PHOTO MEMO by FES

写真についての個人的メモ

極寒

写真についての個人的なメモです!

冬の霧

 冬の星空を見ると、放射冷却による極寒を期待する。明日もそんな日で、しかも早朝から晴れの予報である。まだ、キラキラと舞うダイヤモンドダストを追ってしまうが明日は仕事が入って行けないのが残念。

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 上写真以上の輝きが期待できそう。
 
 さて、冬の霧ですが、夜中が星空でも夜明け前あたりから雲が出てくると、空気が冷え切らないために霧が発生するようです。先日もマイナス10℃ほどで薄らと漂っていました。

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 かなり低空の霧です。もう少し早いと遠くの木々もぼんやりとしていて絵にはならず、少し待ちました。場所によっては、地面から離れた空間を漂うというような霧もあります。美瑛はプロの高橋真澄氏がおっしゃるように虹の多い地域ですが、霧も多いのではないかと思っています。自然光景というと微動だにしない山、丘、木々ですが、景色の中に「動き」があると非常に面白いと思っています。
「日の出日没の光」「空の雲」「雲間からの光」も面白いですが、この霧もまた面白いと思っています。

極寒の色

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 極寒の落葉松 

 「霧氷」と個人的には使いますが、樹氷でもいいのかもしれません。この日は、車の温度計ではマイナス19℃でした。今日も、マイナス9℃で少し霧氷がありましたので、この付近から霧氷が発生するものと思います。もちろん、空気中の水蒸気の量にもよるかと思います。

 現像では、落葉松の黄葉色も混じったもの、影の部分の青味、はたまた、印象としての白さとあり、そのバランスが難しいところでした。元データは、撮影時のホワイトバランスも5400Kと少し高めでしたので、朝焼けの色が残っているものでした。これはこれで綺麗なのですが、寒いという感じを出すために、朝焼け色を少なくした現像にしてみました。冬景色の現像の難しさは、このあたりの白と微妙な色彩の調整でしょうか。
 
 ホワイトバランスのカメラ設定は、例の太陽マーク、曇りマークなどがありますが、ほとんどは太陽マーク使用です。K値では5200となっています。しかし、「K」設定で数値を変え、色合いなども確かめていくと、晴天(雲があっても)でも、その5200ケルビン値から、プラスマイナス200〜300の幅があるようです。まあ、これは現像時に調整できるのですから無駄といえばそれまでですが、jpeg画像での色の信頼性を高めるということで、試行しているところです。

12月のDiamond dust

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 ダイヤモンド・ダスト

 北海道の中央部にある上川地方も,昨日と今日は,マイナス16〜22℃という低温になりました。
いずれも前夜から星空で,寒気団も入り,いわゆる放射冷却現象で早朝は冷え込むということになります。
 恒例の撮影地への到着時はまだ薄暗い中。すでに7台ほどの車で,撮影時刻頃には15台を超えるほどになっていました。TVで紹介される度に増えているような感じです。私の方は,早朝からのプロ写真家のプライベート撮影ツアーで知ることができました。過去には土日でも5,6台しかいなかったことを思うと,これからどんどんと増えてくるかもしれません。従って,違う場所も探しているところです。

  さて,今回は残念ながら,空気中の水蒸気量が少なく,極めて小規模といったところです。
 ビデオなどで見るダイヤモンド・ダストはそれこそ数年に1度という大量発生時のもので,上の写真どころではありません。サンピラーができ,ダストも大きく,特に輝いて見えるところは渦を巻いているような感じです。おそらく10cmの眼前でもキラキラと舞っていることが確認できるような状況で,レンズのピント位置までの100m以上の距離の間の空気層には,数万〜数十万というダストがあるのではないかと想像しています。こうなると背後に明るいものがあっても,その光の反射できれいに撮れるのではないかと考えています。

 もう1枚。雪面を背景にしたダイヤモンド・ダストです。ダストの発生が少ない時は,このような背景,あるいは,霧氷のついた小枝などを入れたりとしてみています。ダストの光り方,レンズ視野での入り方などから,普段の風景よりもかなりの枚数の撮影となります(後で確認するにも大変)。

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 いつかは,大量の発生での撮影を夢見ています。きっとその時は,虹色のダイヤモンドダストをもカメラにおさめたいと思っています。

(追加12/18)美瑛のプロ作家のブログ等をみたら,見事なダイヤモンドダスト写真!? う〜む! 
3名ほど見かけたのですが,立ち去るプロもいたり,40mほど違った位置だったりと,場所,ポイントなのですね。

 
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