
いわゆる偏光フィルターなので、水面等の光の反射を調整するので、水面が輝くような状態から、暗くなる状態までを調整しながら使いました。






そこで、主役となる、葉一つ一つを補正ブラシで調整します。上の写真では右の睡蓮を少し調整してみました。明るさが少し戻っています。
さて、これでもまだ水中の葉が気になります。そうなると、補正ブラシしかありません。これで一気に消すものは消すというような補正を行いました。


そして、作成したのが以下の写真です。暗くした部分の葉をもう少し増やし(トリミングの変更)、左にあるぱっきりと写った紅葉の左端をカットしました。木の葉は非常に鮮明なので、視線がすぐに行くことを考えると、まだ中途半端なカットでしょうか。
(と、あれこれと現像しながら、トリミングの変更も考えながらの現像です。画像下部分のピントのあっていない部分もどうしようかというのも課題でしょうか。)


現像の学習として求める「見た目」や、リアル性を出すための「見た目」を大切にしながら、構図的にもより整理され、印象に残る「表現」への一歩でもあるかと思っています。写真である以上、ノンフィクションですが、印象を込めたフィクション的な要素も加えて、ノンフィクションにおける事実表現から、フィクションを加味してより真実、真理に近づけるような表現を行って行ければと思います。
次回も、この睡蓮の作品を紹介する予定でいます。