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 肉眼の特徴を調べている際に,カメラの解像度として計算した人の話がでていました。

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・まずは,確実に見える鮮明度のいい中心窩ですと,700万画素でそのわずかな周辺部を入れても800万画素とのことです。しかし,肉眼での視野だと,なんと5億7600万画素となるそうです。これは一体どんなことになるのかと,自分で計算してみたところ。

・今の市販技術だと,4Kテレビが64台分ということになりました。これが人間を視野をカバーする広さとなるのですから,縦に6台,横に10台並みのスペースが必要ですね。これだとまさに一面の壁そのものが画像でなければなりません。

 最新のカメラでは,8K を超える5000万画素が市販されていますが,一億画素も研究中とか聞きます。どこまでいくのでしょうか。

・ ただ,高画素もいいのですが,価格が高くなると同時に,高速メモリーが必要です。ハイスペックのパソコンも必要です。ざっと計算すると,5000万画素だと,RAWで70MB,JPEGでさえ30MBを超えます。ハードディスクも大容量でないといけません。また,高画素になるほど,「ブレ」にもシビアになりますので,頑丈な三脚もいるでしょうか。
 モニターも8Kがほしくなりますが、私のiMac 27インチでも小さいかもしれません。40インチ,50インチとモニターも大きくする必要があるかもしれません。そうなると,モニターとの距離も必要なので、今よりも奥行きのあるテーブル(デスク)や部屋も少し広めでないといけなくなります。う〜む! お金のかかるようになっている! 寂しい話ですが,どんどんと高収入者の趣味となるのでしょうか。

・そうなると,体感的に大きく見せるスマートグラスというのに期待が持てるかもしれません。今の所,90インチ程度の体感ですが,解像度はHD・パソコン並みということです。せめて,100インチ超えで,解像度も4K並みになるといいかもしれません。

 メモ 網膜の奥で外界の映像をとらえる部分には,明るさを見分けるが色を識別できない視神経が多く分布しているそうです。しかし,中心窩には,色を識別できる視神経も集中してあることから,色彩も含めた映像が脳に送られるそうです。従って,鮮明な映像ということです。