PHOTO MEMO by FES

写真についての個人的メモ

青い池

写真についての個人的なメモです!

秋風青池

 大雪山・十勝岳連峰も冠雪し、紅葉が下界にも一気に降りてきました。過日は三国峠が降雪で、夏タイヤの自家用車では無理との判断で、久しぶりに狩勝峠で帰ったばかりです。
 刻一刻と初冬が近づいています。旭川市街でも、今日午後3時過ぎには雲間から見え隠れする太陽光の中でみぞれが降りました。予報は今夜から降雪なのですが、翌朝の美瑛予報を見るとマイナス気温ながら曇りのようです。美瑛の丘の降雪はどうでしょうか。

 青い池 こちらも久々の訪問。観光シーズンは過ぎたにもかかわらず多くの観光客です。紅葉と青とのグラデーションを想定して行ったのですが、風が出てきて、漣がたっていました。風の強さによってはキラきたとした反射も綺麗ですが、よく見ると湖面の一部に風がくるような模様が綺麗なことに気づきましたので、湖面を睨みながらの撮影を繰り返しました。

 秋風吹く青い池 2枚ご覧ください。

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 雪が降ってシャーベット状になり、湖面に白い雪が残って作る青と白の模様を思い出します。

降雪の青い池 作例 と 吹雪対策

 前回は,シャッター速度等による降雪の写り方の違いを書きましたが,今回はそれを写真でおみせします。3枚あります。フラッシュのものは上向き照明から遠い位置,近い位置での1/25秒,1.8秒のものです。

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 近い雪の白さが目立ちます。ガーゼ等を当てて弱めた方がいいと思いました。また,数枚とってから,比較明合成という方法もあるかと思います。また,長時間露光中に手動でフラッシュ発光というのも考えられます。

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 これは,1/25〜1/8秒といった速度です。余りきっかりと映ると妙なものですから,現像ソフトでソフトフィルターをつけたような効果で仕上げています。

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 これは,1.8秒程度かと思います。短い間ながらも途中で風向きが変わって,面白い光跡がみられます。これを撮るとしたら,降雪があって風があるという「吹雪」が好条件でしょう。そうなると,風の強さで雪の速度もはやくなりますので,シャッター速度ももう少し工夫というところでしょう。

 <降雪・吹雪対策>
 さて,吹雪となるとレンズフードへの雪の侵入,あるいはカメラ・レンズが冷えていなければレンズへの付着・水滴というのが考えられます。いずれも,気がつかないで撮影していると,写真への写り込みで台無しになってしまうこともあります。

 ・事前に,カメラをビニル袋に入れて外気温で冷やしておくか,車のトランク内に入れておく。もちろんバッテリーは外しておきます。これで着雪・水滴は防げるかと思います。

 ・撮影時は,防寒用カバー,もしくはレインカバーでカメラを保護するします。しかし,レンズフードには雪が入ることが多いですので,時々覗いて,ブロアーで吹き飛ばしておきたいものです。また,移動や一休みの際は,レンズを下向きにして移動するか一休みに入ってください。
 別件では,撮影時に顔に当たる風雪もきついものです。顔を隠すものも売っていますので,いいかもしれません。風の強さにもよりますが,顔とレンズ保護には,傘というのも一つの方法です。この場合は,片手での操作となりますが。 
 

降雪の青い池

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 雪降る青い池

 3度目の夜の撮影。前回は降雪を逃したのでそのリベンジということで行きました。この日も少し待ってからの降雪となりました。旭川市街ではやや粒の大きい降雪でしたが、やはり寒さもあってか小さい雪でした。やはり降雪があると、少しは情感を出せるでしょうか。また、位置によっては、降雪のダイナミックな動きのある光景も撮影することができます。

 <穏やかな降雪光景>
 前掲の写真は、上向きの照明から離れた位置で、入り口側の方となります。立ち枯れよりは、暗い降雪表現ですので、立ち枯れの脇役となるでしょうか。こうした撮影は、立ち枯れや雪原への照明が強いと、その明るさに負けて、降雪の空が暗くなります。したがって、立ち枯れ・雪原への照明が、照らし始めか、暗くなる前となります。これも、やはり照明のタイミングを掴んだシャッターが大切ですが、撮りながら粘るしかないでしょうか。絞りは開放よりも2、3段絞って、ISO感度も200〜400を行ったり来たりとしています。この写真はシャッター速度は1.3秒、ISO250、F5.6でした。

  <フラッシュ> 
 この日初めてフラッシュ撮影をしてみましたが、白い雪粒が強い印象となりましたので、少々違和感を覚えました。立ち枯れよりもかなり目立つことになりますので、お勧めできないかと思います。

 <ダイナミックな降雪の撮影>
 これはやはり照明に近い、入り口側から一番遠い位置となります。今回は、シャッター速度にして1/25から4秒まで試してみました。1/25秒でしたら、ISO感度は3200にもなりました。こうなると、降雪のラインが短くなってしまします。これはこれで不思議な感じですが、流れた感じなるのは0.5秒辺りですので、1秒以上は必要かと思います。絞りをそのままにして、ISO感度調整でやってみるといいかと思います。風の変化で、乱れ降るようなダイナミックな降雪光景を撮ることもできると思います。

 青い池ライトアップで降雪をどのように入れるのか、「穏やかさなのか、ダイナミックさなのか」を考えながら撮影するのも面白いかと思います。言い忘れましたが、AFでは無理ですので、 MFマニュアル・フォーカスです。フォーカスポイントを選んでピントを決めておけば、あとはISO感度を変えて、雪の光跡の長さを調整するだけとなります。 

青い池ライトアップ初日

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 青い池ライトアップ開始 入口方面の撮影

 いよいよ開始されました。午後からの降雪でいい初日を迎えたようですが、出遅れてしまって、降雪は1分ほどで終わってしまいました。旭川市内が降雪でも約40km離れたこの箇所の天候とは異なるようです。今年のライトアップの目玉は「降雪をよく見せる」というものらしいですが、少々気落ち気味の撮影でした。しかし、長時間露光となりますので、ライトの変化とともに、どのタイミングでシャッターをきるのか、ホワイトバランスをどうするのかと、あれこれと考えながらの楽しいひと時でした。
 
 少々気になったのは、左下から伸びる木の影でした。全面凍結で雪がのるとしたら、もっと影が伸びることになるかと思います。
 これを避けた構図にするのか、立ち枯れの影とともに、低いアングルからの構図にして目立たなくするのか、さらに、この影の目立たない間に撮影が終わるようなタイミングのシャッター速度にするのか、考え所です。

 広角系〜標準系のズームを持参しましたが、この影を避けるとすれば、空の部分も入ることになりますので、場所を選んで、降雪の様子も入る方がいいかと思います。ローアングルでも空が入りますので、降雪時がいいですね。かといって、望遠系では広さ、奥行き感が出にくいということで、フレーミングが難しくなりそうです。
 照明の変化がありますので、シャッタータイミングをいつにするのか、さらにシャッター時間(絞りやISO感度)調整をする必要があります。なるべく見た感じを撮るのならば、ISO感度を高くして、F絞り値を開放に近い方にするというのもあるでしょうか。ISO感度を高くして撮ると、現像時での補正の自由度がなくなり、露出をプラス補正したり、シャドーを明るくする場合は、「荒れ」が出やすいので注意が必要です。
 

 その他、現地トイレがなくなり、2km手前のビルケの森のトイレが使えます。トイレしか照明がついていないので、青い池に行く前に済ませておいた方がいいでしょう。撮影時、あるいは見るだけにしても、突然暗くなったり、通路も薄暗いので、懐中電灯がいるかと思います。  

今朝の青い池

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 青い池雪化粧 10月29日

 旭川市街は濡れた路面でしたが、美瑛市街を過ぎ白金温泉へ向かう道の白樺の木々が雪化粧をしていました。青い池も木々の雪化粧と予想したのですが、水面に薄い雪のシャーベットがありました。写真の中央、横断するような薄い青がそれです。望遠での撮影で拡大してみるとアイス状態と確認しましたが、すでに1時間も撮影している人が、溶けていて少なくなっていると、言っておりました。
 なぜ、ここだけにアイスあるいはシャーベット状のものができるか不思議ですが、降雪とともにどんどんと増え、やがて、真っ白な雪を載せてくるようになります。マイナス気温がシャーベット、そして、凍結の末に、冠雪となっていくのだと考えます。どんな模様を作るのか楽しみでもあります。

 今朝は風もなく、ご覧のように見事な写り込みとなりました。到着直後は、朝焼けの雲も水面に映っていて、その映り込みも撮影しました。

 11月1日から夜のライトアップ予定ですが、朝にはすでに機材が設置され、配線もされていました。通行止めとはなっていないので、まだ、光の方向や色変化、照明変化プログラム等の調整中なのかと思います。調整完了となると機材のある箇所が進入禁止となりますので、今日は、美瑛川の方まで行って撮影してきました。
 今年はどんなプログラムになるかも楽しみですし、上記に書いたように冠雪前の模様と照明の組み合わせも楽しみです。日の出時の朝焼け、日中の晴天時あるいは降雪時、そして、夜の晴天時・降雪時と、いろいろな天候パターンが考えられます。2月末までの実施ですので、ゆっくりと楽しみたいと思います。  

初冬の青い池

雪舞の池

 青い池 風もあって波立つ水面を利用して

雪舞の池2

 青い池 降雪を入れて

 初雪光景をのがしましたが,本日撮れました。旭川市街は降雪でしたが,青い池到着するかなり手前からは雪が降っていませんでした。また,観光バスも2台駐車していたので,観光客が多いこともあって,しばし待ってからの撮影にしました。水面の葉も少なくと思って撮影していたのですが,突風があって落ち葉が一気に水面へ落ちてしまいました。従って,風で流れるのを待ったりと,同じ場所で2時間近くを過ごすこととなりました。

 1枚目の写真は,波立つのを待っての撮影です。曇天の空も入れて,青い水面を囲むような構図にしてみました。また,うまいことに落ち葉が見えにくくなっていますし,青い水面の部分には雪も入れることができました。この少し前までは,NDフィルターも使って長時間露光で,水面に映る雪ののった枝をいれての撮影をしていましたが,波立つところがうまく入らずに,NDを外しての撮影です。白い空や雲をいれない方が,青い池らしいのですが,こんな条件の場合はこれも苦肉の策でしょうか。

 2枚目。台風による被害があって,木や枝にかなり変化があり,枝ぶりも1つの記録かと思っています。雪がのることで枝ぶりが引き立ちますので,背景にまだ色があるうちが適時かと。この青い池での降雪時の課題の一つは,降る雪をどう入れるかです。点の雪か,少し流れる雪か,です。今回は ,いつものように点です。
 今回,NDフィルターも使ってみましたが,久しぶりの使用と,新レンズということで,付けるとレンズフードが付けられないこと,レンズフードも深いので調整がしにくいことがわかりました。フィルターを外気にさらして冷やしてから,レンズフードなしで使うしかないようです。雪を流すとすれば,どの程度にしたらいいものかは(バリアブルNDですので),事前に練習が必要です。また,NDを使わなくても,どの位のシャッタースピードから,流れてくるのかも,シャッタースピード優先で確認しておくのも必要でしょうか。

 <余話 除排雪の話>
 本日,降雪がひどく,帰宅後は車庫の奥から雪はね用の道具をだして,初めての除雪をしました。
旭川市では10月では33年ぶりの12cmの積雪とのことです。明日以降は最低気温でもプラスですので,また,溶けることとは思いますが,また,除雪の時期がくると思うと少々億劫になります。新車の軽4WDも屋外駐車ですから,その雪よけと,通過路面の除雪をしての朝撮影となります。歩道側に山積みして急いでも15分はかかるでしょうか。朝出となると,寝る前の除雪をしておいて,朝の除雪を少しでも早くできるようにということも考えておかなくてはなりません。
 除排雪については,結構大変です。1日で朝,夕食前,就寝前(もしくは風呂前)の3回は必要です。大雪の場合は,1回の除排雪で2,3時間以上もかかります。居住しているところでは,農業用水路用の小さな川に投雪してもいいのですが,近隣の除排雪と重なり,それを待つか,終わってからの投雪ですので,かなりの時間がかかるということで,自宅では融雪槽というものを設置しています。直径1.2m深さ2m程です。そこに投げ込んで,地下水で溶かすことになります。とはいえ,雪は水に浮かび,水も増えて
きますので,2mの深さまでは雪は入らないことになります。最近は近所でも増えています。地下水式や,温水式(ボイラーで暖かいお湯を入れる),あるいは,小型のジェットヒーターのようなものを地下に埋め込んで,その上に投雪する方式のものがあります。どれも50万円以上。私のところは,温水式から地下水式に変更してのエコにしました。温水式,ジェットヒーター式ともに灯油代がかかるようです。 

 

8月の青い池

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 青い池 8月

 9年ぶりの北海道上陸の台風で、せっかくのお盆休みは家の中で、妻の実家から自宅に戻ってからは、東京から来ていた孫を新千歳空港に送って行ったりと、撮影の機会はなしでした。
 久々に落ち葉もなくなったかと思い、青い池に行ってみました。観光シーズンとあって、駐車場もいっぱいの大賑わいで、人の間を縫っての移動と、木に寄りかかっての撮影でした。青い池入り口近くはまだ落ち葉でしたが、奥に従って少なくなっていました。青い池では、ほとんどは手持ち撮影です。ISO感度も400〜800にして、柵に両腕を置いたり、立木を使ってカメラをホールドすれば、望遠でも三脚も不要かと思います。
  

緑も青?!

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 美瑛 青い池 五月 樹影と影が水面に映る
 池周りの樹木も緑,あるいは黄色の若草で,青い池も緑色がかっています。

 日の出から2時間ほど経った6時過ぎの青い池。映り込みが好きなので,CPLフィルターは使っていませんが,調整すれば反射光が少なくなってもっと青くなるかもしれません。とはいえ,青信号といっても現実的には緑なので,広い意味で「緑も青」という言い方もできるでしょうか。これからの時期,広角・標準レンズ系だと,空の明るい部分と立ち枯れの背後にある緑樹の映り込みも入るので,バランスをみて切り取るのがいいかと思います。
 早朝はさすがに観光客は少ないですが,団体のバスが来ると結構賑わいます。青い池入口近くがバスの駐車場ですので,2台も停まっていれば,団体客の合間をぬっての撮影となるかもしれません。 

小さな雪帽子 青い池

小さな雪帽子 平穏な日々を思う

 雪をのせている 何かの茎・芽でしょうか。青い池も,その青さを取り戻したようです。
 取り戻す・・と言えば

 地震で被害を受けている熊本の様子がテレビで今日も映し出されていました。食料や支援物資が続々と集まっているようですが,被災された方々への分配の格差や,来年度以降も損害を受ける農業被害の深刻さも報道されました。仮設住宅設置,義援金等の早めの配分,仮設住宅建設などを期待します。
 過去に北海道南西沖地震(日本海)や十勝沖地震(太平洋)がありましたが,ここ北海道上川地方は内陸部のために,震度2ないし3程度があるだけでした。大地震の経験は皆無です。それだけに,家具が倒壊し食器などが散乱したり,家に亀裂が入ったり一部倒壊するというような恐怖や多くの余震が,建物の中で過ごすよりも車中泊の方を選ぶということにもつながるのかと想像します。
 今,ここの平穏な生活のありがたさとともに,一刻も早い復旧・安心・心の平穏を祈ります。 

4月の降雪の朝 青い池

青い池4月3ss

 青い池 やはり明るい4月の水の色
  池底の汚れなどをのぞいたために透明感が増したでしょうか。前夜の降雪で枝などに雪がのっているかと、久々の訪問となりました。標高が高いせいか圧雪ぎみの雪に昨夜の雪がのっている感じで、歩行にはまったく支障はありませんでした。

青い池4月の降雪ss

 青い池の水の色は、撮影位置と太陽位置、青空と雲などによって、その青さが違って見えます。これら2枚の写真は、雪を入れてそこにホワイトバランスを合わせて現像・補正してあります。これからは雪もなくなるので、何かを基準にしようかと考えています。いわゆる緑の植物が6000~6500ケルビン値と教えてもらいましたが、それをどう活用するのかクエスチョンですが、iPhoneアプリにケルビン値を簡易的に測定できるものもあるとかで、使ってみようかと思っています。
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