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 朝靄の美瑛 丘並みのグラデーションの中,麦色あり緑あり

 私の好きな色彩と光のひとつ。もや(靄)っとしていいて,きり(霧)っとしていない性格からくるのでしょうか。それとも,人生においてそうした年代に入ってきたからでしょうか。
 撮影中に,もっと早くから写真を撮っていればと漏らしたら,「いいや,地味で渋い光景は,経験がこないと撮れないものです。」と言うようなことを言われたことがありました。最初は秋ばかりの霧と思っていたのが,通ってみると,春や初夏にも霧があり靄があるのです。なんと幸せなことでしょうか。
 過去の辛い思い出も,楽しい思い出もこのような状態になっていくのでしょうか。いずれこうした状態の脳になり,記憶も定かではなくなるのでしょう。と,いうようなことを戒めるために,こうした写真を撮っていると解釈すれば,気も楽になるでしょう。

 東川の写真甲子園が終了したようです。高校生の結果は入手していませんが,雨の中もあり大変だったかと思います。それと,国際写真フェスティバルの受賞者の作品展が,明日から8月末まで文化ギャラリーで開催されます。北海道で撮影されたことのあるマイケル・ケンナ氏も受賞とのことですので楽しみです。30,31日は無料開放で,それ以降は町外者200円ということです。31日には受賞作家のフォーラムもあるとか。時間とれるかなぁ〜と思います。