PHOTO MEMO by FES

写真についての個人的メモ

ダイヤモンドダスト

写真についての個人的なメモです!

冬の霧

 冬の星空を見ると、放射冷却による極寒を期待する。明日もそんな日で、しかも早朝から晴れの予報である。まだ、キラキラと舞うダイヤモンドダストを追ってしまうが明日は仕事が入って行けないのが残念。

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 上写真以上の輝きが期待できそう。
 
 さて、冬の霧ですが、夜中が星空でも夜明け前あたりから雲が出てくると、空気が冷え切らないために霧が発生するようです。先日もマイナス10℃ほどで薄らと漂っていました。

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 かなり低空の霧です。もう少し早いと遠くの木々もぼんやりとしていて絵にはならず、少し待ちました。場所によっては、地面から離れた空間を漂うというような霧もあります。美瑛はプロの高橋真澄氏がおっしゃるように虹の多い地域ですが、霧も多いのではないかと思っています。自然光景というと微動だにしない山、丘、木々ですが、景色の中に「動き」があると非常に面白いと思っています。
「日の出日没の光」「空の雲」「雲間からの光」も面白いですが、この霧もまた面白いと思っています。

虹色のダイヤモンドダスト

虹色のダイヤモンドダスト

 今季に入って3度目のダイヤモンドダスト撮影です。朝5時半起き。寒さはそんなに感じなかったのですが、東の空に月と星が見え日の出が期待できたので自宅を出発。当初は丘光景と思ったのですが、途中の川霧や樹氷の着き具合から、ダイヤモンドダスト・スポットへ行ってみました。

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 このように各色が揃う虹色は珍しいことです。条件は何なのでしょうか。前回までとの違いと言えば、雲間からの陽光であったことくらいです。晴天時の光だと、白からオレンジがかったダストとなるようです。
 ちなみに、ダイヤモンドダスト撮影は望遠レンズで、絞りは開放。開放絞りの方が丸ボケが綺麗にでます。背景はこのように暗いところにダストが入る撮影場所を探します。ダストは次々と変化しますので、連写の感じで撮り続けます。違った構図ということで移動してまた連写……、と言うことで撮影しています。どうしても撮影枚数が多くなります。
 今日は40分くらいの撮影でしたが、指が冷たくなってしまいました。指が出るモンベルのフィッシンググローブをずっと使っていますが、年々手袋も身体も劣化?してくるのでしょうか。
 
 今回は6.7人でしたので、自由に移動ができました。多い時はずらーっとカメラマンが並んでしまい、移動もしづらい状況となります。昨年末31日は、道外の撮影クルーも来て8割方の混み合いでした。
 ここも年々混んで来て、マナーの悪いカメラマンがいて通勤者からの通報でパトカーが来たことがあるようです。

ダスト狙いから,霧氷へ

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 雪上のダイヤモンドダスト

 土曜・日曜,そして本日火曜日と,早朝撮影の狙いはダイヤモンドダスト。寒い日が続き,特に今日は,晴天の夜空での放射冷却現象があって,今期最低気温のマイナス23℃。美瑛ではそれよりも,2,3℃低めとなり,ほのかにダイヤモンドダストを期待しました。いつもの場所は,日曜日で車が30台ほど,今日も同じくらいで,まさしく人気スポットとなってしまったようです。

 自宅を出るときには薄暗い中でしたが,LEDの街頭下ではダストが見えました。しかし,美瑛に入っても,樹木の霧氷が土日よりも少なかったのですが,もしや?ということもありますのでいった次第です。結果は小発生で,3度目のハズレでした。連日の低温で,空気中の湿度がなくなっているということになります。

 その後,上富良野・中富良野・富良野まで走ることになります。背景は写真のようにイマイチですが,ダイヤモンドダストが発生しています。車の気温計では,マイナス26℃と美瑛よりも寒いところがありますので,先に書いた条件の場所に行けば撮影できる可能性があります。また,特に,富良野は街中を一級河川が走りますので,空気中の湿気はいつも十分で,街中でも綺麗な霧氷・樹氷が見られるところです。 

 さて,マイナス20℃以下となると,顔がピリピリしてきますし,耳も冷えて痛くなってきます。ナイロン系の衣服だと,硬くなって動くたびに音がしてくるといった感じとなります。これに風がでてくると,体感温度は更に低くなります。防寒は必須です。今日撮影待機中に見かけた中で,いいなと思ったのは,大きめの手袋を首から下げて,その中に手袋をはめた手を入れて寒さを防いでいました。この中に使い捨てカイロを入れておくと,外での待機用にはいいかもしれません。 

厳寒を追う

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 幹を背景のダイヤモンドダスト

 新年から,厳寒時のダイヤモンドダストを追っているような撮影状態です。マイナス15℃以下で,日の出時が晴天,もしくは,雲が少なめというような予報をあてに出かけています。

 過日は,気温は申し分なく,日の出直前から,ダイヤモンドダストが小さな雪のように降り注ぐような状況になりましたが,日の出方向には雲があり,強い日光とはなりませんでした。この日は,至る所でダストが発生していましたが,集中的に光るという状況ではありませんでした。その後は移動しながらの日光待ち,そして発生場所探索という撮影日が続いています。
 
 写真でもおわかりのように,大量発生がないためにダイヤモンドダスト自体を撮影することになるのですが,理想としては,明瞭な樹氷や丘といった背景も入れたいところなのです。しかし,それ自体も大変興味あるものです。

 次の写真は,雪原の動物の足跡を入れたものです。レンズを70-200mmF2.8にしてからは,ダストの写りも綺麗になりましたので,こうした写真も面白いかと思っています。

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極寒 冬の妖精

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 Winter fairies(冬の妖精)

 またもマイナス20℃付近の気温に、ダイヤモンドダストの撮影に出かけましたが、美瑛内での霧氷の出も悪く、ひょっとしてでないかもしれないと、日の出前の山撮影の後にいつもの場所に行きました。今回は期待もあったのか車がいっぱいでしたが、パラパラの出現でした。

 そこで、違う箇所へと行きました。ヒントは山間部の沢・川のある場所です。水蒸気が供給され、流れにくいということが考えられるからです。あまり小さな沢だと、川面が雪で覆われますので、4、5m以上の川幅がいるのかと思われます。小規模ながら、それこそ近間に発生するので、それなりの面白さがたった一人で味わえます。
  

12月のDiamond dust

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 ダイヤモンド・ダスト

 北海道の中央部にある上川地方も,昨日と今日は,マイナス16〜22℃という低温になりました。
いずれも前夜から星空で,寒気団も入り,いわゆる放射冷却現象で早朝は冷え込むということになります。
 恒例の撮影地への到着時はまだ薄暗い中。すでに7台ほどの車で,撮影時刻頃には15台を超えるほどになっていました。TVで紹介される度に増えているような感じです。私の方は,早朝からのプロ写真家のプライベート撮影ツアーで知ることができました。過去には土日でも5,6台しかいなかったことを思うと,これからどんどんと増えてくるかもしれません。従って,違う場所も探しているところです。

  さて,今回は残念ながら,空気中の水蒸気量が少なく,極めて小規模といったところです。
 ビデオなどで見るダイヤモンド・ダストはそれこそ数年に1度という大量発生時のもので,上の写真どころではありません。サンピラーができ,ダストも大きく,特に輝いて見えるところは渦を巻いているような感じです。おそらく10cmの眼前でもキラキラと舞っていることが確認できるような状況で,レンズのピント位置までの100m以上の距離の間の空気層には,数万〜数十万というダストがあるのではないかと想像しています。こうなると背後に明るいものがあっても,その光の反射できれいに撮れるのではないかと考えています。

 もう1枚。雪面を背景にしたダイヤモンド・ダストです。ダストの発生が少ない時は,このような背景,あるいは,霧氷のついた小枝などを入れたりとしてみています。ダストの光り方,レンズ視野での入り方などから,普段の風景よりもかなりの枚数の撮影となります(後で確認するにも大変)。

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 いつかは,大量の発生での撮影を夢見ています。きっとその時は,虹色のダイヤモンドダストをもカメラにおさめたいと思っています。

(追加12/18)美瑛のプロ作家のブログ等をみたら,見事なダイヤモンドダスト写真!? う〜む! 
3名ほど見かけたのですが,立ち去るプロもいたり,40mほど違った位置だったりと,場所,ポイントなのですね。

 

美瑛、久々零下20℃以下に

消えた星々の記憶のようにss

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 ダイヤモンドダスト 場所によって見え方が違います

 久々の週末に美瑛零下20℃以下ということで行きました。旭川市内も零下17℃ほどで期待は大きいものでした。撮影スポットも昨年は10名ほどでしたが、かなりの混み合いでした。今年の課題は下のような霧氷の木とのコラボで、写真のように期待はずれで上手く撮れませんでした。発生もやや少なく、撮影位置を間違ったかもしれません。
 私の隣では、F2.8の400mmやF2.8の70-200mmがあり、「ボケ味、綺麗さはF2.8かな~」とかが脳裏をよぎりながら撮っていました。また、減増資ながらも、上の写真はF4開放で、あまり綺麗なものではないこと。。こうなるといいレンズが欲しくなります。しかし、やはり高価。それに、普段使う絞りは、F8以上で、これだけに購入というのはもったいない感じ。カメラ的には2000万画素以上で、レンズ的にも18~300mmをカバーしていることもあり、いいということで欲とは別次元で「理解」していることなど…。寒い中から引き続き、こんなことも思いながら、今書いているところです。レンズ沼は、消えてはよぎっていくものです。
 さて、次回は是非とも霧氷とのコラボを撮りたいと思っています。
 この後、林や小川付近でも小規模のダイヤモンドダストを見ることができました。そして、林では、霧氷が舞い降りる光景も見ることができました。キラキラとさらさらと降り落ちる様子や、雪面での輝きも、写真としてはどう撮ったらいいのかはこれからの課題ですが、冬ならではの光の舞という極寒ならではの光景を楽しみました・ 
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