PHOTO MEMO by FES

写真についての個人的メモ

霧氷

写真についての個人的なメモです!

ー24℃の空

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 寒空と樹氷

 前回の厳寒時の写真です。ここは北海道のほぼ中央にあって,ヘソ踊りでも有名な富良野市です。
 先にも書きましたが,市街を空知川が流れていて湿度が高いためか,美瑛では見られない霧氷も見ることができるようです。特に,芦別市にむかうところでは,人家も少なく綺麗に見えます。

 雲一つない凛として澄んだ空に,霧氷の白さが似合うようです。

 こんな寒空に,ドローンを飛ばしている人に出会いましたが,そのうち見かけなくなりました。車はあったのですが,車中にも周囲にも人影なしで,雪原に分け入った跡が続いていました。 ひょっとして,厳寒のためにバッテリー切れで墜落し,回収にいったのかもしれません。バッテリー残量が少なくなれば,自動的に戻る機能もあったとは思いますが,不測の事態だったと想像しています。余裕があれば飛ばしてみたいものです。

 個人的な近況。Lightroomの動きがかなり鈍くなり,現像にも四苦八苦しています。メモリー・キャッシュの設定も変えてみましたがダメです。一応Lightroomのカタログの容量をみると4GBで,写真枚数では3800枚程度。数万枚でもいいというように聞きますがダメなようです。そこで,新カタログにしましたが,少し改善されたのみです。いろいろと調べてみると,やはりPCのメモリ8GBでは不足しているようです。そこで急遽,8GB✖️2をネットで購入しました。

 また,今検討中なのは,外付けHDです。すでに,単体の2TBが2つ。その一つが,PCバックアップ用で,もう一つはWindows兼用です。一応内蔵HDの方が早いので溜まってから保存していましたが,初めから全て外部HDにしようかと思っています。それと,ミラーリング・コピーを自動的にやってくれるRAID1もどうかと思っています。HDケースで購入して,内蔵HDは品質のいいもの,速いものを入れればなんとかなるかもしれないと思っています。ウエスタン・デジタル社のREDだと常時電源ONのNAP対応なので安定性,信頼性はかなり高く,消費電力も低いとのことです。ただし,回転数がインテル・パワー(非公開? 可変という話も)とあってなんだかわかりません。それよりも7200rpmの方が早いという記事もありますので,回転数7200のHDでもいいかとも迷っています。他社でもいいのが,と聞くと「安価」な方がいいかとも・・。
  

ダスト狙いから,霧氷へ

Winter fairies 10

 雪上のダイヤモンドダスト

 土曜・日曜,そして本日火曜日と,早朝撮影の狙いはダイヤモンドダスト。寒い日が続き,特に今日は,晴天の夜空での放射冷却現象があって,今期最低気温のマイナス23℃。美瑛ではそれよりも,2,3℃低めとなり,ほのかにダイヤモンドダストを期待しました。いつもの場所は,日曜日で車が30台ほど,今日も同じくらいで,まさしく人気スポットとなってしまったようです。

 自宅を出るときには薄暗い中でしたが,LEDの街頭下ではダストが見えました。しかし,美瑛に入っても,樹木の霧氷が土日よりも少なかったのですが,もしや?ということもありますのでいった次第です。結果は小発生で,3度目のハズレでした。連日の低温で,空気中の湿度がなくなっているということになります。

 その後,上富良野・中富良野・富良野まで走ることになります。背景は写真のようにイマイチですが,ダイヤモンドダストが発生しています。車の気温計では,マイナス26℃と美瑛よりも寒いところがありますので,先に書いた条件の場所に行けば撮影できる可能性があります。また,特に,富良野は街中を一級河川が走りますので,空気中の湿気はいつも十分で,街中でも綺麗な霧氷・樹氷が見られるところです。 

 さて,マイナス20℃以下となると,顔がピリピリしてきますし,耳も冷えて痛くなってきます。ナイロン系の衣服だと,硬くなって動くたびに音がしてくるといった感じとなります。これに風がでてくると,体感温度は更に低くなります。防寒は必須です。今日撮影待機中に見かけた中で,いいなと思ったのは,大きめの手袋を首から下げて,その中に手袋をはめた手を入れて寒さを防いでいました。この中に使い捨てカイロを入れておくと,外での待機用にはいいかもしれません。 

極寒の色

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 極寒の落葉松 

 「霧氷」と個人的には使いますが、樹氷でもいいのかもしれません。この日は、車の温度計ではマイナス19℃でした。今日も、マイナス9℃で少し霧氷がありましたので、この付近から霧氷が発生するものと思います。もちろん、空気中の水蒸気の量にもよるかと思います。

 現像では、落葉松の黄葉色も混じったもの、影の部分の青味、はたまた、印象としての白さとあり、そのバランスが難しいところでした。元データは、撮影時のホワイトバランスも5400Kと少し高めでしたので、朝焼けの色が残っているものでした。これはこれで綺麗なのですが、寒いという感じを出すために、朝焼け色を少なくした現像にしてみました。冬景色の現像の難しさは、このあたりの白と微妙な色彩の調整でしょうか。
 
 ホワイトバランスのカメラ設定は、例の太陽マーク、曇りマークなどがありますが、ほとんどは太陽マーク使用です。K値では5200となっています。しかし、「K」設定で数値を変え、色合いなども確かめていくと、晴天(雲があっても)でも、その5200ケルビン値から、プラスマイナス200〜300の幅があるようです。まあ、これは現像時に調整できるのですから無駄といえばそれまでですが、jpeg画像での色の信頼性を高めるということで、試行しているところです。

春よこい

霧氷桜ss

 桜ではありません。朝陽に照らされて見える霧氷の、ほんのわずかな時間の桜色開花です。

 梅や桜、菜の花‥の開花の写真が本州からとどきます。5月まで残雪が残る北海道北部は、春の声はまだまだ遠いです。この日は、3月初旬でマイナス11~14℃ほどの美瑛の丘。連日の低温でダイヤモンドダストは極めて小さいと予測して、美瑛の東=パノラマロードを走り、朝陽で浮かぶ丘の雪原模様や霧氷などを探しました。 ここは四季彩の丘から拓真館へと続く道の途中にある木です。東斜面にありますので、朝から9時頃までの撮影スポットの1つです。道幅が狭いので、赤い屋根の小屋まで行き、何回か往復して三脚なしで撮りました。

美瑛、久々零下20℃以下に

消えた星々の記憶のようにss

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 ダイヤモンドダスト 場所によって見え方が違います

 久々の週末に美瑛零下20℃以下ということで行きました。旭川市内も零下17℃ほどで期待は大きいものでした。撮影スポットも昨年は10名ほどでしたが、かなりの混み合いでした。今年の課題は下のような霧氷の木とのコラボで、写真のように期待はずれで上手く撮れませんでした。発生もやや少なく、撮影位置を間違ったかもしれません。
 私の隣では、F2.8の400mmやF2.8の70-200mmがあり、「ボケ味、綺麗さはF2.8かな~」とかが脳裏をよぎりながら撮っていました。また、減増資ながらも、上の写真はF4開放で、あまり綺麗なものではないこと。。こうなるといいレンズが欲しくなります。しかし、やはり高価。それに、普段使う絞りは、F8以上で、これだけに購入というのはもったいない感じ。カメラ的には2000万画素以上で、レンズ的にも18~300mmをカバーしていることもあり、いいということで欲とは別次元で「理解」していることなど…。寒い中から引き続き、こんなことも思いながら、今書いているところです。レンズ沼は、消えてはよぎっていくものです。
 さて、次回は是非とも霧氷とのコラボを撮りたいと思っています。
 この後、林や小川付近でも小規模のダイヤモンドダストを見ることができました。そして、林では、霧氷が舞い降りる光景も見ることができました。キラキラとさらさらと降り落ちる様子や、雪面での輝きも、写真としてはどう撮ったらいいのかはこれからの課題ですが、冬ならではの光の舞という極寒ならではの光景を楽しみました・ 

極寒地 陸別へ 2

 1m以上もの降雪や最大風速40m以上もの台風並みの低気圧がさった北海道ですが、まだ、風雪等の余波が残っているようです。除雪車や手での除雪では追いつかない積雪。除雪中にも積もってくるという中で多くの方々が難儀をされたようです。数年前、暴風雪で車が立ち往生になり、救助も呼べずに亡くなった方々もおられ、TVでは、外出を控えるように、やむなくの外出の際は、防寒着や長靴、スコップ、牽引ロープ等の準備をと、何度も放映されました。今季も亡くなる方がないようにと祈ります。今回も「陸別」の写真をアップします。やはり朝なので太陽も入れた写真となります。

Rikubetsu17s

 日の出は7時頃と急いだのですが、ここ内陸山間部では、7時40分頃でした。
 霧氷と日の出、そして、雪原の陰影‥と、今年初めての日の出光景を撮影することができました。

Rikubetsu15s

 初めての土地は、やはり撮影場所の選定が難しいものです。いつもは、グーグルのストリートビューで事前調査?するのですが、山間部の町では幹線道路ぐらいしか見られません。今回はとにかく町の東部の丘陵地帯を走りました。陸別の西部にある畑?の平坦地らしきところを避けました。また、水蒸気が発生しやすい川にも目星をつけたのですが、小さな川で、凍結・積雪となっていて、ダイヤモンドダストは期待しませんでした。
 これらの写真は、帰路についてから見つけた場所です。喜び勇んだのか、道幅も狭く、三脚は設置せずに手持ち撮影でした。いつもは、パンフォーカスでかなり絞る設定ですが、この時はF8、シャッター速度は1/3000を上回り、露出補正を変えての撮影に専念しました。手持ちでは、撮影位置を変えやすいので、ダイヤモンドダストも含め300枚以上の撮影となりました。使用カメラはいつもの3台。広角系、標準系、望遠系と、ひっかえとっかえです。日の出時、しかも、厳寒期ではレンズ交換もいたましい瞬間ですから‥。朝陽を撮ると、やはり満足感があります。この日、帰宅までの走行距離は400km近くなりました。お気に入りの写真が撮れると、疲れも少ないものです。

 今週末もと思いましたが、あいにくの雪と零下10℃ほどですので、期待薄です。週末は、降雪の美瑛ということになります。
 

 

「霧氷」「雪鳴り」 軒並み、今季最低気温

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 写真は、霧氷と雪の結晶です。(1200万画素のコンデジ撮影)

  11月26日朝は、ガスがかかった中での降雪。あまりの寒さのため、降ってくる雪も互いにくっつき合うことなく、小さな小さな結晶となっていました。街路樹や川べりの木々にも、小さな樹木を思わせるような霧氷がきれいについていました。思わず、忠別川や空知川の霧氷や樹氷の絵が浮かびました。結晶のような雪なので、ダイヤモンドダストはないなとも思いながら、あいにくの犬の散歩、また出勤もあって、その連想は消えてしまいました。
  ここ旭川では零下14.2℃。北海道内も、軒並み今季最低気温をたたき出し、富良野は零下20.8℃と道内ナンバーワンで、美瑛が2位の20.2℃とのことでした。まさに1月の厳寒期と同じような零下が、11月にやってきたということになります。
 やはり、こんな気温あたりから、吐息もいっそう白く、耳や鼻にわずかな痛さを感じてきます。もちろん、歩く度にキュッキュッと「雪鳴り」がします。踏みつけられる重さで、雪の結晶同士が擦れ合う音です。鳴き砂と同じようなことでしょうか。川べりの霧氷の華と雪鳴り、肺腑にしみいるような冷気。寒いとは言え、これも雪国・北国の情緒の一つとなります。
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