PHOTO MEMO by FES

写真についての個人的メモ

マクロレンズ

写真についての個人的なメモです!

マクロ撮影 2

マクロ綿毛

 タンポポの綿毛から太陽を覗いた写真 綿毛の中にレンズを入れる感じで撮りました。

  というわけで、何か代わるものとして見つけたのが、現在使用しているオリンパスのTGシリーズです。光学ズームは4倍まで、デジタルズームだと10倍以上もオーケーです。首からのストラップにすれば手軽にとれます。カメラ自体が軽いので、小さい三脚でもオーケーです。防水なので濡れても心配なしです。シャッターはタイマーで、手押しの際の振動を抑えることができます。とは言え、結晶を求めて撮りに行くということはなく、雪景色の合間にという感じです。市街地よりも山間部、丘陵部がいいものが撮れるようです。ただ、真上からの写真は、記録的な印象が強くて、白くない何かの上‥木の葉、木とうのがいいのですが、とにかく降雪地帯なので、雪に埋もれていることが多く、白の中の白では上手く撮れません。車のボンネットや窓ガラスが手っ取り早い感じです。
 さて、マクロ撮影の魅力は、なんと言っても、肉眼を越えた倍率の世界です。見えにくい世界をのぞけることです。拡大された形、表面の状態の面白さと、ボケ味のある色彩の世界がいいなぁを思います。花撮影をやり始めた時は、花の図鑑のような感じでとっていたのですが、マクロ撮影の本、確か江口慎一氏の撮影技法等の写真集を見たときにはかなり強い印象を受けました。花の一部を、どのように切り取るのか、いい勉強になります。おそらく接写リングを使っているでしょうね。
  まだ、風景に未練がありますので、高齢になって自家用車からも離れれば、テーブルフォトの機材も揃えて、この世界にはまろうかとも思っています。
 そこで、一眼レフで手軽ということでは、
 ・フルサイズ用マクロレンズとAPS-Cとの組み合わせで倍率を稼ぐと言う方法です。キャノンだと1.6倍になります。そして、撮影画像サイズをフルサイズにして、トリミングすれば2倍以上にはなると思います。

 ※接写リングを使わないでとなると、5倍まで可能なレンズというのがキャノンにあります。MP-E65mm   F2.8 1-5×マクロフォトというものですが、一部のカメラしか5倍までのAE撮影にはならないとこのこと。しかもそのカメラはプロ用?で高価です。やはり、接写リングでいくしかないようです。

マクロ撮影 1

マクロ結晶

 雪の結晶 小枝の上 何かホッとする 脇役や背景がひつようなのですね。

  身近な花からと思い立った趣味としてのカメラ。しかしながら、北海道では長い冬があることで、風景写真へと移行したことは前にも書きました。しかし、しかし、冬は雪の結晶が撮れるじゃないか。と、撮影方法等を調べてみると、大きくても1cmにも満たない結晶は、接写リングをかませないと、等倍撮影では小さいことがわかりました。(接写リングとは、中間リングとかエクステンションチューブ、エクステンションリングとも呼ばれ、カメラの本体とレンズの間に挿入する単なる中空のリング・筒です。まあ最近は、電子接点付き(少し高価)もあってAFが可能なものもあるらしいです。これらを使うと4倍ぐらいまで拡大ができ、超マクロが可能になるようです。)

 今ある100mmマクロだと、最短撮影距離が30cm(センサーのある場所から)とありますが、レンズ面からだと10数センチで、ピントも手ぶれに敏感になります。手ぶれ補正を効かせてもF2.8では、被写界深度も数ミリとなります。ボケも狙って開放絞りにしますが、ピンを置いた部分はシャープにして、奥行きも出したいところです。レンズによっては、1段上の方がシャープになる場合もあります。マクロ撮影は、フレーミングや被写界深度、ボケ具合も考えながらの撮影となりますので、三脚はあった方が有利です。背景のボケ具合は、背景までの距離や、レンズの焦点距離にかかわります。もちろん、AFよりもMF、液晶画面で拡大して見て、レリーズでシャッターという方が、間違いなくいい画質や作品になります。

 しかし、雪の結晶撮影では、一眼レフなので重さもあることから、三脚設置で、撮影距離を微妙に変えることの出来る雲台=左右にミリ単位で移動できるスライダー等がいることなどを考えると、手軽にという感覚にはなりません。雪が降っているときは雪よけの傘もいるでしょう。しかもカメラ1台が、結晶撮影用にしないといけないかなという感じです。(つづく)
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