


もともと、「写真」というのはフォトグラフの日本語訳で、元の意味は「光を描く」ということらしいです。光を感光させて、それを定着させるという発想からの造語だったらしいです。今でも、技術書やカメラ雑誌には、「光を意識して撮影する」ということも言われています。まあ、光がなかったら物は見えないわけですが、写真を撮る際は、その光を意識することが大切だという訳です。
風景が基本なので、その光とは太陽光のことです。それがどの方向や高さから差しているのかに注意して撮影するということになります。

その次は、「逆光」です。太陽を入れるか入れないかで若干の違いはありますが、太陽の光がカメラ内に入るということで、色彩が薄くなりますし、太陽の向きによって、レンズ内にある数々のレンズ表面での反射でフレアーやゴーストといったものも出やすくなります。しかし、最近はコーティングも良くなり、少ないものもあります。朝陽や夕陽をうまく取り入れれば印象的な写真ができます。

概してコントラストがなくて、平面的になりがちでが、写真にならないかというとそうでもありません。もわっとした感じですが、若干コントラストや彩度を調整すれば、水墨画的なものになります。これはこれで、いい味ではないかと思います。


また、雲の様子から日中でもスポットライト現象を狙えるとなれば、さらに楽しみが増えてきます。ようは、雲次第というところです。
