釧路湿原 秋
何もないが、この画一性のない不規則で多様なグラデーションの生物の生き方こそが大自然であると感じる。そして、フォログラファーはそこに微かな規則性を見つけて、光景を切り取るように思います。
この場合、湿原に立つ1本の木が目につきました。この木だけの撮影には、バズーカ砲のようなレンズがいるでしょうが、あいにく200-480mmしか望遠の範囲でも届かないので、周囲を写し込む必要があります。どこまで入れるのかというのが問題となります。そこで下にある木々で三角形の構図を見つけました。上の写真では一本の木の上に微かな林が見られるので、これを入れると遠近感が出るのではないかと考えました(ただ、左上に薄暗い林の線がどうしても入ってしまいました。)手前の林はカットとしました。この場合の規則性、構図の着目は三角形ということになります。
下写真が元画像です。林が続くところは、おそらく釧路川や支流が流れています。奥には白い水面も見えます。この写真には写ってはいませんが、手前には山の木々と山近くは林が帯のように湿原を囲んでいるようです。その林の一部が左下に入っています。また、遥かには雌阿寒岳などの山も見える壮大な景色です。どこをどう切り取るかを、常に考えながら
上の写真の元画像
何もないが、この画一性のない不規則で多様なグラデーションの生物の生き方こそが大自然であると感じる。そして、フォログラファーはそこに微かな規則性を見つけて、光景を切り取るように思います。
この場合、湿原に立つ1本の木が目につきました。この木だけの撮影には、バズーカ砲のようなレンズがいるでしょうが、あいにく200-480mmしか望遠の範囲でも届かないので、周囲を写し込む必要があります。どこまで入れるのかというのが問題となります。そこで下にある木々で三角形の構図を見つけました。上の写真では一本の木の上に微かな林が見られるので、これを入れると遠近感が出るのではないかと考えました(ただ、左上に薄暗い林の線がどうしても入ってしまいました。)手前の林はカットとしました。この場合の規則性、構図の着目は三角形ということになります。
下写真が元画像です。林が続くところは、おそらく釧路川や支流が流れています。奥には白い水面も見えます。この写真には写ってはいませんが、手前には山の木々と山近くは林が帯のように湿原を囲んでいるようです。その林の一部が左下に入っています。また、遥かには雌阿寒岳などの山も見える壮大な景色です。どこをどう切り取るかを、常に考えながら
上の写真の元画像