test10-inoue

 遅れてきた朝 美瑛 赤い屋根の小屋

 マイナス8℃の暖かい早朝。未明から雲が出てきたようで、北東の低い空がやや明るい状況でした。
 美瑛到着頃になっても山頂からの日の出は拝めそうにもなく、三愛の丘、新栄の丘などに行って、雲行きを見て、この写真の拓真館方面へと・・。

 この日は、太陽がわずかにのぞいたり、雲に隠れたりとしていましたので、薄曇りの中の太陽狙いにして撮った1枚です。なかなかこのような状況にはならず、朝の軽食を食べながら車中待ちしました。
 この写真も2つの小屋の中央に木立があって、その真上に太陽という構想だったのですが、生憎道路脇の木立が邪魔して木立が中央にこなかったものです。この前にその木立を避けた位置でも待ってみましたが、結局は太陽が出なかったりとうまくいかないものです。

 この写真も逆光気味となります。当然に大地は暗くなりますので、RAW現像のLightroomで、雪原と小屋を明るくします。状況によっては、そのままシルエットということもありますが、この場合は見た目にした方が、現実味があるかと思いました。こうした逆光では大地が暗くなり、太陽の周囲が白飛びしないように撮影時の露出補正を変えますが、あまりマイナス・暗くすると、現像で明るくする場合にノイズが顕著になってきます。したがって、露出補正を変えた数枚から、ノイズの少ないものを選んで現像するということになります。