雪原2

 雪原  いつ行っても誰かがいるというような有名な親子の木です。レンズ焦点距離70mmで撮影。
 足跡があります。冬になると、結構見ることができ、動物の行動を想像させます。雪面はザラザラのキラキラというところです。雨後に凍って、降った雪も飛ばされるからでしょうか。

 雪が降り、積もっていくと、美瑛の丘も新しい顔を見せます。夏季よりも、通える道が限られてきますが、「雪の表情」が好きな私にとっては、どこも被写体になりうるという困った時期です。巨視的な見方やマクロ的な見方もしなければなりません。低速運転でキョロキョロです。狐の足跡、雪の凸凹の陰影、風紋、さらに、雪の結晶撮影もできます。

 さて、カメラは肉眼には及ばないと言われますが、このパンフォーカスはカメラの大きな特徴・長所だと考えています。 肉眼ではどちらかというと、F値・絞りが大きいためか、1m先のものを見ると、周囲とともに背景もボケます。遠くを見ると、手前がボケます。しかし、カメラではこのパンフォーカスを使えば、オール・ピントとなり肉眼を超えることになるからです。
 逆に言うと、雑誌などでよく見るパンフォーカスの風景写真は、肉眼の見え方とは違うということでもあります。当たり前のようで当たり前ではないようなのが、パンフォーカスと肉眼の違いです。