PHOTO MEMO by FES

写真についての個人的メモ

写真についての個人的なメモです!

光を追って

 期待した濃霧も曇り空の中では、光は弱く平板な感じの光景、いや景色となります。頼みの綱は、雲間からの光です。この日は濃霧注意報で、予報は晴れでしたが、空一面の雲に薄い霧の発生でした。しばらくは雲の変化を見ていたのですが、別の場所への移動中に赤い光芒も見られましたが、直ぐに消えてしまいました。次の場所でもしばらく待っていましたが、細かい雨も降ってくるような状況でした。

 そして、遙か遠くの丘の辺りがうっすらと赤味を帯びて、雨が降っているのを見ました。

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  それがこれです。妙な形の明るさがありますが、モノクロ現像でようやく捉えたものです。ここだけが明るいといった感じの光景です。確かに雨が降っているのも確認できます。モノクロでは粒子の粗さも指定ができるので、少々荒目にしました。やや弱めの光の降臨といった感じです。

 この後も変化なく、少し早いキツネ狙いに移動しました。そして、その途中で撮ったのが下の写真です。

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 緩やかな丘に雲間からの光が差した光景です。これもほんの3,40秒のことでした。最初に見つけたときは画面の右の刈られた麦畑だけが明るい状態で、停車し直ぐに撮影を開始した中の1枚です。
 このような時は、例の新しい雲台(3代目)が実に役立ちます。車からカメラと三脚を持ち出してカメラを設置するまで10秒以内で撮影体制に入れます。望遠の三脚台もアルカスイス製のものにも変えたのが正解です。この光もやがて消えてから、キツネ狙いとなって、2匹のキツネに出会いました。  

冬の光景

 思いもよらない大量の降雪による除雪や、好天気での氷割りなどですっかり腰を痛めて、外出もままになりませんでした。痛み止めを飲んで2日間ほど寝ていました。思えば30年以上も腰痛と付き合っています。少し楽になったので、また、過去のデータを再現像しました。(座っているのも2,30分程度です)

 こちらは撮影スポットの1つで、よく夕景を撮りに行きました。ことしは除雪の山が高くなって少し足場をつくって登って撮るようなことになっています。とは言え、最近は夕方の撮影は少なくなりましたが。青い雪原と雲を超アンダーにして、夕焼け色は省いてモノクロに。カラーでは雪原と雲の色がなかなか気に入らなくて、諦めました。

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 次のは雪原と雲を白で飛ばしました。上の逆でしょうか。
 これは手前の雪原一面に影が来るのを待っていたのですが、こうした表現もできるということでの現像です。

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 今週はもう少し腰をいたわって、日曜日にでも撮影となればと思っています。
 それと後で私の機材を紹介しようと原稿は作ったのですが、思い切って「クイックシューの自由雲台」を買いました。それと、L型アングル、三脚座用のプレートもです。三脚座用のものではストッパーのあるものがなかなかなくて、注文したら4月到着ということで急遽キャンセルして、別通販から。従来から使っている梅本製作所のものも先を変えればクイックシューが付くのですが、プレートがアルカスイス規格ではないのでやめました。梅本のもバッテリーグリップ付きカメラと70-200望遠の重量でも少し締めるだけで抜群のグリップ力があっただけに惜しい気もします。梅本さんは、手作りで、独自構造・形状で安定力や振動を抑えるので、アルカスイス規格は適合しなかったのでしょうね。
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