


賞をとられた写真は、冬の夕日に赤く染められた東の空と雪原を走る2頭の狐の小さな姿ですが、自然の美しさと共に生き物の躍動感が一体となった一瞬が捉えられています。また、BRUTUS9月号では、賞をとられた写真のおそらく前の、2頭が戯れる一瞬を捉えた写真が表紙を飾っています。
これら2枚の写真では、いずれも狐は小さく写っているのですが、自然に生きる生き物を自然の中で捉えたものとして、動物写真というよりも自然風景写真というような感じを受けて、私のお気に入りの作品となっています。

それこそ稀の稀に、車に近づいてくることもありますが、以前に餌などをもらった経験があるのかと思ってしまいます。また、事故にでもあったのか、足を引きづりながら歩く狐にも出会いました。せっかく出没コースを見つけても、数日後に車事故にもあったような死体にも出会いました。悲しいものです。



東川町や東神楽町の川霧を狙っていた頃に撮影したもの。もう4年ほど前です。冬は積雪のために足跡がわかり、狐も見つけやすくなります。ともあれ、この頃は雪の表現も悪いですね。