

少し休憩を取る場所から100mほどのところで鹿の姿を発見し、動きを見て先回りして待って撮影したものです。写真の右の麦畑の方から林の方へと移動していました。日向の麦畑の中を行くと思ったのですが、土起こしの終えていない日陰の畑へと入ってきたので、シルエット風の写真となりました。麦畑の稜線と鹿の首が重なっているのが少々気になっていますがまあいいでしょうか(人物写真ではダメらしいです)。

ブレーキをかけても3、40km/hは出ているのでかなりの衝撃でぶつかり、鹿は跳ね飛ばされ歩道に倒れますが、どう言うわけか、ムクっと首を持ち上げ立ち上がって走り去ります。2度とも足の骨折はなかったようですが、肋骨などの骨折があるのではと思っています。妻の場合はキツネを避けてガードレールに側面衝突で全損事故の経験があることから、急ハンドルは絶対禁止でしょうか。
もう一つ。鹿も作物被害を引き起こすことから、有害鳥獣の対象となって年間かなりの頭数が駆除されますが、その処分が問題になってから「食用」にすることが推進されています。かなりの頭数と書きましたが、平成22年以降は年間10万頭にもなるそうです(かなりの繁殖力があるとのこと)。鹿肉は高タンパクで低脂肪、低カロリーということで欧州では最上の肉ということで食されていますが、日本ではまだのようです。鹿のルイベ(生肉を冷凍させ解凍して柔らかいもの)を刺身風に食したり、缶詰は食べたことがあります。