モノクロ化  僅かな朝焼けの空。非常に微妙な薄いオレンジとピンク色の空で、全体的にハイキー調のカラー画像に仕上がりそうでした。それに、画面の左右に紫の色かぶりが「かすみ除去」をするとできてきます。

 ということでモノクロにしてみました。これも、ローキー調や雪原の表情を出そうとすると紫かぶりが浮き上がってくるというもので、結局はこのような仕上がりとなりました。

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 それと四隅の周辺光量が残っていますが、これは画像を小さくすると強調されます。
この木もいろいろと撮ってはいますが、今回は山頂と木を合わせてみました。この木1本だけが存在すると山の全景が撮れるのですが、右横には木がポツンポツンとあります。

 「木」や「モノクロ」の写真を撮るとマイケル・ケンナを思い出します。木の前で数時間も過ごし、いろいろな角度から、また、シャッター速度も変え、長時間露光もあるそうです。そして、曇りの日などを「いい天気!」と呼ぶそうです。彼は1枚の撮影に時間をかけ『光』を蓄積しつつ、「光景に時間を重層化(私個人的な言葉)」しているらしいです。1秒の何分の1という瞬間を撮るのではなく、変化を眺めながら、それを写し込むというようなスタイルなのです。水面はあくまでも滑らかで、雲海などはその動きが見えるような作品です。