PHOTO MEMO by FES

写真についての個人的メモ

樹氷

写真についての個人的なメモです!

寒の色彩

 日の出に染まった樹氷と日の出後の樹氷。 冬の地色は白なので、朱色も綺麗で、そこから白と青に移っていく光景も素敵なものです。色彩数は少ないですが、限られた色彩の中でいい光景を見つけて撮るのが冬の楽しみでもあり、「数少ない色彩」をテーマにした作品が出来上がっていくように思います。


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 上の写真の白い点は、地面に向かって舞う樹氷の破片です。下のものは、幾千、幾万の破片が舞うものです。この下にいくと樹氷のシャワーを浴びることができます。

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 さて、何をメモするかと言うと。

 「朱色の樹氷」は色彩=単色で切り取ったものです。わずかな朱色の濃淡と枝の繊細さのみの作品です。カメラ自体が2000万画素少々ですので、かなり大きなプリントでないと、その美しさは伝わらないかもしれません。そうなると今のカメラだと3000万画素から4、5千画素なので、繊細さも見劣りがするのだろうなと思います。黒い背景にわずかでもダイヤモンドダストでもあれば、少々、インパクトもあるでしょうか。

 他の2枚は、樹氷舞う冬の光景ですが、1つの記録的な写真の意味合いが強いのかもしれません。いずれも枝にピントを置いていますが、リスやキツネなどが入れば興味ある作品になったかもしれません。3枚目は、背景は斜面ですので、そこにキツネでもいれば、そこにピントを置くと、白点ももっと大きくなっていたところでしょうか。

 いずれにしても、クリシェの域を出ていないように思いますので、それを超えるものを想像しています。幾百、幾千(?)もの放浪・彷徨を続ける中で出会えるかもしれません。そんな千載一遇を見逃さないで撮影できる力を向上させて、準備しておくのも日々の撮影なのかもしれません。
 

極寒の樹氷

 暖気のあとの寒気はダイヤモンドダストの発生に都合がいいと出かけたのですが、太陽が出ないので移動しました。とはいえ、出発前の車のガラスや、走行中の川霧などはかなりよかったので、樹氷はかなり成長していました。下の写真はまるで雪の結晶が着いた様な状態ですが、夜間の降雪が無かったことを考えると、植物に近接した箇所で結晶化していったのではないかと思います。日の出時刻が過ぎると、薄いサンピラーが出ましたし、9時過ぎまで日陰ではあちらこちらにダイヤモンドダストがみられました。こちらは、フルサイズ換算450mmの望遠、手持ちで撮影。シャッター速度が1/2000だと余り手ブレしませんね。

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 樹氷も非常に綺麗で、雪原の白、樹氷の白、背景に雲あれば、白一色の世界でした。
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 白の世界。そんな感じを出したのが上の写真。青空に樹氷ではなくて、薄雲に樹氷です。雲隠れの太陽の場合、オレンジがかったりしてマダラな雲だったので、全体をモノクロ処理してあります。

ー24℃の空

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 寒空と樹氷

 前回の厳寒時の写真です。ここは北海道のほぼ中央にあって,ヘソ踊りでも有名な富良野市です。
 先にも書きましたが,市街を空知川が流れていて湿度が高いためか,美瑛では見られない霧氷も見ることができるようです。特に,芦別市にむかうところでは,人家も少なく綺麗に見えます。

 雲一つない凛として澄んだ空に,霧氷の白さが似合うようです。

 こんな寒空に,ドローンを飛ばしている人に出会いましたが,そのうち見かけなくなりました。車はあったのですが,車中にも周囲にも人影なしで,雪原に分け入った跡が続いていました。 ひょっとして,厳寒のためにバッテリー切れで墜落し,回収にいったのかもしれません。バッテリー残量が少なくなれば,自動的に戻る機能もあったとは思いますが,不測の事態だったと想像しています。余裕があれば飛ばしてみたいものです。

 個人的な近況。Lightroomの動きがかなり鈍くなり,現像にも四苦八苦しています。メモリー・キャッシュの設定も変えてみましたがダメです。一応Lightroomのカタログの容量をみると4GBで,写真枚数では3800枚程度。数万枚でもいいというように聞きますがダメなようです。そこで,新カタログにしましたが,少し改善されたのみです。いろいろと調べてみると,やはりPCのメモリ8GBでは不足しているようです。そこで急遽,8GB✖️2をネットで購入しました。

 また,今検討中なのは,外付けHDです。すでに,単体の2TBが2つ。その一つが,PCバックアップ用で,もう一つはWindows兼用です。一応内蔵HDの方が早いので溜まってから保存していましたが,初めから全て外部HDにしようかと思っています。それと,ミラーリング・コピーを自動的にやってくれるRAID1もどうかと思っています。HDケースで購入して,内蔵HDは品質のいいもの,速いものを入れればなんとかなるかもしれないと思っています。ウエスタン・デジタル社のREDだと常時電源ONのNAP対応なので安定性,信頼性はかなり高く,消費電力も低いとのことです。ただし,回転数がインテル・パワー(非公開? 可変という話も)とあってなんだかわかりません。それよりも7200rpmの方が早いという記事もありますので,回転数7200のHDでもいいかとも迷っています。他社でもいいのが,と聞くと「安価」な方がいいかとも・・。
  

ダスト狙いから,霧氷へ

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 雪上のダイヤモンドダスト

 土曜・日曜,そして本日火曜日と,早朝撮影の狙いはダイヤモンドダスト。寒い日が続き,特に今日は,晴天の夜空での放射冷却現象があって,今期最低気温のマイナス23℃。美瑛ではそれよりも,2,3℃低めとなり,ほのかにダイヤモンドダストを期待しました。いつもの場所は,日曜日で車が30台ほど,今日も同じくらいで,まさしく人気スポットとなってしまったようです。

 自宅を出るときには薄暗い中でしたが,LEDの街頭下ではダストが見えました。しかし,美瑛に入っても,樹木の霧氷が土日よりも少なかったのですが,もしや?ということもありますのでいった次第です。結果は小発生で,3度目のハズレでした。連日の低温で,空気中の湿度がなくなっているということになります。

 その後,上富良野・中富良野・富良野まで走ることになります。背景は写真のようにイマイチですが,ダイヤモンドダストが発生しています。車の気温計では,マイナス26℃と美瑛よりも寒いところがありますので,先に書いた条件の場所に行けば撮影できる可能性があります。また,特に,富良野は街中を一級河川が走りますので,空気中の湿気はいつも十分で,街中でも綺麗な霧氷・樹氷が見られるところです。 

 さて,マイナス20℃以下となると,顔がピリピリしてきますし,耳も冷えて痛くなってきます。ナイロン系の衣服だと,硬くなって動くたびに音がしてくるといった感じとなります。これに風がでてくると,体感温度は更に低くなります。防寒は必須です。今日撮影待機中に見かけた中で,いいなと思ったのは,大きめの手袋を首から下げて,その中に手袋をはめた手を入れて寒さを防いでいました。この中に使い捨てカイロを入れておくと,外での待機用にはいいかもしれません。 

極寒の色

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 極寒の落葉松 

 「霧氷」と個人的には使いますが、樹氷でもいいのかもしれません。この日は、車の温度計ではマイナス19℃でした。今日も、マイナス9℃で少し霧氷がありましたので、この付近から霧氷が発生するものと思います。もちろん、空気中の水蒸気の量にもよるかと思います。

 現像では、落葉松の黄葉色も混じったもの、影の部分の青味、はたまた、印象としての白さとあり、そのバランスが難しいところでした。元データは、撮影時のホワイトバランスも5400Kと少し高めでしたので、朝焼けの色が残っているものでした。これはこれで綺麗なのですが、寒いという感じを出すために、朝焼け色を少なくした現像にしてみました。冬景色の現像の難しさは、このあたりの白と微妙な色彩の調整でしょうか。
 
 ホワイトバランスのカメラ設定は、例の太陽マーク、曇りマークなどがありますが、ほとんどは太陽マーク使用です。K値では5200となっています。しかし、「K」設定で数値を変え、色合いなども確かめていくと、晴天(雲があっても)でも、その5200ケルビン値から、プラスマイナス200〜300の幅があるようです。まあ、これは現像時に調整できるのですから無駄といえばそれまでですが、jpeg画像での色の信頼性を高めるということで、試行しているところです。

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