マクロ撮影
4月28
10月8
帯広は紫竹ガーデンで
コンデジのTG-4ですが、結構よく写ります。デジタル一眼よりも軽くて持ち運びが容易。家族写真もこれで十分といった感じです。花盛りには程遠い秋の花園=紫竹ガーデンに行ってきました。
紫竹ガーデンは、花で囲まれた生活をしたいということで、花畑を作り、コツコツと広げて行って、今では2万坪にも迫る広〜い花畑になったという場所です。そのためにテレビにも紹介され、観光バスが立ち寄るガーデンめぐりの名所となっています。帯広・十勝は一面の平地で、防風林で囲まれた畑が幾千、幾万とあるような場所ですが、そんな中の一角にあります。そして、ガーデンの周囲には、名産品の長芋(とろろ芋)畑、レントコーン畑があり、さらに、こちらでは希少となった黄色い花を咲かせるキガラシ畑があちらこちらにみられました。
また、焼肉ジンギスカンの有名店の「白樺」で満腹にして、今ではピークを過ぎた「花畑牧場」に立ち寄ってきました。白樺は2度目でしたが、市販されているものよりも厚めの肉でありながら、柔らかくてジューシーでした。花畑牧場は一時、観光客が多くて数量限定発売をしていたようですが、観光シーズンを過ぎた今は大変のどかでした。
最後は写真現像の話。このコンデジもまあまあの画質(Jpeg)ですが、拡大していくと特に薄い色、淡い色に色むら・荒れ、まだら模様のような感じが見られます。上の写真でも蜂の背景がそうなりました。
したがって、現像ポイントは、荒れを少なく、ぼかしをより滑らかにすることです。
「・明瞭度を下げる ・ノイズを軽減する」この2つでの補正となります。
方法としては、こまめに補正ブラシを使って背景を補正するか、円形フィルターで蜂の周囲を一気に済ませて、フィルター内でのブラシで蜂の周囲を補正するかです。
追加です。このコンデジの便利な機能を紹介します。一眼レフでは見たこともない機能なので…
この被写体もじっとしていることはないので、マクロの狭い被写界深度で普通に撮るとピンボケが多くなります。従って、何回も撮影することになります。しかし、このコンデジでは「フォーカスBKT(ブランケット)」というのがあり、自動的にピントをずらして10枚、20枚、30枚と撮影する機能があります。すなわち、1回のシャッターオンでピントをわずかずつずらした写真が複数枚撮れるわけですので、その中にちょうどいいピントのものが撮れる可能性が大きいというものです。
2月8
被写界深度を調べる 角度は30度ほど。三脚が長ければ、定規をテーブルの上に置いて‥。
マクロ撮影は、ピント幅(ピントの合う範囲=被写界深度)がシビアということを書きましたが、それだけに片目ビューファインダーだけでは少々きついものがあります。
(風景撮影等では、ファインダーに片目を密着することで、両腕との3点で固定できるという利点はありますが)
したがって、三脚が必要です。そうなると、液晶モニターによるピント合わせ(ライブビュー:Canon)がいいと思います。しかも、拡大ができ、Canonでは最高10倍になりまので、使わない手はありません。可動式の液晶モニターだと、ローアングルでも上から見ることができるので楽です。(ちなみに、三脚時には、前後左右ミリ単位でいどうできる雲台=スライダーがあれば便利です。Velbonは高価‥。)
さて、実際に被写界深度はどれくらいあるのか、調べてみるのもいいかもしれません。計算式があるのですが、理解不能で避けます。
となると、実際に撮ってみるというのがいいでしょう。レンズの撮影最短距離付近の位置から、定規上のピント箇所を決め、絞り開放から1段毎上げていって撮って見るという方法です。
こうして、絞りと被写界深度との関係が理解できれば、撮影位置がつかめますし、出来上がりを想定して撮影に臨めます。
明るさを決める「絞り」ですが、マクロ撮影の場合は、「被写界深度」を決めるものとしての理解が必要です。
1月29
タンポポの綿毛から太陽を覗いた写真 綿毛の中にレンズを入れる感じで撮りました。
というわけで、何か代わるものとして見つけたのが、現在使用しているオリンパスのTGシリーズです。光学ズームは4倍まで、デジタルズームだと10倍以上もオーケーです。首からのストラップにすれば手軽にとれます。カメラ自体が軽いので、小さい三脚でもオーケーです。防水なので濡れても心配なしです。シャッターはタイマーで、手押しの際の振動を抑えることができます。とは言え、結晶を求めて撮りに行くということはなく、雪景色の合間にという感じです。市街地よりも山間部、丘陵部がいいものが撮れるようです。ただ、真上からの写真は、記録的な印象が強くて、白くない何かの上‥木の葉、木とうのがいいのですが、とにかく降雪地帯なので、雪に埋もれていることが多く、白の中の白では上手く撮れません。車のボンネットや窓ガラスが手っ取り早い感じです。
さて、マクロ撮影の魅力は、なんと言っても、肉眼を越えた倍率の世界です。見えにくい世界をのぞけることです。拡大された形、表面の状態の面白さと、ボケ味のある色彩の世界がいいなぁを思います。花撮影をやり始めた時は、花の図鑑のような感じでとっていたのですが、マクロ撮影の本、確か江口慎一氏の撮影技法等の写真集を見たときにはかなり強い印象を受けました。花の一部を、どのように切り取るのか、いい勉強になります。おそらく接写リングを使っているでしょうね。
まだ、風景に未練がありますので、高齢になって自家用車からも離れれば、テーブルフォトの機材も揃えて、この世界にはまろうかとも思っています。
そこで、一眼レフで手軽ということでは、
・フルサイズ用マクロレンズとAPS-Cとの組み合わせで倍率を稼ぐと言う方法です。キャノンだと1.6倍になります。そして、撮影画像サイズをフルサイズにして、トリミングすれば2倍以上にはなると思います。
※接写リングを使わないでとなると、5倍まで可能なレンズというのがキャノンにあります。MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォトというものですが、一部のカメラしか5倍までのAE撮影にはならないとこのこと。しかもそのカメラはプロ用?で高価です。やはり、接写リングでいくしかないようです。
1月28
雪の結晶 小枝の上 何かホッとする 脇役や背景がひつようなのですね。
身近な花からと思い立った趣味としてのカメラ。しかしながら、北海道では長い冬があることで、風景写真へと移行したことは前にも書きました。しかし、しかし、冬は雪の結晶が撮れるじゃないか。と、撮影方法等を調べてみると、大きくても1cmにも満たない結晶は、接写リングをかませないと、等倍撮影では小さいことがわかりました。(接写リングとは、中間リングとかエクステンションチューブ、エクステンションリングとも呼ばれ、カメラの本体とレンズの間に挿入する単なる中空のリング・筒です。まあ最近は、電子接点付き(少し高価)もあってAFが可能なものもあるらしいです。これらを使うと4倍ぐらいまで拡大ができ、超マクロが可能になるようです。)
今ある100mmマクロだと、最短撮影距離が30cm(センサーのある場所から)とありますが、レンズ面からだと10数センチで、ピントも手ぶれに敏感になります。手ぶれ補正を効かせてもF2.8では、被写界深度も数ミリとなります。ボケも狙って開放絞りにしますが、ピンを置いた部分はシャープにして、奥行きも出したいところです。レンズによっては、1段上の方がシャープになる場合もあります。マクロ撮影は、フレーミングや被写界深度、ボケ具合も考えながらの撮影となりますので、三脚はあった方が有利です。背景のボケ具合は、背景までの距離や、レンズの焦点距離にかかわります。もちろん、AFよりもMF、液晶画面で拡大して見て、レリーズでシャッターという方が、間違いなくいい画質や作品になります。
しかし、雪の結晶撮影では、一眼レフなので重さもあることから、三脚設置で、撮影距離を微妙に変えることの出来る雲台=左右にミリ単位で移動できるスライダー等がいることなどを考えると、手軽にという感覚にはなりません。雪が降っているときは雪よけの傘もいるでしょう。しかもカメラ1台が、結晶撮影用にしないといけないかなという感じです。(つづく)
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