




上の画像にしても、私のモニターで、光が当たる部分は「白」、影はやや青みがかった灰色で表しましたが、他に撮ったものでは、このように白くならないこともあります。無理に白くすると、他の部分が妙な色合いになるので、赤みがかったり、青みを帯びたもので済ませます。
これは雪原が同じような色彩をしている場合で、撮影の時間帯にもよりますが、丘の重なり、傾斜が異なる斜面がある場合では、光の当たり方が異なることから、微妙な違いが出ることがあります。白、赤み、青みと、斜面やくぼみなどで異なることがあります。それはむしろ自然的かと思っていますので、その微妙な色合いを大事にしたいと思っています。
雪が青みを帯びることについては以前書きました。これは積雪がフワフワしていて空気を含んでいる場合に、雪の結晶を通した光が乱反射して青くなるというものです。しかし、一面に真っ青というのではなく、くぼみや日陰、ものの影で特に青く見ることができます。こうした場合は、白と青という雪の色となります。赤みを帯びるのは、朝夕の斜光です。朝焼け、夕焼けもまた一面に色づきますので、いい撮影時間帯でしょうか。