

どうしても、何らかの目的があって読み替えしているとしか思えないのは私だけでしょうか。

PCR検査は、WHOが有効だとして推進してきました。この検査方法はキャリー・バンクス・マリス博士が開発して1987年に論文掲載され、1993年にはノーベル化学賞を授与されたそうです。単なる検査方法という意味ではなく、彼の発明は、生化学と分子生物学び中心的な技術で、ニューヨークタイムズは「生物学を2つの時代に分割する非常に独創的で重要なもの」と評しています。ノーベル賞受賞前は不遇な研究状況だったようです。この研究と受賞で一躍有名となりましたが、2019年8月に亡くなっています。生前には「PCR検査を感染症の診断に使ってはならない。使い方によっては誰でも犯人にすることができる」と講演会で繰り返し発表していたようです。


さて、今回のコロナ騒動で一躍有名なのは、武漢の新型ウイルス向けにPCR検査を開発したドイツのドロステン教授です。2020年1月末にWHOで採用が決まったのが、論文が科学雑誌に掲載される前とか聞きますので、どんなコネクションがあったのかは不明です。さらに、12月末で中国での死者数わずか数人の時点で、ドロステン教授は新型コロナが世界的感染症になると予想し1ヶ月も満たない中で開発したらしいのです。この論文に対してドイツで感染症専門家や科学者らがコロナ調査委員会を組織し、検査の欠陥を告発し、撤回を求めているとのことです(大阪日日新聞電子版 2021年1月7日コラム)。

(引用は大阪の松下医院HPから)
ドイツからの論文を引用して無症状者からも感染すると言っています。無症状者からは効果的な感染予防策を取っていない人0.3%に感染が確認されたそうです。0.3%といえば1000人に3人です。感染予防策をとっていない濃厚接触とは、お互いにマスクを付けず1mほどの距離で15分以上同じ空間に居ると言うことです。15×1000÷60÷24=10.42となります。1000人の人と1mの近距離で15分ずつ一睡もせずに対面して10日頑張れば3人に感染させる計算です。3日半頑張れば1人に感染させます。今現在日本では人が集まる所でマスクを付けていない人を見ることはほぼありません。したがって無症状者からの感染確率は0(零)%です。
接触感染も0(零)%と考えてください。これは武漢からの報告ですが、無症状のPCR陽性者300人の自宅へ行き、100か所、合計30,000か所のサンプルをPCRで調べたところすべて陰性だったそうです。無症状者はその辺にウイルスを付けることは無いと言う事です。
つまりは、無症状者の感染力はほぼゼロに近いということです。しかし、一時はとんでもない騒ぎでした。

一時期、中国からのトイレットペーパーがこなくなるとして買い占めが起こったり、予防に納豆がいいとか、うがい薬がいいとか、海外ではメタノールを飲むといいという噂が広がって死者も出したことがあります。さらに、感染源が中国であることから、アジア人排斥、人種差別的な暴行さえ起こっています。
これは「インフォデミック」と呼ばれるものです。

「情報の急速な伝染(Information Epidemic)」を短縮した造語で、2003年にSARS(重症急性呼吸器症候群)が流行した際に一部の専門家の間で使われ始めた言葉。その意味は「正しい情報と不確かな情報が混じり合い、人々の不安や恐怖をあおる形で増幅・拡散され、信頼すべき情報が見つけにくくなるある種の混乱状態」です。
市民や国民の一部からこうしたインフォデミックが起こるのは致し方ないとしても、マスコミが公共の電波を利用して拡散しているとしたら一体誰が止められるのでしょうか。ネットに疎い高齢者はテレビが情報源です。芸能人やお笑いタレントをどんどん採用し、三面記事化させたワイドニュース番組で騒いでいるのです。