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 光芒、朝霧の丘を朱に染める 

 久々に大きなドラマを見たような感じでした。
 少し寝坊して外に出ると大雪・十勝岳連峰には雲がかかっていて、日の出が遅れるという幸運。また、昨日は雨だったので、空気も湿気っていて朝霧発生のチャンスでもあります。また、日の出前であれば、青い光景も撮影できます。到着するとプロの個人撮影ツアーの先客。意外と霧は少なかったのですが、山の雲に切れ目が出始め、赤い光が見えだしました。そして、上のような光のドラマが始まりました。雲の動きと太陽の上昇に伴い、狭い範囲から広がり、途中で2箇所に光芒が当たり、それが移動していき一つに繋がるといったような変化を見せていきます。より遠景での似たような光景は見たことがあるのですが、森や林、樹木の1本1本が見られるのは初めてとなりました。

  こうなれば望遠レンズの独壇場です。太陽の高度も少し高く、少し外せばフレアー等も出ません。
ズームインやズームアウトを繰り返しながら、また肉眼で変化を確認しながら休みなく撮影します。光芒が横に移動することもあり、MFで光芒で明るい部分の手前にピントをおけば、ほぼそのままでシャッターを切るだけです。私の場合、三脚は自由雲台なので左手でダイヤルの緩め・締めとズーム関係、右手はシャッターとカメラアングルということで操作します。

 かなりの枚数を撮りましたが、30枚ほど選んで現像。PHOTOHITOへのアップはその中でも10数枚になる予定です。