

「近焦点から、遠焦点が無限遠になるまでを被写界深度にする」というのがパンフォーカスですが、レンズの焦点距離と絞りの関係で変化します。その例が下記の表です。一応、F値が大きい方で撮影することがおおいので、F11とF16の場合です(これは計算式からの数値です)。この表の上に、「過焦点距離」というのがありますが、ここの距離にピントをあわせると、パンフォーカスになりますという数値です。


・ これでパンフォーカスができるとはいえ、注意するのはフレーミングです。フレーミングされたファインダー内画像の下の部分に、近焦点より手前が入っていれば、少々ボケるということになります。従って、近焦点よりも遠くの地点から、奥の方を撮らなければなりません。
ローアングルで撮影すると、近焦点より手前のボケたものも入ることがありますので、表現上で考慮する点だと思います。
F値を小さい数値にすると、過焦点距離と近焦点が遠くなります。また、F値を大きくすると、近くなるという関係です。


朝夕の薄暗い中での撮影では,当然にシャッタースピードが遅くなることから,三脚必須,レリーズ必須でしょう。それと,レンズに手振れ防止機構がある場合は,誤作動でブレることもあるということで,それをオフにするのも重要かと思います。
