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 雪降る青い池

 3度目の夜の撮影。前回は降雪を逃したのでそのリベンジということで行きました。この日も少し待ってからの降雪となりました。旭川市街ではやや粒の大きい降雪でしたが、やはり寒さもあってか小さい雪でした。やはり降雪があると、少しは情感を出せるでしょうか。また、位置によっては、降雪のダイナミックな動きのある光景も撮影することができます。

 <穏やかな降雪光景>
 前掲の写真は、上向きの照明から離れた位置で、入り口側の方となります。立ち枯れよりは、暗い降雪表現ですので、立ち枯れの脇役となるでしょうか。こうした撮影は、立ち枯れや雪原への照明が強いと、その明るさに負けて、降雪の空が暗くなります。したがって、立ち枯れ・雪原への照明が、照らし始めか、暗くなる前となります。これも、やはり照明のタイミングを掴んだシャッターが大切ですが、撮りながら粘るしかないでしょうか。絞りは開放よりも2、3段絞って、ISO感度も200〜400を行ったり来たりとしています。この写真はシャッター速度は1.3秒、ISO250、F5.6でした。

  <フラッシュ> 
 この日初めてフラッシュ撮影をしてみましたが、白い雪粒が強い印象となりましたので、少々違和感を覚えました。立ち枯れよりもかなり目立つことになりますので、お勧めできないかと思います。

 <ダイナミックな降雪の撮影>
 これはやはり照明に近い、入り口側から一番遠い位置となります。今回は、シャッター速度にして1/25から4秒まで試してみました。1/25秒でしたら、ISO感度は3200にもなりました。こうなると、降雪のラインが短くなってしまします。これはこれで不思議な感じですが、流れた感じなるのは0.5秒辺りですので、1秒以上は必要かと思います。絞りをそのままにして、ISO感度調整でやってみるといいかと思います。風の変化で、乱れ降るようなダイナミックな降雪光景を撮ることもできると思います。

 青い池ライトアップで降雪をどのように入れるのか、「穏やかさなのか、ダイナミックさなのか」を考えながら撮影するのも面白いかと思います。言い忘れましたが、AFでは無理ですので、 MFマニュアル・フォーカスです。フォーカスポイントを選んでピントを決めておけば、あとはISO感度を変えて、雪の光跡の長さを調整するだけとなります。