PHOTO MEMO by FES
写真についての個人的メモ
美瑛
写真についての個人的なメモです!
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9月
7
Autumn
過日、久々に家族でキャンプ。スエーデントーチ2本と、DIYででた廃材4袋を4時間ほどで燃やし尽くしました。やはり、夜は火がいいですね。日中の暑さもなくテント張りで、夜は火を囲みながら気持ちよく過ごしましたが、朝方は肌寒さを感じました。秋です。今年は富士山の冠雪も昨年よりも21日早いと聞きます。早く季節が進んでいるのでしょうか。
今年は、天人峡あたりで、秋の紅葉と雪景色が久々に撮れるでしょうか。
秋は、日中と夜間の気温差が大きくなるので、霧の発生が多くなりそうです。本日は濃霧注意報はなかったのですが、出発時は星空でしたがどんどんと霧、雲が多くなって雲に覆われ、日の出がみられないような天気での撮影となりました。
このススキの写真は8月末のものです。
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8月
30
Melancholy
コロナ禍で北海道も「まん防」から緊急事態宣言に移行しました。やや陽性者も減る傾向となっていますが、どうなることやらです。下グラフはNHK調べの「コロナ感染者数」からです。厚生労働省も相変わらず「感染者」と「新規陽性者」という2つの言葉を使っていますが、
厚生労働省も相変わらず「感染者」と「新規陽性者」という2つの言葉を使っています。下表がそれです。いわゆる累計となりますが、PCR検査での陽性率は7%程。陽性者のうちの重症の人の率は0.14%、
死亡者が15,939人で、PCR検査数から見ると1.1%で、入院治療等を要する人数から見ると6.9%となります。
いわゆる致死率というのは、病気にかかった人の中でその病気で死亡した率らしいですが、マスコミでは感染者=陽性者なので、致死率は1.1%となります。最近、デルタ株で増えているようなマスメディアの感じなので、過去はひょっとして1%未満だったかもしれません。
致死率の高い疾病を調べてみましたが、YouTubeでありましたので、興味のある方は見てみてください。ここでは、インフルエンザや新型コロナウイルスが2%以上ありますし、日本にはないものもあるので、世界的な統計からのものだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=kmnqGVEA97o
表題にあるメランコリーは憂鬱ですが、このコロナ禍で少しは希望らしきものもの感じるような写真ということで、他のSNSにアップしたものです。
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8月
20
画像の面積の大小で
なかなかシンプルな景色は見つからないようで、望遠系レンズで景色を引き寄せて撮影することが多いです。また、それは写したいものを切り取る、焦点化するということでもあります。
それだけ? の方法しかないのでしょうか? と、考えたときに、画面上での面積というものを考えてみました。写したいものを「大きく」ではなく、「広く」ということです。
写したいものを画面の3分の2以上、4分の3以上にすることです。上の場合は空が主役ですが、麦畑、ヒマワリ畑なども考えられます。脇役は面積を小さくということで、見せたいものを強調するということです。
上の写真は、2つとも「Early morning sky」とタイトルを付けましたが、なんともはや芸のないタイトルです。憧れのダイブ=Wish for Divingとでもすればよかったかな。
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8月
18
A moment of shyness
夕焼けに染まる冬の山々は見ることができますが、雪のない山が赤く染まるのは珍しいかもしれません。とは言っても、霧を追っていると見かけることがあるのです。今回は太陽の高度が低いためか、大雪山連峰から出てくる朝陽が十勝岳連峰の裾野までピンク色に染め上げました。
図にすると、下のような感じです。しかし、旭岳や忠別岳、トムラウシ山などは、特にピンク色ということではありませんでした。
山々はすでに晩夏ですので、木々が生えています。従って、染め上げるには難しいと考えますので、霧や霞の発生が、空気層の厚みを増した形になって、ピンクの光に変わったのだろうと想像しています。ですから、旭岳やトムラウシ山の方はそれほどピンク色を感じなかったのかと思います。
このように十勝岳連峰の裾野までピンク色に染まるのは余り見たことはありません。どちらかというと、夏の霧発生時の日の出前後は、大雪山連峰の左にある天塩岳の方に関心がうつりがちになります。こちらの方の朝焼け色が実に濃く幻想的になることが多いからです。
山紫に空は朝焼けというのが早く訪れるのです。これはまだ日の出前の撮影です。また、天塩岳が2つの連峰よりも小さいので、その手前のなだらかな山や丘の重なりがいい感じだと思っているからです。とは言え、霧発生の日の出前後の時間は、天塩岳から十勝岳連峰までの変化を見ながら撮影ということになります。
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8月
16
光を追って
期待した濃霧も曇り空の中では、光は弱く平板な感じの光景、いや景色となります。頼みの綱は、雲間からの光です。この日は濃霧注意報で、予報は晴れでしたが、空一面の雲に薄い霧の発生でした。しばらくは雲の変化を見ていたのですが、別の場所への移動中に赤い光芒も見られましたが、直ぐに消えてしまいました。次の場所でもしばらく待っていましたが、細かい雨も降ってくるような状況でした。
そして、遙か遠くの丘の辺りがうっすらと赤味を帯びて、雨が降っているのを見ました。
それがこれです。妙な形の明るさがありますが、モノクロ現像でようやく捉えたものです。ここだけが明るいといった感じの光景です。確かに雨が降っているのも確認できます。モノクロでは粒子の粗さも指定ができるので、少々荒目にしました。やや弱めの光の降臨といった感じです。
この後も変化なく、少し早いキツネ狙いに移動しました。そして、その途中で撮ったのが下の写真です。
緩やかな丘に雲間からの光が差した光景です。これもほんの3,40秒のことでした。最初に見つけたときは画面の右の刈られた麦畑だけが明るい状態で、停車し直ぐに撮影を開始した中の1枚です。
このような時は、例の新しい雲台(3代目)が実に役立ちます。車からカメラと三脚を持ち出してカメラを設置するまで10秒以内で撮影体制に入れます。望遠の三脚台もアルカスイス製のものにも変えたのが正解です。この光もやがて消えてから、キツネ狙いとなって、2匹のキツネに出会いました。
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8月
4
暑い晩夏
昨日は美瑛で車中泊して撮影。雨が降り霧が期待できたのですが、就寝時間が3時間以下の計算という自宅での状況だったので、急遽深夜に出発して、2時間ほど寝てから撮影になりました。霧自体の撮影収穫はあまりなく、時間帯もちがったのかキツネの撮影にも至りませんでした。
こんな感じです。
霧の予測は当たっていたのですが、あまり霧がでなく、西側の山間部での発生や流入でした。霧発生時には行かない例の場所で撮影したのがこれです。
日の出頃にはここまでは来ていないようで、逆光気味の中での光の変化を撮影するには不向きです。
昨日も猛暑日(美瑛は35℃にやや切れる気温)。一時期の朝夕の暑さはなくなりましたので、ゆっくりと秋の気配がしてきています。網戸付きの車窓を半開でしたので、暑苦しくなく休めましたが、7時前の睡魔に負けての仮眠には、暑さで起きた感じです。
昨日の成果と言えば、朝焼け雲とロール光景でしょうか。
複数のロールと単ロールに大雪山連峰を配したものです。どちらが印象的でしょうね。
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7月
31
霧の淡景 その4
霧の淡景の最後です(忘れてました)。太陽の高度も上がり、霧も白くなり薄くなったので、霧が流れてくる方へと移動してみました。丘の下へと下がり、霧が流れ込んでくるような場所です。
霧の中に入ると、密度の濃い層が地面と空中を漂っているのが見えます。次の写真には光芒も見えますが、霧の流れや状態がよくわかります。この後は、どんどんと霧散して薄くなって行きました。
霧シリーズでしたが、面白い光景がみられました。これだから霧に惹かれるのです。撮影の拠点は美瑛の丘や山々が見渡せる有名な場所です。まずはここから霧の発生状況を確認してから撮影を始めます。時には4、5人は集まるようですが、いつ見切りをつけてどこへ移動するかはそれぞれです。流れいく北へ、流れ込んでくる南へ、または、東へとなります。丘の間にまだ霧が残っていれば白虹も追えるかも知れません。
霧から次の撮影となると、太陽高度も上がって白い光となります。光の変化ということではもう終わりですので、いつものようにキツネに会いに行こうというのが、昨年11月あたりからの行動パターンとなっています。この日は、別々の場所で2頭の子ギツネに出会うことができました。
今日は最高気温の37.6℃で、江丹別では38.4℃と観測史上1位。体温よりも高い気温となりました。私は地下でDIYだったので、そんなことはつゆ知らずでしたが、2時に部屋に入るとうだるような暑さです。エアコンもいつもはエコ運転でしたが、「冷房」にしました。
この猛暑の原因はというと、太平洋高気圧の上にチベット高気圧が被さって、2つの暖房器があるような格好になったからだといいます。
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7月
30
no mist 霧のない朝
霧の発生がない。真夏日が2週間以上も続くと、霧も早々に霧散してしまうのでしょう。そんな時、「光と影」を追ってみました。
丘の良さは、日の出後でも北斜面や南斜面では光と影の演出が終わってはいません。北斜面だと、直射日光が全てを照らし切らずに明暗差のある写真が撮れます。また、南斜面では林などの影が長くて、これもまた明暗差のある写真となります。
まずは南斜面から。
左側にある林の影と遠景の林が横vの字を作っています。
これも写真の後ろ側にある丘上の林が影を作っていて、直射日光の当たった麦が印象的になった感じがします。
次は北斜面です。
太陽の高度によって北斜面の凹凸に明暗差が出ています。
逆光で東寄りの北斜面です。明暗差でできる麦畑がドラマチックです。
こうした「光と影」の時間は日の出後、最大で2〜3時間以内でしょうか。後は夕陽の時間帯となります。
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7月
28
Trees in the misty morning
ここのところ気温30℃越えが続いています。滅多に使わないエアコンが大活躍ですが、半地下の車庫に入ってDIYに凝っています。半地下なのでそもそも外気温よりもひくく、扇風機を回せば快適空間となります。車庫もDIYの棚が3面になって、大工用品やキャンプ用品等も整理がつき、車を出せばDIY作業室となります。
現在はカタカナの「エ」を逆にした1脚のサイドテーブル作成中です。作業台として試作したものから、妻が作りだして、4脚ほどになりました。そして、新作はダボ止めや木ねじをダボで隠して、見た目のよいものを作成中です。
さて、こんなに暑いと濃霧注意報もなく、霧もでないかと思われますが、この暑さで積乱雲も発達して雷・雨となって、わずかですが翌朝には霧が発生することもあります。それが次の写真です。
一面の霧というよりも筋状の霧です。方角的には東から西方向へ漂っていました。そして、山間部にはうっすらと靄がかかったようになっていました。
さて、タイトルの写真を3枚投稿します。1本の木だと何かストーリー性がありそうです。
一面の霧に丘が隠れ、1本の木が浮かび上がります。
日の出後のうっすらとしたきりの中の木が直射日光を受けています。こっちの方が清々しい感じ。
こちらは日の出前、朝焼けの霧を背景に林をシルエット風に。
オリンピック開催中です。否定的なコメンテーターがいたTV局も放映しているのが面白いです。悪いのは政府で、選手には関係ないという論法でしょうか。それにしても、この大会にかける思いが伝わるような選手の競技と勝負の行方です。東京の感染者(事実はPCR検査陽性者)が誰かの予想通りに2800人を越えてきました。「オリンピックの中止はあるのでしょうか」と総理に質問した記者がいたようですが、相変わらず野党的な質問です。多くの利権と国際政治がからんだオリンピックが日本だけの事情でやめられないことは世界的な常識でしょうか。「日本の常識は世界の非常識」というのがマスコミやある野党に当てはまることのように思います。
※ 7/26現在の世界の感染者数
最近の重要な話題としては、連合傘下の「全トヨタ労連(約35万人)」が「旧民主党系が集う立憲民主党からの離反(連合内の意見)」となったようだ。連合は一応は冷静さを装っているが、他の組合にも影響をおよぼすのではと内心警戒しているかもしれない。やはり共産党への接近や国会質疑の有り様などで、労働組合員に不信感が広がっていたという。全トヨタ労連は政党と言うよりも個人の活動・方向性を重視していくそうだ。時には与党連携もありうるとすれば、野党のこれまでの姿勢にも変化をもたらせることもありうるだろうか。
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7月
16
Light beam of mist
日の出時刻がやっと4時以後になってきました。今朝は2、3時間の睡眠後に起きて出発。撮影がひと段落すると睡魔が襲ってきて、子ギツネを待っている間に寝てしまいました。
今日は霧が2度ほど時間差でやってきた感じです。勿論、流れる場所は異なるので、もう霧がなくなるということでキツネを追いかけるのですが、また、逆戻りしたり、流れる方向へと移動したりと、霧を追ってみました。
今回は霧情景なのですが、「光芒」を取りあげました。
光芒はモノクロの方がよくわかります。逆光気味の撮影なので霧に反射する光をよく表現することができるように思うからです。これは霧も霧散していく前で、陽も高くなってきて気温が上がり、霧も上昇しかけています。
これは太陽を入れてみたカラーです。光芒という光線よりも、樹影という印象のものです。美幌峠の上川地方への道路で見かけそうな光景です。次は少し妙なものです。
上部の霧だけに色が付いているものです。どのような原理なのかはわかりませんが、何か神秘的な感じがします。
noteと同じ投稿写真で、この神秘さを感じるものとして、自分の中にあるアミニズム的な精神作用に触れました。アミニズムは生物や無生物にも神聖なものがあると言うことです。日本ではいわゆる「神道」と言う形で、アミニズムが神社に残っています。神社ですので、天照大神などがご神体ですが、神道以前の古来から崇められてきた木や岩、あるいは山をも祭っています。動物では、狼は神の使いでもあると同時に「大神」であることから狼信仰があったようで、これが名称の由来だそうです。アイヌの熊送り(熊祭り)というのがありましたが、アイヌの神であるカムイが熊の姿でこの地上に遊びに来たのを、再び天に返す儀式です。
遙かなる縄文
アイヌが縄文人かどうかは別として、日本列島には3万8千年前から人が住み、あの有名な縄文式土器を創った縄文人は1万6500年前から3000年前にいたといわれています。実用性の薄く、恐らく祭儀用かと思われる土器は、死者を送ったり祭ったり、自然災害を鎮めたりするために創られたのではないかとされます。今の野生動物がそうであるように、食料確保や生産だけに追われる生活から、食料の余剰と蓄積ができ、固い石を鏃にするような専門的な分業なども可能になったり、祭儀のような精神的な高まり=文化ができあがったきた時期でもあるかと思います。1万年以上もかけて同じような文化が続いてきたのは驚異的だそうです。しかも、縄文人は生産性の豊かさから多くの人口を築き上げた珍しい「種族?」だそうです。この時代に、先のアミニズムの形ができたのではないでしょうか。
次ぎに続く「弥生時代」は、中国や朝鮮半島軽油などで来た稲作文化をもった人々がきて、狩猟採集文化から稲作農耕文化へと変化したと学校で習いました。縄文人はどうなったのかは習わなかったようですが、現在の遺伝子解析によって、混血していって現在につながっているということです。なぜなら、遺伝子のY染色体の全世界的解析によって、日本人に特有の遺伝子が見つかったからです。それも、中国大陸人にもなく、アフリカから人類が進出してから早い時期に分かれていったD系統のものを持つというのです。これは6~7万年以上も前に分岐されたものが縄文人にあったからといわれています。中国大陸からはO系統のグループで、これも現代人がもっているものですが、D系統もあるということでは混血があり、弥生人によって淘汰、駆逐されたのではないということになります。
さて、食料確保という点では稲作や畑作の方が生産性は高いです。しかし、彼らのもってきた文化はどうなのでしょうか。大陸から来た人々の言語や祭儀的なもののレベルは上だったのでしょうか。日本語の起源や系統は今のところ不明で、世界的には孤立的な位置にあります。もし大陸系ならばウラル、アルタイ、シナ・チベットなどの系統がもちこまれるはずですが、そうではないようです。つまり、1万年以上もかけて作り上げられた縄文的な精神が引き継がれることになったと考えます。日常の言語や祭祀系は縄文系であったと思われます。この辺りは、飛鳥時代等での渡来人や帰化人が大勢きたようですが、また、天孫降臨やヤマト朝廷が外国系であるとも言われることがありますが、言語的には縄文系のものが引き継がれています。それが大和言葉ではないかと思います(多少の影響はあったでしょうが)。
日本人の誕生については、世界的にも東アジア的にも遺伝子解析、ゲノム解析が進んでいて、縄文人や弥生人も解析が進んでいるようです。20万年まえにアフリカで誕生したサピエンスが、10万年前にアフリカを出始め、D系統の遺伝子を持つものが7万年前にわかれて日本にたどり着いたらしいです。3万8千年前の人骨からはDNAの抽出が皆無なので、どういった遺伝子系統化は不明ですが、数少ない縄文人ではD系統があることから、1万8千年前の寒冷期に朝鮮半島とも陸続きであった時代に日本にきたのではないでしょうか。そうなると、約5万年もかけて、海沿いか、大陸の川沿いなどで日本にたどり着いたのだと考えると、「逞しきかな人類!」と言えるでしょう。
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