PHOTO MEMO by FES

写真についての個人的メモ

光と影

写真についての個人的なメモです!

no mist  霧のない朝

 霧の発生がない。真夏日が2週間以上も続くと、霧も早々に霧散してしまうのでしょう。そんな時、「光と影」を追ってみました。

  丘の良さは、日の出後でも北斜面や南斜面では光と影の演出が終わってはいません。北斜面だと、直射日光が全てを照らし切らずに明暗差のある写真が撮れます。また、南斜面では林などの影が長くて、これもまた明暗差のある写真となります。

 まずは南斜面から。

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 左側にある林の影と遠景の林が横vの字を作っています。

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 これも写真の後ろ側にある丘上の林が影を作っていて、直射日光の当たった麦が印象的になった感じがします。


 次は北斜面です。
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  太陽の高度によって北斜面の凹凸に明暗差が出ています。

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 逆光で東寄りの北斜面です。明暗差でできる麦畑がドラマチックです。

 こうした「光と影」の時間は日の出後、最大で2〜3時間以内でしょうか。後は夕陽の時間帯となります。





光描 フォトグラフ

豆の光描

 豆の光描

  移動中に目に飛び込んだ光と影に,思わずブレーキ。そして,バック。全体の構成もおもしろく,よく見ると豆の輪郭が光で描かれていました。これぞ「私のフォトジェニック」とカメラをもちだしました。斜光の面白さやクロスする構図,豆色のグラデーションと,地味で偶然なのですが,「会心の1枚かな」と思います。美瑛に通って4年に入りましたが,未知の領域の1つを見たような感じです。

 こうした瞬時の判断も,自分なりにいろいろと考えているからかと思っています。結論はでなくても考えること・思考が,意識を強くし(変えるまでになるかは不明),被写体へのアンテナ感度がよくなってくるのではないかと思っています。
 「何を写すかよりも,どう写すのか。そして,どう表現するのか」。そのために,どうすればよいのか。ファインダーを覗く自分自身を少しでもよくするしかないように思います。「人事を尽くして天命を待つ」の古い諺がありますが,自然・田園写真はまさにこれに尽きるのではないかということに,一歩近づいたよう思います。

 アスペクト比を変えてありますが,上部の方はやや雑然としていますのでトリミング,カットの結果ということになります。「写真は引き算」ということの1つかとも思います。最近,16対9のアスペクト比の画像が多くなりましたが,撮影の基本は4対3です。ファインダーを覗きながら,4:3そのままか,16:9かを想定して撮影します。
 週末は,空一面の鉛色と雨模様です。空は入れないで,しっとりとした緑や花を楽しむ撮影がいいでしょうか。

 
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