seppi

 美瑛とその周辺にこだわって撮影してきました。もちろん今後も変わらないのかもしれません。他の地域とは言ってもなかなか行けるものではありませんし、何が撮れるのかは観光パンフレットやWebでの写真しか知ることはできません。撮影スポットを撮るのは、名の知れたブランドを手に入れるのに似ている様な感じがしてきています。異なるのは時間と季節、天候による背景の違いです。何か特別な稀少な現象にでも遭遇すれば大きな収穫と言えるでしょうか。
 撮影スポットと呼ばれるくらいですからすでに知られた場所です。著名な作家が撮っていればその後追いをしているのかも知れません。写真の撮り始めの頭の中のイメージは、「あの様な写真を撮ってみたい」というのが正直な話で、後追いをしてきています。
 これもまた写真の撮り方かも知れませんが、そうではないことをも撮って行きたいと願っている昨今でもあります。写真のやり始めは、それこそ何でもかんでも撮っていましたが、そんな自由さがあってもいいのではないだろうかと再認識しています。
 
 今、机上にはやり始めの頃に使って、今はほとんで使わないレンズ2本を置いてあります。100mmと180mmのマクロレンズです。写真は花や虫から入りました。これでも風景を撮ってみましたが。やがて、望遠ズームを持ち、広角ズームを持ってからは遠ざかっていました。今までの撮影の視野は数百メートル以上にあったものですので、これを見ながら、数センチメートル、数メートルからの撮影視野と広くならないものかと考えているのです。