

しかし、趣味とはいえ、機材的には金銭的限度があるが、やるからにはミドルクラス以上の腕前(見る目、技術等)は持ちたいものである。そんなことで構想したのが絵図である。どうすれば上手くなるか、これが課題であり、ある程度納得のいく写真を撮りたいものである。
感性領域、技術領域、そして、作品領域。それと、「選ぶ・探す」気象・地理的知識領域の4つの分野を想定した。

従って、第2には、自分なりには、自分流の「フォトジェニックな光景」かどうかも判断していると考えている。自分にとっての写真になるかならないかを判断しているわけである。夕焼けが綺麗といっても、その前景、中景、あるいはその周辺に全くの人工物があれば(素敵な形状の建物やオブジェ、廃屋等があれば別だが…)、だいたいは眺め、ああ、あの丘やあの背景だったらいいなぁと思っている。
・ジオグラフィックのブライアン・ピーターソンが、写真は人生、人そのものである、とうような主旨を述べている。まだ、それを見切れる、観賞しきれる力は無いが、このことは、こうした海面下の氷山をさしているのではないか。そして、写真はその表出ではないだろうかと、感じさせる言葉である。写真に向かうことは、知らずに人生をもかけた一瞬ではないだろうか。何を選び、どんな設定で、どう切り取るのか…、いつものように人生の選択の1つである。 (つづく)