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 朝の景色 朝日が当たる丘と日陰の色の違い

 やっと「現像」ということで筆をおこします。

 AdobeのLightroomを念頭にし、様々な
パラメーター(スライダー)を動かしながら,どのような手順でRAW現像を行うかをまとめてみました。

 どこからでもいいのでは?ということもありますが、やはり手順が大切であると、いろいろな書物やプロの方の指導も受けましたので、シリーズで書いていきたいと思います。


 正しい順で現像することの意味は、効率よく仕上げるためです。特に、よく練習用にJpeg画像を現像するのですが、その際にできるだけ画質の劣化を少なくするためでもあります。


 今回は、下記に手順を書くだけにします。これから、その理由なども、情報が入り,まとめ次第書いていくことにします。


<現像の手順>
 

・手順1 「仕上げの方向性を決める」理想のイメージを思い描く。


・手順2 「露光量」を動かして明るさを調整する。

・手順3 「白レベル」を調整し、最も明るい部分の露出を決める。

・手順4 「ハイライト」を調整し、ハイライト部の露出を調整する。

・手順5 「黒レベル」を調整して黒つぶれを抑える。

・手順6 「シャドウ」を調整してシャドー部の露出を調整する。


・手順7 「色温度」を調整してホワイトバランスをある程度合わせる。

・手順8 「色かぶり補正」を行い色温度で補正しきれなかった分を調整する。

・手順9 「自然な彩度」で彩度を適正にする。

・手順10 「HSL/グレースケール」で各色のバランスをとる。


・手順11 「レンズ補正」で収差や周辺光量落ちを整える。

・手順12 「スポット修正」でゴミを取り除く。

・手順13 「シャープ」で画像に解像感を与える。

・手順14 「ノイズ軽減」でノイズを取り除く。


・手順15 「段階フィルター」や「円形フィルター」で部分的に補正する。

・手順16 「補正ブラシ」で細部をレタッチする。


・手順17 「画像を保存」し終了する。


※ 基本的には,明暗を調整し,色を整え,最終段階では,部分補正をするという流れ,工程となります。 
 これ以外にも,「トーンカーブ」による明暗補正,そして,LightroomCCでの新機能「かすみの除去」がありますが,まずは,こうした流れを理解して,練習と実践を繰り返すことになります。