年度が開けてもコロナ禍は深刻になっているようです。変異株の流行でしょうか。案の定、世界ではコロナパストートのようなことが広がりつつあり、日本では慎重な導入を検討中とのことです。国際的には政治の世界ではどうにかして経済活動を動かさなければならないという動きでもあります。接種をしたという証明やPCR検査をした結果なども無料アプリですぐに提示できるという流れが多いようです。それを提示すればスポーツ観戦や国際的移動などを可能にしようということに使われるようです。日本では健康上で接種できない人や16歳以下への差別的な扱いにならないかと懸念しているようで、国際的な流れからは遅れをとるとの批判もあります。

スクリーンショット 2021-04-02 21.46.13

 この表は2021年1月現在のもの。アメリカを筆頭にほぼ先進国、南米大陸も3桁、4桁の死亡率です。感染者数についてはその実施率が違い参考にはなりませんが、このパンデミック時期ですので、死亡の際はPCR検査が行われているようで、コロナ死亡者数や100万人当たりの死亡率は精度が高いと思われます。日本は人口が億を超えているにもかからわらす100万人当たり2桁の数値です(1億を超えるのは世界で12、3ケ国です)。何と素晴らしい国が日本です。その原因を色々と考えているようですが、以前に東アジアでは似たようなものが過去に流行っていて免疫ができているのだとか、日本では家庭内では靴を脱いで上がりますし、マスクにしろ衛生習慣が高い、BCG接種にも関係があるのではと考えられています。

 ですので、よくやっているというのが日本です。政治がいいのか、それよりも民意が高いのか。政府に欧米のような人権を制限するような権限がないので、民意が高いとしか言いようがありません。それも地方でしょうか。まだ、地域との結びつきの多く、他者との共存や信頼性の高い、しかも、自制心、共存性の高い意識のある地方に死者数が少ないのはこの理由でしょうか。
 
 北海道ではいち早く緊急事態を今の知事が発令しましたが、それは感染者数の人口比率が高いということで判断したのであって、単なる感染者数ではないのです。問題は人口比率でのみ比較ができるということであって、人数のみで多い少ないは無意味です。そもそもPCR実施数でさえ違うのですから、何を公正な根拠として感染者数のみを強調するTVの真意がわかりません。良く言えば怠慢ですし、悪く言えば情報操作です。「ニュース」というのは事実であるかもしれませんが、今の現状では真実ではないと思うのです。ニュースは「話題性」であって、「真実性」ではないのです。

 極端な言い方ですが、今のTVはピカソの絵と同じです。見た目は派手(ニュース性)ですが写実性はなく抽象的です。TVは「一喜一憂」で視聴率を高めることが最優先のように思えてならないのです。ですから、コマーシャルが入って無料で見ることができるのです。