PHOTO MEMO by FES

写真についての個人的メモ

機材

写真についての個人的なメモです!

機材の話

 カメラ機材の話を。
 今、所持している機材は下のようなものです。
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 最初のデジカメと言えば、カシオのQV-10で、液晶パネルは世界初というもの。プリントアウト文書に写真画像を張り付けてコピーしたのですが、後々、その写真をなくすことがありそれを防ぐために購入。その後、フジのファインピクス4900だったか、カメラという形のズーム機能付きを使用。最初のデジタル一眼が70Dで10年以上も使っていることになります。

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 QV-10 民生用のデジタルカメラの発端と言われ、2012年9月には国立科学博物館が認定する「未来技術遺産」に認定されたと言うものです。25万画素で約7万円のものでした。
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 中にソニーのαがありますが、逆光に強いと誘われての購入です。バッテリーの持ちが悪いために、ソニー派にはならずにもっぱら広角系での使用です。
 5Dsは高画素ですが、高画素系ミラーレスがどんどんと発売する中で、レンズ資産を活かす「レフ」に拘る恐らく最後の(?)購入です。以前にも書きましたが、冬のレンズ交換がいやで、複数台のカメラが必要なこともあり、個人的には70Dの後継というか、5Ds望遠系、5DⅢ標準ズーム系、α7広角ズーム系というシステム予定です。今はキツネも見かけるので、APS-Cの力を借りて70-300mmを付けて使っています。
 レンズの中でタムロンの180mmマクロがありますが、当時は昆虫もとっていましたので購入しました。現在は全く使っていません。

 バッグについて。リュックは撮影ツアー等で機材を移動するのに便利。ショルダーは夏季中に車に入れっぱなしにと使い分けしています。ところが、いずれもレンズ付きカメラが2台、ボディだけだと追加1台しか入りませんので、α7はソフトケースでの保管・手持ちです。

 三脚は2台ありますが、ベルボン主です。もう一台は予備というか、iPhone、コンデジでのタイムラプス用です。雲台はベルボンのものを2種使いましたが、自由雲台の方が直ぐにフレーミング、固定できるので国産の梅本のを使っています。知らないうちにクイックシュー用も販売されていて、これが欲しいところですが、プレートの方は梅本独自のもので汎用性がないのが難です。やはりアルカスイス規格のプレートが使えるクイックシューがL型ブラケット等の利用でも便利かと思います。
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 フィルターは、偏光と可変ND。これもレンズ口径が違うと異なったものが必要なので、同じようなレンズ口径の方が使いやすいです。

「丘のまち美瑛」で

豊かな丘へ

 美瑛の風景は、近くにある大雪山国立公園の自然の光景とは異なり、農業が作り出す景観です。丘のなだらかな起伏に開墾された畑と、所々にある林や木が点在する田園風景です。今も、多くの観光客が訪れ、この田園風景を写真におさめるという、北海道でも有名な観光地の1つとなっています。また、在住するプロ写真家による撮影ツアーも行われてるのも特色でしょうか。
 美瑛の丘の光景が紹介されたのは、1986年の前田真三氏の最初の写真集『丘の四季』が最初かと思われます。氏が1971年に美瑛を初めて撮ってから15年間の集約です。代表作『麦秋鮮烈』の撮影が1977年ということなので、ここからは9年という月日が経っている訳です。そして、現在、氏が写真集で紹介してから、すでに30年という月日が流れていることになります。それまでは単なる畑風景であったものから、今では鑑賞される田園風景と大きな変化をもたらしました。
 前田氏の写真を初めとして、風景写真として語られる美瑛の丘は次のような構図をもっているように思います。
 重なり続く丘と、斜面に作られた畑。時には、農業機械によって作られた幾筋もの畝が模様となったり、いくつもの区画の作物ごとによって異なる色の組み合わせ…が、パッチワーク模様に見えたりします。そして、このような風景にアクセントを付けるように一本の木や林。これらが、最も典型的な美瑛風景の構図であり、時には、自然の雲、朝焼けや夕焼け、光芒、光芒に照らし出された畑の陰影、虹などが添えられます。また、北国ならではの冬の光景もありますし、昨シーズンは初めての青い池の冬のライトアップが行われ、新たな冬の光景づくりが今シーズンも継続されるようです。

・丘の起伏が見せる光景    丘の曲線、起伏の美しさ、重なる丘の不連続性の面白さ 
             丘という斜面であるがゆえの、大地への日向日陰の跡が見える
・樹木の存在       木が主役になる? しかし背景の空色なども
・農業としての耕作大地    作物毎のいわゆるパッチワーク模様
・農業生産活動      人・機械と斜面での作業、牛
・自然とのコラボ     冠雪の山々、虹、白虹、雲、霧、朝夕の光

 私はここに通ってまだ3年しか経っていません。まだ、道も地形も十分には頭には入っていません。朝夕(霧)の光景以外のほとんどは移動しての撮影です。土日の撮影が日課ですが、作物の成育や天気・空模様の関係もあり、その日その日で状況が変わっているのも楽しみです。迷えば、休憩も兼ねて小高い丘に移動して周囲を眺めて、再出発するような撮影です。
 カメラは3台、うち一台は太陽専用。レンズは17mm~300mmまで4台。CL・ND、ハーフNDフィルター、三脚という機材構成です。
 今のところもっぱらWeb用で、プリントアウトはまた別な技術?ということで思案中です。
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