PHOTO MEMO by FES

写真についての個人的メモ

鹿

写真についての個人的なメモです!

鹿

 美瑛では鹿はあまり見かけませんが、今シーズンは2回目の出会いです。

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 少し休憩を取る場所から100mほどのところで鹿の姿を発見し、動きを見て先回りして待って撮影したものです。写真の右の麦畑の方から林の方へと移動していました。日向の麦畑の中を行くと思ったのですが、土起こしの終えていない日陰の畑へと入ってきたので、シルエット風の写真となりました。麦畑の稜線と鹿の首が重なっているのが少々気になっていますがまあいいでしょうか(人物写真ではダメらしいです)。

 鹿の話。 2度ほど鹿と自家用車がぶつかっています。ほとんど道路を横断しようと突然出没します。車に気づいてそのまま横切ればいいのですが、どうしてか止まってしまって衝突してしまいます。
ブレーキをかけても3、40km/hは出ているのでかなりの衝撃でぶつかり、鹿は跳ね飛ばされ歩道に倒れますが、どう言うわけか、ムクっと首を持ち上げ立ち上がって走り去ります。2度とも足の骨折はなかったようですが、肋骨などの骨折があるのではと思っています。妻の場合はキツネを避けてガードレールに側面衝突で全損事故の経験があることから、急ハンドルは絶対禁止でしょうか。

 もう一つ。鹿も作物被害を引き起こすことから、有害鳥獣の対象となって年間かなりの頭数が駆除されますが、その処分が問題になってから「食用」にすることが推進されています。かなりの頭数と書きましたが、平成22年以降は年間10万頭にもなるそうです(かなりの繁殖力があるとのこと)。鹿肉は高タンパクで低脂肪、低カロリーということで欧州では最上の肉ということで食されていますが、日本ではまだのようです。鹿のルイベ(生肉を冷凍させ解凍して柔らかいもの)を刺身風に食したり、缶詰は食べたことがあります。

釧路湿原 その4 鹿の続き

 鹿も身近に見ると、非常にかっこいいものです。細い脚に、お尻の白毛がいいですね。これが駆けると、ピョンピョンと跳ねるように走るのですから、非常に大きな脚力があるようです。

 秋の紅葉の中だと、茶色の毛並みが目立たないようです。夏季の緑の中だとカラーでもいいかもしれませんし、積雪の中もいいかもしれません。

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 角の枝分かれが2つ(2又)なので2歳でしょうか。これが3つ、4つと増えてくるそうです。しかも、春には抜け落ちて成長していって、秋には骨化して立派な角になるそうです。この鹿も来春には抜け落ち、成長して3又の角になるのでしょう。角は最終的に4又で終わり、それ以降はそれが大きく立派になってくるそうです。

 さて、カラーからの現像ですが、上のカラーはそのままの現像に近いものです。2つ目のモノクロも、カラーをそのままモノクロにしたものです。3枚目は、カラー現像の際に、背景の奥側をブラシで
暗くし明瞭度も落としたものです。明瞭度もマイナスにすると形状がボワっとしてきて、ボケの効いた中で暗さを調整できます。本当に真っ黒から、よく見ると幹や枝がわかるような暗さまでの幅が出てきます。鹿の背中部分の枝がわかる部分は、そのままに近い明るさですので、対比がわかるかと思います。

 これは鹿の背景を暗くする方法ですが、もう一つは、全体を暗くして、鹿を明るくするという逆の方法もあります。この方法だと脚の後ろの茂みも暗くなります。

釧路湿原 その3 鹿

 まずは前掲の地図の3、4番の地点について。

 3は塘路湖の北側にある「サルボ展望台」です。ここは眼下に線路が走っているので撮り鉄さんにはお薦めの場所です。簡易トイレもあります。ここから先、舗装道路が曲がる場所から未舗装の細い道があるのですがこの先もいい場所だそうです。少し奥まで行きましたが、「熊出没」のことを思い出して引き返しました。

 4番目の地点は、一部それこそ湿原の中を通る道で、左右は鬱蒼とした葺が生えている場所です。川沿いということもあり動物との遭遇が期待できそうなコースです。親子の鹿に会いましたが、さすが親子連れなので、すぐに茂みへと隠れて行きました。


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 今回出会った2頭の鹿


 いずれも距離は最短で10mほど。下の写真は、細岡展望台から駐車場に戻った時は気づかず、車のエンジンをかけて帰路方向を見るといた鹿の写真です。エンジンも切らずにそっと降りて近づいて行きました。

 やはり、上のカラー(訪問地点の4)では鹿が目立ちませんし、上はまだ1歳ということで角も短いので、メインは細岡展望台近くで出会った鹿となりました。この写真は、森の中に移動した時に、「ポーポー」と声をかけて、振り返った際に撮ったものです。この「ポーポー」という掛け声は馬用のものなのですが、驚いて逃げずにうまく振り向いてくれました。


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