PHOTO MEMO by FES

写真についての個人的メモ

北海道

写真についての個人的なメモです!

5月の緑

五月の囁き4 copy

 美瑛5月 朝焼けから少し白い光へと変わり,牧草や秋まき小麦畑を照らす。
 一瞬,外国へ来たのではと錯覚する時である。憧れの地の写真の1つを真似て,絵画風にしてみた。

 憧れの地は,イタリアのオルチャ渓谷,そして,アメリカワシントン州のパルースです。美瑛よりも広大な地に大きな丘が連なる地方です。広大な緑の明暗,曲線。はたまた,光芒や朝夕のオレンジ色に染まる大地は圧巻としか言いようのない光景です。とはいえ写真だけですが,そこに身を置いて,カメラを構えることを想像するだけでもゾクッとしてしまいます。実際旅行となると,ツアーもなく全くの個人旅行となるようです。まあ,写真だけで我慢んというところです。

 朝のこうした斜光は久しぶりです。最初は朝霧確認でパッチワークの丘方面にいきましたが,薄い靄ということで,パノラマロード方面へと,美馬牛で変更して,まずは新栄の丘へ向かいました。月曜というのにカメラマンが2人もいました。日の出を待っているようです。まだ,大雪山の右端ぐらいからの日の出ということを確認してから,赤い屋根の家へ。ここは畑が粗起こし状態ということでUターンし,拓真館方面へと移動。途中で千代田の丘の見晴らし台が見える場所や赤い屋根の小屋を展望できる丘等で撮影しました。この場所で撮影する際にも本州からの先客カメラマンお二人がいました。

 さて,逆光も撮影しましたが,光が強くて彩度が落ちます。こうした斜光だと大丈夫です。しかし,いざ液晶ビューでみると,色が薄くなっていました。この日は,日中は17,8℃はあったのですが,早朝はマイナス気温で,霜が降りていました。この画像にはない下の部分なども霜が降りていて,光が拡散してしまうために,色が薄くなるようです。また,逆光気味の麦畑を撮ったのですが,空気が若干緑色がかっていました。また,春は乾燥が激しいために空気が揺らぐせいで色がはっきりしないということもあ考えられます。こうした場合は,やや色彩をあげるか,コントラストをあげる。また,明瞭度もあげると回復するようです。さらに,色彩では,特定の色の彩度をあげるスライダーもLightroomにはありますので,そちらをあげたほうがいいかもしれません。
 

極寒地 陸別へ 2

 1m以上もの降雪や最大風速40m以上もの台風並みの低気圧がさった北海道ですが、まだ、風雪等の余波が残っているようです。除雪車や手での除雪では追いつかない積雪。除雪中にも積もってくるという中で多くの方々が難儀をされたようです。数年前、暴風雪で車が立ち往生になり、救助も呼べずに亡くなった方々もおられ、TVでは、外出を控えるように、やむなくの外出の際は、防寒着や長靴、スコップ、牽引ロープ等の準備をと、何度も放映されました。今季も亡くなる方がないようにと祈ります。今回も「陸別」の写真をアップします。やはり朝なので太陽も入れた写真となります。

Rikubetsu17s

 日の出は7時頃と急いだのですが、ここ内陸山間部では、7時40分頃でした。
 霧氷と日の出、そして、雪原の陰影‥と、今年初めての日の出光景を撮影することができました。

Rikubetsu15s

 初めての土地は、やはり撮影場所の選定が難しいものです。いつもは、グーグルのストリートビューで事前調査?するのですが、山間部の町では幹線道路ぐらいしか見られません。今回はとにかく町の東部の丘陵地帯を走りました。陸別の西部にある畑?の平坦地らしきところを避けました。また、水蒸気が発生しやすい川にも目星をつけたのですが、小さな川で、凍結・積雪となっていて、ダイヤモンドダストは期待しませんでした。
 これらの写真は、帰路についてから見つけた場所です。喜び勇んだのか、道幅も狭く、三脚は設置せずに手持ち撮影でした。いつもは、パンフォーカスでかなり絞る設定ですが、この時はF8、シャッター速度は1/3000を上回り、露出補正を変えての撮影に専念しました。手持ちでは、撮影位置を変えやすいので、ダイヤモンドダストも含め300枚以上の撮影となりました。使用カメラはいつもの3台。広角系、標準系、望遠系と、ひっかえとっかえです。日の出時、しかも、厳寒期ではレンズ交換もいたましい瞬間ですから‥。朝陽を撮ると、やはり満足感があります。この日、帰宅までの走行距離は400km近くなりました。お気に入りの写真が撮れると、疲れも少ないものです。

 今週末もと思いましたが、あいにくの雪と零下10℃ほどですので、期待薄です。週末は、降雪の美瑛ということになります。
 

 
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