PHOTO MEMO by FES

写真についての個人的メモ

冬の低い雲

浮遊3

 朝焼けと雲

 マイナス15℃以下なのに霧氷もなく、もちろんダイヤモンドダストの発生もないだろということで、上富良野で日の出を待ちました。日の出前はこのような様子もなく、工場からの水蒸気(おそらく)の雲の下にわずかな雲があっただけでした。したがって、朝焼けの光を浴びる雪原の様子を撮りながら移動していくと、にわかに低い雲が発生しだして、ご覧ような光景となりました。地上の水蒸気が少なくても少し上の方にはたくさんあったのかと思われます。このような現象も初めてながら、朝焼け色にうごめくような雲の撮影は初めてでした。もっとダイナミックなものも撮りましたので、次回以降に載せたいと思います。

モノクローム美瑛

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 モノクローム美瑛 雲が多いのでモノクロに
  (Jpeg変換ではなくて、画面キャプチャ後リサイズもしていますので画質が悪いです)

 なかなか撮影に行けない日々です。室内でも27℃とエアコンなしでは少し辛い感じです。
 久しぶりにモノクロにしてみました。Lightroomのスライダー「自然の彩度」や「彩度」を落とせばモノクロになりますが、「ホワイトバランス」や「階調」「色相」などのスライダーを動かすとかなりの変化がみられます。特に雲の様相がガラッと変わってきます。カラーの時は青空や前景の麦色などを基準に補正するメドがたつのですが、色がないために、どこを何を基準にして現像していくかが難しいものとあらためて感じさせられました。その分、ひょっとして表現的には面白いということかもしれません。 

スポットライトを追って

光彩

 スリット状の雲間からの光で、美瑛の美馬牛小の三角塔などが浮かび上がる。

 クリアーな空より、雲のある空は面白いものです。木や林の上にポカンと浮かぶのも絵になりますし(フォトジェニックです)、雲それ自体も何かの形に似ていればそれでもいいものです。そして、光芒が出るような雲模様であれば、光や雲の影が地上を動くのも面白いです。
 今回の写真は、日の出過ぎにスリット状になった雲間からの帯状の光が、写真遠景の山からこちらに動いてきたところを撮影したものです。そして、この後、私を照らして東へと動いて行きました。もちろん、その様子も撮影しましたが、こうした移動が2度ほど繰り返し、光が頭上を通って行くのも初体験でした。

 こうしたスポットライトのように地上を照らす光は、風と雲の変化によってどこに出るかは分からないことが多いものです。それが、例えばクリスマスツリーを照らすというのは、全くの偶然かもしれませんが、四方あるいは一方向に開けた小高い丘にいれば、少し離れたところで起きていても望遠レンズで捉える確率が高くなると思います。この日は、風が弱くて雲も極めてゆっくりと動いていたために、小高いところへ移動できたのがラッキーだったと思っています。時々空を見て、雲から風向きや速さなどを確認することが大切だと思っています。
   

光で動く

IMG_0420

 揺れるマーガレット 十勝岳から戻ると丘は風が強くなって、午後から雨となりました。

 「光」と題して、被写体がどんな光を受けている光景をよく撮影しているのかを書き留めたいと思います。
 もともと、「写真」というのはフォトグラフの日本語訳で、元の意味は「光を描く」ということらしいです。光を感光させて、それを定着させるという発想からの造語だったらしいです。今でも、技術書やカメラ雑誌には、「光を意識して撮影する」ということも言われています。まあ、光がなかったら物は見えないわけですが、写真を撮る際は、その光を意識することが大切だという訳です。
 風景が基本なので、その光とは太陽光のことです。それがどの方向や高さから差しているのかに注意して撮影するということになります。

 基本は「斜光」で、(横)斜めから射し込む光で、立体感や質感を表現しやすい光ということです。写真というのは、二次元平面の表現ですので、被写体の明暗による立体感は重要です。そうなると、順光という太陽を背にしての撮影は、色はよく出ますが平板的なものということです。
 その次は、「逆光」です。太陽を入れるか入れないかで若干の違いはありますが、太陽の光がカメラ内に入るということで、色彩が薄くなりますし、太陽の向きによって、レンズ内にある数々のレンズ表面での反射でフレアーやゴーストといったものも出やすくなります。しかし、最近はコーティングも良くなり、少ないものもあります。朝陽や夕陽をうまく取り入れれば印象的な写真ができます。

 上記は、太陽が光を発している晴天などの状態ですが、曇りや雨、さらに雪、霧などといった天気もあります、影もできにくいような光なので、個人的には「拡散光」と言っています。
 概してコントラストがなくて、平面的になりがちでが、写真にならないかというとそうでもありません。もわっとした感じですが、若干コントラストや彩度を調整すれば、水墨画的なものになります。これはこれで、いい味ではないかと思います。

 次は、自然現象との絡みで起こる光についてです。それは何かというと、まずは、雲間からの「光芒」と、それが地上を明るくするようなスポットライトです。これらは雲がなければなりませんので、雲とのコラボレーションの現象ということになります。スポットライト的な現象では、コントラストが強くなって印象的な色彩、明暗差になります。次は、言わずと知れた、「朝焼け」「夕焼け」が出るような時間帯。そして、前後に起きるブルーアワーということになります。空気の関係で太陽光の色が変わるのですから、個人的には、これも光の範疇にしています。さらに、虹や白虹、光輪、日輪なども加えています。

 こうしてみると、撮影時間帯というのは、日の出、あるいは日没前後が非常に面白いということになります。前後の2時間もあれば光の変化が楽しめるということになります。それも美瑛では、丘の起伏もあって、平地よりも、斜光の撮影時間が長いという利点もあるかと思います。
 また、雲の様子から日中でもスポットライト現象を狙えるとなれば、さらに楽しみが増えてきます。ようは、雲次第というところです。

 今日は寝坊して、日の出後の5時過ぎの出発でした。天気予報が曇り・雨なので、気合も入らないのかもしれません。案の定、西空は雲がかかって、若干薄陽がさすような状況で、西空にかけて雲。しかし、東空、大雪山連峰の北側には光芒も出ていました。ひょっとしてよかったかもしれないなどと考えながら運転。霧はなさそうで、山麓には雨上がりで上昇する雲もありました。結局は、青い池なども通り過ぎて望岳台に行きました。レストハウスは改装中のようで足場がかかっていました。雪渓も極めて少なくなり、緑が山頂へと向かうような様子でした。帰りの白金温泉では、修学旅行生が白髭の滝付近にいたり、美瑛市街地にも学生のようなグループや若い人たちがいたりして観光シーズンが始まったようです。

 

地形と気象条件、そして…2

Misty morning 5

 
 川霧の中の日の出 零下20℃以下  冬の川の楽しみ
  地形・植生の次は、「気象条件」です。予測して撮影にでかけますので、将来的には「読む」というようなところまで…理想ですが…いきたいものです。

  まずは、前回にも少し触れましたが、太陽位置・方角の読みがあります。これは、国立天文台・暦計算室・各地のこよみ(大きな都市)で、毎日の日の出時刻・方位、南中時刻・高度、日没時刻・方位がわかります。また、iPhoneでもいいアプリもありますので、日の出、日没やゴールデンアワー、ブルーアワーが分かったり、予め太陽位置を想定したり、現地で確かめたりできるものもあります。太陽位置は意外と難しくはないかと思います。

 難しいのはやはり気象条件による自然現象です。虹や光芒そのものを撮っても、自然現象を撮っているだけです。特徴ある田園や大地、山、木々といった風景とのコラボによって、風景と自然現象が美しくなると考えます。有名な撮影スポットも、こうした稀な気象条件や、日の出、夕焼け、夕陽等といったものの中で引き立つのだと考えます。例え日中であっても、雲の有り様次第で、印象が変わります
 それから、虹、雲間からの光芒は、天気予報以上に予測のつかないことです。曇天でも雲の流れる方角や太陽位置はおよそ見てわかりますが、雲間が出たとしてもどうなるかは、ましてや虹や光芒になるのかはわかりません。ぎりぎりの可能性を追うしかありません。また、見つけた自分の位置から、いい地形へと移動しても消えてしまい写せないこともあります。これは、もう、そうした状況に近い現場にいることの幸運しかありません。日数、月数、年数の中で、幸運の女神がほほえむのを待つということです。その中でも、白虹は朝霧の中よりも周辺の切れ目というのがポイントです。車を走らせれば見られるようです。ただ、その背景に何があるのかが課題かと思っています。日輪はある程度長い現象なので、移動は可能かもしれません。朝霧は、所在地が濃霧でも、現地では薄かったり、その逆もあったりとします。行ってみなければわからないというところです。
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