産ぶ声のように2

 産ぶ声のように   夕陽の半逆光で撮影した大豆 美瑛はマイルドセブンの丘の奥

 この日は雲の多い朝で、山の方には光芒も少し見えましたが、朝焼けが広がらない状況でした。しかし、その後雲間も見え始め、スポットライトを期待して東へ移動。しばし、三愛の丘で様子を見ながら7時まで撮影しました。過日の時よりも、コントラストの強い写真を撮ることができました。

 上の写真は本日夕方のものです。今日は雲と青空をばらまいたような(変な表現)空で、予報では雨もありそうでしたので、ひょっとして虹もと期待して、日没2時間前にも出かけました。雨はなかったのですが、十勝岳連峰山頂にかかる雲の下に虹色を発見したので、美瑛よりも近い就実の丘方面へと行きました。あいにく移動中に色も薄くなってカメラではどうしても捕まえられませんでした。すると、北西には幾条もの光芒が出ているということで、西のパッチワークの丘方面へ移動。光芒自体はいい前景がなくて撮れませんでしたが,いい光が作物を照らしていました。その時に撮影したものです。三脚を開いてカメラを地面に近づけての撮影です。このような時は、バリアブル液晶モニターが大変便利です。
 
 他の作物とは少し遅れて顔を見せた大豆です。いわゆる双葉から本葉が成長して開こうとしているところです。葉には産毛のようなものがあって、それが光を受けて明るい輪郭となっています。このような光がいっぱいの時は、なかなかピントが合わせにくく、案の定、葉脈が少々ボケとなってしまいました。
声が聞こえるわけはないのですが、その光、眩しさが本葉の誕生のように思えました。広角的な風景もいいですが、時にはマクロという視点もいいものです。マクロレンズも持参しているのですが、いい芽を探すとなると、畑には侵入できませんので、望遠レンズということになります。