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 「スポット修正」の続きとなります。

 前回、取り上げたスポット可視化の画像では、かなりの修正が必要でした。これを毎回行うのは手間となりますので、この結果をコピーして他の画像にも適応させることもできます。「編集」の中の「コピー」の中から、「スポット修正」のみにチェックを入れてコピー・ボタンを押せば、スポット修正の作業結果が保存され、違う画像で「編集」→「ペースト」すれば、ほぼ除去されます。

 「ほぼ」と書いたのは、同じカメラ・レンズで同じような時刻に撮ったものということです。レンズを変えたり、時刻が異なると、ゴミが移動することも考えられるからです。それでも、かなりの手間が省けるのではないでしょうか。 


 最後は、この機能は主にゴミ取りに使うのですが、画像にある小さな物を取り除く際にも使うことができます。「小さな」と書いたのは、大きなものだとどうしても違和感が隠せないからです。画面淵に入った草の一部、風景の中にある小さな家、電信柱、電線などのようなものだと、違和感なく取り除くことができます。