PHOTO MEMO by FES

写真についての個人的メモ

キツネ

写真についての個人的なメモです!

クリシェ 続編

 曇りの予報があっても、雲が薄くなったり、雲間の青空に出会うことがある。雲の厚さによっては、白い太陽からオレンジがかった太陽を見ることができるし、雲間から光が差し込めば、影と日向が移り変わる雪原や丘を見ることができます。とにかく出掛けないと分からない。先月の「クリシェ」の記事の場所では光条が見えたが、今度はキツネ(点景)を写し込むことができました。

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 これはよーく見ると、キツネの尾っぽが妙です。まるで筆のようである。キタキツネの通常のフサフサとした尾っぽではない。妻に言うと根元が「しばれた(北海道弁で凍るの意)」のではと言う。私は何かの事故・事件を想像するのですが。

  画像的にはキツネはもっと右側か、丘のライン上で、小屋から離れていくのがいいと思うがどうでしょうか。風景に動物が入ると、何かのストーリー性を思い描かせることができないのだろうか。有名な撮影スポットも、稀有な気象現象と動物を絡ませば、特質すべき「クリシェ」になるかもしれないと思います。
 この朝焼け雲よりも、先月の光条の絵に、このキツネが入るとよりベターである。とは言え、こればかりは好条件の重なり、幸運しかないだろうと思う。

足跡

 夏季間にはキタキツネに出会うことはほとんどない。しかし、冬の早朝となると車道にも足跡を見ることができる。丘にも続いているのをよく見かける。そして、ある場所に毎回出没することがわかるようになると、マジックアワーが過ぎたり、全くの曇天等で撮るものもなかったりすると休憩も兼ねて立ち寄ってみることもある。

 なかなか近づけないことが多いが、この日は余程空腹だったのか、車から降りて移動しても逃げることはなかった。遠くからは見たことのある捕獲の様子が撮れた。
 とは言え、風景撮影と動物撮影はカメラ設定も異なる。手持ちが基本となるので、ISO感度やシャッターモード、オートフォーカスモードなどを設定し直すことが必要なのだが、つい忘れてしまう。風景設定で動物撮影となるとやはり思ったようには撮れないものである。とは言え、まあまあかな?

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 見事なジャンプで、口先から雪中に入っていくのである。キツネも犬の一種なので嗅覚は強いとは思うが、このジャンプ前は左右に首を振って聞き耳を立てるような動作があった。最後は聴覚なのだろう。
 まあまあとは言え、やはりピントが甘い。手ブレである。焦点距離300mmほどで、シャッターが1/250だとぶれてしまう。絞りを2段以上開けると、草やガードレールがもっとボケて、キツネも精細になってよかったかと思う。
 まだ、他の設定もあるようだ。風景の絞り優先からシャッター速度優先もそう。ISO感度もあげれば手ブレは防げるだろうし、フォーカスエリアも広めだったらよかっただろう。カメラ1台を動物専用にできれば楽なのだが。
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