微彩の美馬牛

 霧の美馬牛小学校とグラデーションの遠景 WBは,太陽光,曇天,日陰と変えて撮影。
いずれもイマイチで,視覚的には,太陽光と日陰の中間ということで現像。撮影地は,中富良野の丘となります。戻る途中のもう一箇所の撮影スポットには3名がいました。

 前日と前々日は小雨もあったということで朝霧に期待しての到着です。日の出前よりも,日の出後に発生量が多くなるという状況でした。この写真では,静かに流れていくというような様子で,日の出後の光で霧に赤みが帯びてきたのを撮影しました。したがって,遠景は青から赤紫の穏やかなグラデーションとなっています。機材はAPS-Cに260mmですから,400mm分の焦点距離はあるかと思いますが,やや画質が悪くなりますので,ノイズ除去をかけています。明瞭度を上げると荒れも目立つようになりますので,霧の中の光景ということなので,ややマイナスといったところです。もう少し明るくしたいところですが,遠景の山が消えない程度で抑えました。このあたりの明度の細かい調整については,「トーンカーブ」での調整がいいのかもしれません。