
その後、「見た目=忠実な再現」を試みていました。そして、現像ソフトもApertureを経由してLIghtroomとなります。
忠実な再現で一番なのは冬の光景で、雪面の色が練習台でした。実際には白から青、影は灰色から青と、天候や時刻によっていく通りの色があります。特に逆光撮影も多かったこともあり、暗くなる部分を明るくする補正も練習しました。HDRと言う方法もやって見ましたが、これも程度問題で、画像が平面的になる傾向もあって、特に意識はしなくなりました。あとは空の青も難しいと感じていました。



“Mirrors and Windows”
1978年7月28日から10月2日までニューヨーク近代美術館で開催された、60年以降の写真表現の動向を扱った展覧会。企画を担当したジョン・シャーコフスキーは、100名の作家による200点余りの作品を選び、それぞれを「鏡派」と「窓派」に分類して提示した。「鏡派」は写真を自己表現の手段として用いる写真家のことで、「窓派」は写真を通して外界を探求する写真家のことをさす。しかし。シャーコフスキー自身が述べているように、この二つは不連続な関係にあるのではない。どのさ写真の中にも二つの側面が存在しているのであり、1枚の写真を鏡派か窓派かのどちらかにのみ分けることは不可能である。こうした曖昧さをはらんだ分類をシャーコフスキーがあえて提示した背景には、当時の写真評論にみられた、「ストレート・フォトグラフィ」と「マニピュレイテッド・フォトグラフィ」を二項対立させることによって写真表現を分類しようとする傾向への抵抗があった。