PHOTO MEMO by FES

写真についての個人的メモ

初冬

写真についての個人的なメモです!

初冬の光

 今日は久しぶりの降雪で雪かきをしました。日本海等は暴風雪だそうです。
 体調が良くなくて撮影もご無沙汰でしたが、過日の天気のいい日9時過ぎに行ってみました。丘には所々積雪はあるものの春のような光景でした。


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 十勝岳連峰の主峰の十勝岳です。噴火口があるのでわかりやすいです。標高2077mなので、すでに冬景色の山肌ですが、積雪もあまりなくて日光に照らされて表面が氷結しているようで、3月並の山肌の反射が見られるようです。
 噴火口からの噴煙があり、警戒レベル1の活火山です。大正、昭和に3度の噴火があり、30〜40年間隔で噴火しています。最終噴火が1988年ですから、そろそろ噴火?と心配もしています。

 もう1枚。

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 美瑛の丘も日陰の一部には積雪もあるのですが、長い秋の様子となっています。白樺はすっかり裸になっていても、カラマツ林はまだその色を誇っているようです。


初冬の青い池

雪舞の池

 青い池 風もあって波立つ水面を利用して

雪舞の池2

 青い池 降雪を入れて

 初雪光景をのがしましたが,本日撮れました。旭川市街は降雪でしたが,青い池到着するかなり手前からは雪が降っていませんでした。また,観光バスも2台駐車していたので,観光客が多いこともあって,しばし待ってからの撮影にしました。水面の葉も少なくと思って撮影していたのですが,突風があって落ち葉が一気に水面へ落ちてしまいました。従って,風で流れるのを待ったりと,同じ場所で2時間近くを過ごすこととなりました。

 1枚目の写真は,波立つのを待っての撮影です。曇天の空も入れて,青い水面を囲むような構図にしてみました。また,うまいことに落ち葉が見えにくくなっていますし,青い水面の部分には雪も入れることができました。この少し前までは,NDフィルターも使って長時間露光で,水面に映る雪ののった枝をいれての撮影をしていましたが,波立つところがうまく入らずに,NDを外しての撮影です。白い空や雲をいれない方が,青い池らしいのですが,こんな条件の場合はこれも苦肉の策でしょうか。

 2枚目。台風による被害があって,木や枝にかなり変化があり,枝ぶりも1つの記録かと思っています。雪がのることで枝ぶりが引き立ちますので,背景にまだ色があるうちが適時かと。この青い池での降雪時の課題の一つは,降る雪をどう入れるかです。点の雪か,少し流れる雪か,です。今回は ,いつものように点です。
 今回,NDフィルターも使ってみましたが,久しぶりの使用と,新レンズということで,付けるとレンズフードが付けられないこと,レンズフードも深いので調整がしにくいことがわかりました。フィルターを外気にさらして冷やしてから,レンズフードなしで使うしかないようです。雪を流すとすれば,どの程度にしたらいいものかは(バリアブルNDですので),事前に練習が必要です。また,NDを使わなくても,どの位のシャッタースピードから,流れてくるのかも,シャッタースピード優先で確認しておくのも必要でしょうか。

 <余話 除排雪の話>
 本日,降雪がひどく,帰宅後は車庫の奥から雪はね用の道具をだして,初めての除雪をしました。
旭川市では10月では33年ぶりの12cmの積雪とのことです。明日以降は最低気温でもプラスですので,また,溶けることとは思いますが,また,除雪の時期がくると思うと少々億劫になります。新車の軽4WDも屋外駐車ですから,その雪よけと,通過路面の除雪をしての朝撮影となります。歩道側に山積みして急いでも15分はかかるでしょうか。朝出となると,寝る前の除雪をしておいて,朝の除雪を少しでも早くできるようにということも考えておかなくてはなりません。
 除排雪については,結構大変です。1日で朝,夕食前,就寝前(もしくは風呂前)の3回は必要です。大雪の場合は,1回の除排雪で2,3時間以上もかかります。居住しているところでは,農業用水路用の小さな川に投雪してもいいのですが,近隣の除排雪と重なり,それを待つか,終わってからの投雪ですので,かなりの時間がかかるということで,自宅では融雪槽というものを設置しています。直径1.2m深さ2m程です。そこに投げ込んで,地下水で溶かすことになります。とはいえ,雪は水に浮かび,水も増えて
きますので,2mの深さまでは雪は入らないことになります。最近は近所でも増えています。地下水式や,温水式(ボイラーで暖かいお湯を入れる),あるいは,小型のジェットヒーターのようなものを地下に埋め込んで,その上に投雪する方式のものがあります。どれも50万円以上。私のところは,温水式から地下水式に変更してのエコにしました。温水式,ジェットヒーター式ともに灯油代がかかるようです。 

 

雪の青い池 現像

 ライトアップ以外での、日中などの冬の青い池の撮影も意外と難しいものです。
 曇りか晴れかの気象もありますが、広角系や望遠系レンズでも雪面をどれくらいいれるのかで、いわゆる白飛び防止のために露出補正を変えなくてはなりません。カメラは白い部分が多いと暗くして撮影してしまいます。従って、プラスの露出補正をしますが、雪面がまったく白飛びしたりするのは好ましくないことです。そして、さらに立ち枯れがあれば、それが意外と暗くなることもありますのでプラス補正となり、その兼ね合いがむずかしいものです。

 さて、現像についてですが、雪の質感がある程度分かることと、立ち枯れが暗くならないようなことに努めています。それと、いわゆる「雪の白さの表現」をどうするかです。カメラをオートにしてとると白い雪はわずかにブルーがかることになります。影も濃いブルーになります。ここをどうするかということになります。

前回の写真では、水面への積雪部分がメインなので、その雪でWB(ホワイトバランス)を補正します。しかし、奥にある小枝にのった雪はまだ青いままとなりました。これは陽差しの当たり方で、立ち枯れ群もあってやや暗いということでの青さがでることと、青いシャーベット部分からの色移りもあるかなと思われます。ここにWBを合わせると、水面の積雪部分の雪がやや赤味を帯びますので、やはり、WBのスライダーをわずかに動かして妥協していくことになります。はたまた、現像ソフトLightroomでは、各種ブラシでの補正という方法もあります。

 「雪のある青い池」は、結構気を使う被写体です。青いシャーベットは青でいいのですが、雪も青いとなると、強いて彩度を上げた表現とみなされることもなきにしもあらずです。白さと青さが大変難しく、さまざまな気象条件のもとではないと、すんなりとは撮らせてはくれないものと思っています。私が通い続けるのも、撮影や現像テクニックもあるかもしれませんが、そうした好条件に巡り会うためでもあります。
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