希望あれ火国 smart copy

 濃霧の中,木々をぬける陽の光。 ふっと肥国・火国という言葉が浮かぶ。
 今年初めての霧は,かなりの規模で,どこに行っても写真にならないかと,このような写真を撮りました。肉眼では太陽の輪郭もみえたのですが,さすがカメラでは無理でした。しかし,陽光による幹枝の明暗差もおもしろいと載せてみました。さすが,黒い画像からシャドウや黒を立ち上げてきたので,ノイズ軽減をかけましたが,やはり細かな画像のアレが見えています。LightroomもCC/6になって強化されたと聞いていますが,どうでしょうか。

 肥国とは,九州にあった古い国名。肥前・肥後の総称で,肥前は今の佐賀・長崎で,肥後が熊本だそうです。肥国はもともと火国と言われていたそうで,なにがしら阿蘇の噴火や大カルデラの成立を思わせるような名です。
 地震災害から2週間以上経ちましたが,太い幹を避け,枝をかき分けるようにして,少しは,陽の光=希望の光も見え出しているのでしょうか。地震での家屋等の倒壊を考えると,この写真を90度傾けたような状況でしょうか。一刻も早い日常性へ,復興へと祈るばかりです。