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 白虹 春の撮影は初めて 

 いよいよ日の出も午前4時30分頃となり、1時間前に出発。ブルーアワーの空に、月と星。西神楽の丘からは大雪・十勝岳を隠すような雲がかかっているのが見え、美瑛に入るとすごい濃霧でした。このような時は自称「霧の丘」へ向かうのが昨年からの日課ですが、到着して少し待つも晴れる気配がなく、その場を離れ途中で飲み物を買って新栄の丘で休み、クリスマスツリーの木などを横切りつつ、また舞い戻りました。ここでもしばらく待つと、写真のような白虹に出会いました。かなり太陽高度もあったので、霧で出る光芒はありませんでした。

 白虹は、経験上、写真のように霧の上に太陽が顔を出して、その強い光で発生します。背景を見ると霧が薄くなっているので、ちょうど切れ目あたりに見ることができるものです。この日は林を中心にして撮ることができました。写真のように自分の影が邪魔になることもあります。ここでは入れてみました。 白虹は意外と近距離で発生しますので、35mm以下の広角レンズが必須です。また、CPLフィルターがあったほうが明瞭になります。

 この後は、赤い屋根の小屋、拓真館、三愛の丘、マイルドセブンの丘などを巡って、トラクターを撮影。この時期は、なかなか被写体もない中、農作業が始まるので、その記録として撮っています。そうそう、途中でカタクリを見ましたが、まだ花びらが閉じたままでした。