夏季間にはキタキツネに出会うことはほとんどない。しかし、冬の早朝となると車道にも足跡を見ることができる。丘にも続いているのをよく見かける。そして、ある場所に毎回出没することがわかるようになると、マジックアワーが過ぎたり、全くの曇天等で撮るものもなかったりすると休憩も兼ねて立ち寄ってみることもある。

 なかなか近づけないことが多いが、この日は余程空腹だったのか、車から降りて移動しても逃げることはなかった。遠くからは見たことのある捕獲の様子が撮れた。
 とは言え、風景撮影と動物撮影はカメラ設定も異なる。手持ちが基本となるので、ISO感度やシャッターモード、オートフォーカスモードなどを設定し直すことが必要なのだが、つい忘れてしまう。風景設定で動物撮影となるとやはり思ったようには撮れないものである。とは言え、まあまあかな?

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 見事なジャンプで、口先から雪中に入っていくのである。キツネも犬の一種なので嗅覚は強いとは思うが、このジャンプ前は左右に首を振って聞き耳を立てるような動作があった。最後は聴覚なのだろう。
 まあまあとは言え、やはりピントが甘い。手ブレである。焦点距離300mmほどで、シャッターが1/250だとぶれてしまう。絞りを2段以上開けると、草やガードレールがもっとボケて、キツネも精細になってよかったかと思う。
 まだ、他の設定もあるようだ。風景の絞り優先からシャッター速度優先もそう。ISO感度もあげれば手ブレは防げるだろうし、フォーカスエリアも広めだったらよかっただろう。カメラ1台を動物専用にできれば楽なのだが。