PHOTO MEMO by FES

写真についての個人的メモ

撮影スポット

写真についての個人的なメモです!

美瑛スポット マップコード付き

 観光案内もマップコードがあると便利です。カーナビに数値を入力すれば、案内をしてくれるので、迷わずに安全に到着できます。私も当初は入力、登録して使いました。過去に案内図を作りましたので、それを紹介します。

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 起点は道の駅(丘のくら)がいいでしょう。年中トイレが使えます。新栄の丘や北西の丘などにもありますが、夏季間のみ。拓真館の屋外トイレは不明。

 マップコードについて

 デンソーが開発した位置情報システムで、無料で使えます。これは日本をメッシュで覆って、全国を1100以上もの「ゾーン」に分け、さらにそれを900個の「ブロック」、ブロックをさらに「ユニット」に分け、それをさらに3m四方に分た「sコア」という組み合わせでできています。つまり、精度はユニットまででも、20〜30m、sコアだと3m以内ということです。

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自分で調べられるマップコード

 自分でマップコードを調べる場合は、Web上の地図「マピオン」を使います。地図上の十字のマークを行きたい地点に合わせて、右上の「便利ツール」→「地図URL」をクリックすれば、マップコードが表示されます。見知らぬ場所にいく際には必ずこれで事前調査しています。
 カーナビでも自分だけの撮影スポットを見つけた場合は、地点登録という方法で保存しておけば、未明の闇を走っても安心です。

撮影スポット=クリシェ

 今日は昨晩から星空でマイナス20℃以下の予報で、美瑛の菊地プロの4k特番の追加撮影だったようですが、ダイヤモンドダストは出なかったとのことです。ダイヤモンドダストで有名なスポットには50台以上の車があって過密状態だったとのことです。氏は過密を避け別な場所で撮影セッティングとのことでした。有名スポットではダイヤモンドダストはある程度は発生していたのかも知れません。

 この有名スポットも5、6年前まではそんなに多くはなかったのですが、冬の美瑛がテレビ等で紹介される毎に増えてきたようです。車50台以上だと、5、60人は集まるのでしょうが、場所取りのようなことがあって大変ですし、片側に路上駐車ですから三脚を持っての移動も大変です。ややもすると、通勤者からの苦情も110番ということになりそうです。したがって、移動は差し控えるということになります。
 固定された箇所からの撮影だとしたら、背景の選択はなくなってしまいます。ダストそのものを2、300mm以上の望遠で切り取るしかないような状況となります。過日にあげた樹氷とのコラボ撮影もしにくくなってしまいます。サンピラーでも発生すれば価値はありそうですが、非常に不自由な撮影ですね。私の場合は幸運にも平日でも撮影できますので、平日狙いとなります。また、それほど期待ができない、規模が小さいとなれば、移動します。晴天であれば、もっと寒い山間部や富良野の空知川で厳寒光景を撮った方がいいと思っています。曇りであれば、太陽光が漏れる地点や川霧でも出ないかと、あちらこちらと走り回ります。

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 この写真や過日の霧の写真もこんな判断から、有名スポットから離れての撮影となります。こんなのも撮りました。

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 雪原での撮影です。すでに枯れた植物ですが、枯れた褐色姿に健気さを感じて撮影してみました。

クリシェ

 定番の撮影スポットでの撮影もそれなりには意味があります。撮影技術やカメラ設定に慣れるということです。また、自分でも感じているのですが、撮影スポットと呼ばれる写真作品の影響を受けていて、「このような写真を撮ってみたい」という思いがどこかにあるのでしょうね。先人、先輩の後を追っているのです。

 しかも、現代はSNS等、インターネットや映像機器の発達で、誰もが写真を撮りWebに公開できますから、撮影スポットの写真も数え切れないくらいあります。従って、見慣れた光景、見飽きた光景=「クリシェ」となります。目新しさがない光景となるわけですから、個人的な撮影と作品としての意味はあっても、余程の自然条件や表現方法(現像方法、手法)がないと新たな写真としての意味はないことになります。あるプロはそれを「上書き」といっています。

 これを考えると、クリシェはあくまでも習作としての一段階といえそうですが、時間と空間を経れば新たなものとして再認識されるということもあり得ます。その1例が、美瑛の青い池です。

 青い池と言えば、初雪降る青い池が有名ですが、青い池の発見者は高橋真澄氏と言われています。氏は西暦2000年前から撮影していて、写真愛好家達に広まったとされています。それが10数年の時を経て、ケント白石氏の作品がアップル社の壁紙になって世界的に知れ渡ることになります。国内ではクリシェでも、海外的には新たなものとして受け入れられたということになります。最初に書いた「それなりの意味」というのは、習作とともにまれに再発見されることを含むということです。

 美瑛のプロ写真家の方々は、こうした意味で新たな作品作り、被写体を探し発表て、自分の写真家としての独自の存在価値を見出しているように思います。
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