮影でしたが、この液晶画面での確認は、少なくとも、撮影技術等のレベルアップの時間を短縮させるものです。

 また、RAWに戻りますが、このレベルアップという意味では、RAW保存+現像処理(補正、修正等)の作業は大変に有効だと考えます。RAW現像は、「撮ってしまった写真」を取り出す作業でもありますが、それ以上に「撮ってしまった写真」と「撮りたかった写真」のギャップを埋める作業がRAW現像です。多少のカメラ設定の間違いを修正できることを書きました。1枚1枚、RAW現像ソフトのスライダーを動かしながら「カメラ設定の修正」をするわけですので、個人的にはホワイトバランスや露出補正、フレーミング等が身につき、カメラ設定を少しでも適正にして「撮りたかった写真」を撮ることに生かすことができます。全てオート・自動というのがありますが、それが便宜的で、人間の目には叶わないのがカメラだと言うことにも気づいたり、カメラ独自の画像の残し方とうのもあることが分かります。肉眼の通りにならない写真撮影のギャップを埋めることも、肉眼を越えた芸術的な作品、カメラ独自の表現をも知ることができ、それらが撮影可能になることが考えられます。もちろん、今のデジタル一眼レフでは、色彩設定も、コントラスト等もカメラ内で設定できますが、シャッターチャンスを逃さないためには、最低のカメラ設定で、RAW現像でも破綻のない、いい画質・表現がえられるようにしたいと思っています。

 
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