PHOTO MEMO by FES

写真についての個人的メモ

今季最低気温

写真についての個人的なメモです!

ダスト狙いから,霧氷へ

Winter fairies 10

 雪上のダイヤモンドダスト

 土曜・日曜,そして本日火曜日と,早朝撮影の狙いはダイヤモンドダスト。寒い日が続き,特に今日は,晴天の夜空での放射冷却現象があって,今期最低気温のマイナス23℃。美瑛ではそれよりも,2,3℃低めとなり,ほのかにダイヤモンドダストを期待しました。いつもの場所は,日曜日で車が30台ほど,今日も同じくらいで,まさしく人気スポットとなってしまったようです。

 自宅を出るときには薄暗い中でしたが,LEDの街頭下ではダストが見えました。しかし,美瑛に入っても,樹木の霧氷が土日よりも少なかったのですが,もしや?ということもありますのでいった次第です。結果は小発生で,3度目のハズレでした。連日の低温で,空気中の湿度がなくなっているということになります。

 その後,上富良野・中富良野・富良野まで走ることになります。背景は写真のようにイマイチですが,ダイヤモンドダストが発生しています。車の気温計では,マイナス26℃と美瑛よりも寒いところがありますので,先に書いた条件の場所に行けば撮影できる可能性があります。また,特に,富良野は街中を一級河川が走りますので,空気中の湿気はいつも十分で,街中でも綺麗な霧氷・樹氷が見られるところです。 

 さて,マイナス20℃以下となると,顔がピリピリしてきますし,耳も冷えて痛くなってきます。ナイロン系の衣服だと,硬くなって動くたびに音がしてくるといった感じとなります。これに風がでてくると,体感温度は更に低くなります。防寒は必須です。今日撮影待機中に見かけた中で,いいなと思ったのは,大きめの手袋を首から下げて,その中に手袋をはめた手を入れて寒さを防いでいました。この中に使い捨てカイロを入れておくと,外での待機用にはいいかもしれません。 

冬霧 美瑛マイナス12℃

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 日の出後から湧き上がる冬霧  美瑛新栄の丘から

 今朝は、久しぶりの寒さの中、途中で冬霧も見え、丘の上ということで新栄の丘へ直行しました。冬の時期になると冬季不通の道も多くなり、丘の上となると限られてきます。到着時の日の出前にはすでに3台の車で三脚にカメラということで日の出を待っている人、そして、私の到着後にも2台ということでした。

 本日の撮影では、久しぶりに70Dに70-300mmをつけていきました。上記にも書きましたが、不通の道もあり、容易に近づけないということもあって、標準系ズームを外してのことです。今回の写真は、70Dでの撮影で、実質は400mm以上となるでしょうか。日の出前は、軽めの朝焼けでしたが、日の出直前から、冬霧が立ち始め、地吹雪のような光景となったところを捉えてみました。やはり逆光なので、傘で遮光しての撮影です。これがないとおそらく立ち上がる霧は、明るさのために捉えられないと思います。冬も必需品です。
 久々の70-300mmでしたが、逆光や、レンズ口径が小さいなどもあって、AFが遅いと感じました。それほど70-200F2.8は優れもので、手放せないレンズだと思いました。

 本日の気温について。
 北海道の上川地方で観測所が23か所ありますが、全てで今季最低気温を観測しました。12月並みの寒さで、16か所でマイナス10℃以下、旭川が7.7℃と一番暖かだったようです。美瑛をあちらこちらと回りましたが、車についている車外気温計ではマイナスの12℃から15℃ほどになっていました。一面の霧氷にも期待したのですが、空気中の湿気が足りなかったのか、昨晩遅くまでの曇りが影響したのかもしれません。
 こんな感じで寒さの厳しい冬ということになると、ひょっとして12月あたりから霧氷やダイヤモンドダストという可能性もあるのではないかと期待しているところです。

 

「霧氷」「雪鳴り」 軒並み、今季最低気温

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 写真は、霧氷と雪の結晶です。(1200万画素のコンデジ撮影)

  11月26日朝は、ガスがかかった中での降雪。あまりの寒さのため、降ってくる雪も互いにくっつき合うことなく、小さな小さな結晶となっていました。街路樹や川べりの木々にも、小さな樹木を思わせるような霧氷がきれいについていました。思わず、忠別川や空知川の霧氷や樹氷の絵が浮かびました。結晶のような雪なので、ダイヤモンドダストはないなとも思いながら、あいにくの犬の散歩、また出勤もあって、その連想は消えてしまいました。
  ここ旭川では零下14.2℃。北海道内も、軒並み今季最低気温をたたき出し、富良野は零下20.8℃と道内ナンバーワンで、美瑛が2位の20.2℃とのことでした。まさに1月の厳寒期と同じような零下が、11月にやってきたということになります。
 やはり、こんな気温あたりから、吐息もいっそう白く、耳や鼻にわずかな痛さを感じてきます。もちろん、歩く度にキュッキュッと「雪鳴り」がします。踏みつけられる重さで、雪の結晶同士が擦れ合う音です。鳴き砂と同じようなことでしょうか。川べりの霧氷の華と雪鳴り、肺腑にしみいるような冷気。寒いとは言え、これも雪国・北国の情緒の一つとなります。
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