

日の出前のブルーの霧、それから徐々に紫から朱色にかわる様は、ファンタジックなものである。この世の光景というよりも朦朧たる極楽、論理と言うよりも情緒、油絵と言うよりも水墨画的である。
いつものコースをたどって自称「霧の丘」へ向かう土日である。私の感じでは霧は上富良野方面からくることが多かったので、薄い時は「千望峠」まで遠出することもある。美瑛パノラマロード方面は、新栄の丘か、北の藤野の丘である。過日は、霧の青い池にも期待していったが、朝の直行でないと霧は撮れないようである。
これから夜の気温も下がることから、いよいよ霧のシーズンとなるだろう。早起き時刻も少しずつ遅くなるのが嬉しい。
(上記グラフの細線は、それぐらい早く、あるいは、少し粘って…というライン。1時間前現着が理想。朝は、斜光で長い影があるうち。日没後は、夕焼けにも注目したいということでのライン。)