PHOTO MEMO by FES

写真についての個人的メモ

光芒

モノクロ考

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 光芒 カラー版

 最高気温は20℃そこそこですが、最低気温は一桁で6℃というのも珍しくなくなり、大雪山連峰の黒岳では9月末に冠雪というニュースも入りました。昼夜の温度差が開いてくると朝霧が発生しやすくなります。上の写真は、霧が漂う林に太陽の光が差し込んで光芒が見えた時に撮ったものです。
 
 紅葉の始まった木と常緑の木の色が若干見えますが、逆光ですので、強い光で色彩が薄れているのがわかります。彩度をあげるというのもあるでしょうが、こうした色調がいいのか、はたまた、モノクロで光芒を強調した方がいいだろうかと考えます。

 モノクロのよさについては、まだ十分には理解していませんが、とあるサイトを覗くと…

 「カラー=リアル=具体的=実用的」
 「
モノクロ=非リアル=抽象的=芸術的」

 という解説もありましたが、カラーが常に実用的かといえば芸術的でもあり、モノクロも同じかと思っています。要は何をどうすればよく表現できるのか、現像方法をどうするのかというようなことから「モノクロ」という選択枝があると思っています。

 今回は、色彩もあまり気に入らなく、光芒を強調させるということでモノクロにしてみました。

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 光芒 モノクロ版

日の出前の光芒

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 日の出前

 今朝は、上富良野方面には霧があるものの靄程度の発生となりました。クリスマスツリーの木、新栄の丘、拓真館から、三愛の丘へと、靄方面へ移動はしていたものの既に霧散していました。写真のように、東には雲もあり、日の出は5時50分ごろとなりました。

 この撮影では、前景のタンポポの綿毛を入れてはみたものの、ここにピントを合わせると、光芒が薄くなりますあので、雲のわずか下に合わせて明るい面で測光。なおかつ、露出補正もマイナス側に何段か変えて撮影しました。いずれもタンポポ部分は暗くなりますが、その中でも光芒がしっかり出ているものを選んで、シャドウ部分をプラス側にして明るくしてあります。 また、光芒を強調する意味もあり、ホワイトバランスをややプラス側にして赤みを帯びるように補正してあります。肉眼的というよりも、印象的な仕上がりの強い写真となります。手振れ補正のある広角レンズ使用で、バリアングル液晶ビューのカメラですので、地面近くでの手持ち撮影となります。

 東川写真塾が5日から2泊3日であります。天気の方が心配で、予報では5日午後からの撮影開始日が晴れで、翌日から雨模様となっています。台風18号の影響が出てくるのでしょうか。雨中での撮影準備もしなくてはと思っています。防寒カバーはあるのですが、レインカバーがありませんので、その代わりのビニル袋かシャワーキャップ、それとガムテープでも用意しようかと思っています。それと、長靴も必須ですね。 

夕の光芒

夕の光芒

 夕の光芒   旭川市就実の丘から

 東では虹の発生が続いた中、日没近くに西で見た夕日の光芒です。地域的には旭川市となるでしょう。
   夕日の光芒は久しぶりでした。

 東北に上陸して通過した台風10号は、北海道にも被害をもたらしました。帯広の勝毎花火大会河川敷会場は濁流の中となり、以前住んでいた南富良野町は空知川の決壊で水浸しになっている様子がTVで写されていました。以前の台風被害も含め、激甚災害申請を政府に要望するとの北海道知事の言でした。異例づくめの台風通過や被害となっています。当地、旭川は今回は雨が少なく被害はなかったようです。
 例年、台風の到来は9月もありますが、これ以上被害がないように祈りたいです。 

光芒 雨 そして、虹

光芒

 光芒     美瑛 手前パフィーの木

 APS-Cで135mm。フルサイズだと200mm少し超える焦点距離で捉えた光芒光景。撮影地は、美瑛の三愛の丘からなので、パフィーの木までは4kmほどとなるでしょうか。光景的には4〜5km先のものとなりますが、このくらいの焦点距離だと強い圧縮効果も感じられず、まあまあ自然な感じかと思っています。
 今回もモノクロにしてみました。光芒という光の強い部分もあって、色彩的には薄めの景色となりましたので、光の筋、ビームの印象を強くというとが主な理由です。また、前景もアンダー補正してシルエットにしてあります。

 昨日は曇天に小雨、時には強い雨も降るという空模様でしたが、雲間からの光芒の可能性もあり出かけました。
 光芒も見られたのですが、至近距離でしたが山部分で、北方向の丘部分を照らしたかと思うと移動速度が速くて撮影にはなりません。しかも、ダブルの虹が出て急いで移動したのですが、これも撮影には間に合いませんでした。まあ、光芒が出る側に寄りすぎたための読み違いという結果です。加減が難しいものです。しかし、収穫としては、小雨模様の光景が霧のような感じを受け再認識したことです。これも雲次第なのですが。

光で動く

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 揺れるマーガレット 十勝岳から戻ると丘は風が強くなって、午後から雨となりました。

 「光」と題して、被写体がどんな光を受けている光景をよく撮影しているのかを書き留めたいと思います。
 もともと、「写真」というのはフォトグラフの日本語訳で、元の意味は「光を描く」ということらしいです。光を感光させて、それを定着させるという発想からの造語だったらしいです。今でも、技術書やカメラ雑誌には、「光を意識して撮影する」ということも言われています。まあ、光がなかったら物は見えないわけですが、写真を撮る際は、その光を意識することが大切だという訳です。
 風景が基本なので、その光とは太陽光のことです。それがどの方向や高さから差しているのかに注意して撮影するということになります。

 基本は「斜光」で、(横)斜めから射し込む光で、立体感や質感を表現しやすい光ということです。写真というのは、二次元平面の表現ですので、被写体の明暗による立体感は重要です。そうなると、順光という太陽を背にしての撮影は、色はよく出ますが平板的なものということです。
 その次は、「逆光」です。太陽を入れるか入れないかで若干の違いはありますが、太陽の光がカメラ内に入るということで、色彩が薄くなりますし、太陽の向きによって、レンズ内にある数々のレンズ表面での反射でフレアーやゴーストといったものも出やすくなります。しかし、最近はコーティングも良くなり、少ないものもあります。朝陽や夕陽をうまく取り入れれば印象的な写真ができます。

 上記は、太陽が光を発している晴天などの状態ですが、曇りや雨、さらに雪、霧などといった天気もあります、影もできにくいような光なので、個人的には「拡散光」と言っています。
 概してコントラストがなくて、平面的になりがちでが、写真にならないかというとそうでもありません。もわっとした感じですが、若干コントラストや彩度を調整すれば、水墨画的なものになります。これはこれで、いい味ではないかと思います。

 次は、自然現象との絡みで起こる光についてです。それは何かというと、まずは、雲間からの「光芒」と、それが地上を明るくするようなスポットライトです。これらは雲がなければなりませんので、雲とのコラボレーションの現象ということになります。スポットライト的な現象では、コントラストが強くなって印象的な色彩、明暗差になります。次は、言わずと知れた、「朝焼け」「夕焼け」が出るような時間帯。そして、前後に起きるブルーアワーということになります。空気の関係で太陽光の色が変わるのですから、個人的には、これも光の範疇にしています。さらに、虹や白虹、光輪、日輪なども加えています。

 こうしてみると、撮影時間帯というのは、日の出、あるいは日没前後が非常に面白いということになります。前後の2時間もあれば光の変化が楽しめるということになります。それも美瑛では、丘の起伏もあって、平地よりも、斜光の撮影時間が長いという利点もあるかと思います。
 また、雲の様子から日中でもスポットライト現象を狙えるとなれば、さらに楽しみが増えてきます。ようは、雲次第というところです。

 今日は寝坊して、日の出後の5時過ぎの出発でした。天気予報が曇り・雨なので、気合も入らないのかもしれません。案の定、西空は雲がかかって、若干薄陽がさすような状況で、西空にかけて雲。しかし、東空、大雪山連峰の北側には光芒も出ていました。ひょっとしてよかったかもしれないなどと考えながら運転。霧はなさそうで、山麓には雨上がりで上昇する雲もありました。結局は、青い池なども通り過ぎて望岳台に行きました。レストハウスは改装中のようで足場がかかっていました。雪渓も極めて少なくなり、緑が山頂へと向かうような様子でした。帰りの白金温泉では、修学旅行生が白髭の滝付近にいたり、美瑛市街地にも学生のようなグループや若い人たちがいたりして観光シーズンが始まったようです。

 

雲間に期待 光芒?虹?

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 雲間からの光芒スポットライト  ポプラに当たることを待ったのだが
 ここはよく来るマイルドセブンの丘の奥 右にもう1本のポプラがある箇所です。

 空を見て1日が始まります。快晴よりも,雲があった方がベストです。空一面のどんよりとした鉛色よりも,濃淡のある雲がいいです。さらに所々に青い箇所の見える曇り空もいいです。そして,この空に,小雨が降ったり止んだりと気ままなのも,虹が期待できて楽しみです。

 さて,本日は朝から鉛色の空で,午後から雨。しかし,所用で出かけるときは西空が明るく,雲間の青も見受けられました。そして,たまたま外を見た午後7時過ぎ。東の空に夕焼けと,大雪・十勝岳の山裾から白雲が上昇していくような,今まで見たことのない光景に,虹もでているではありませんか。ところが,所用の途中で,駆けつけるには至りませんでした。

 今,書き留めているのは,美瑛の特徴や,光の捉え方,四季の色合い,私がいいと感じる写真の要素などです。書き留めるというよりも,考えをまとめる際に使うマインドマップにしています。上記の点で概念などを連想しつつ,関連付けたりしているわけです。

 目的は,これからの撮影のモチベーションをあげるためです。いろいろと撮っているのですが,相手は自然なので自由にならない分,感性的まかせといえばカッコいいのですが,「どうも被写体に撮らされているのではないか」、「偶然を期待して,偶然に撮らされているのではないか」,現像もまた「その時の感じで現像しているのではないか」と思うようになっていたからです。 
 少しでも意図的で,様々なシチュエーションを想定し,分類,構成的なものを持てば,撮り方・現像の仕方=見方が変わるのではないかと思っているのです。例えば,今撮ろうといている写真が、過去に撮った写真のどのテーマやサブテーマに入るのかを想定できるようなこと。または、新たなテーマや意図での被写体にあうのか、あわないのか、など。Lightroomでは、コレクションという分類方法があるようですが、そのもとになるようなものを考えることでもあるかもしれません。
 

トリミング

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 光芒 青と朱の対比で光景を強調

 せいぜい16:9の横長トリミングが普通ですが、上記のような対比を意図したために変なトリミングになりました。
 アスペクトサイズの16:9のいいところは、モニター画面にいっぱいに映し出されることです。スライドにしても見やすいですからね。それと隠れた意図もあります。以前、盗用されたことがあってウォーターマークもいろいろ調べて入れてみたのですが、やはり腑に落ちないため、撮影した画像全面を投稿せずにトリミングすることで、オリジナルの存在とそれとの整合生で、盗用を防ぐことを狙ったものです。これは実際に裁判となるとどんな実効性があるのかは不明です。

 さて、トリミングの話に戻します。トリミングは現場でしっかりと切り取れば、その必要性は少ないかと思います。しかし、ファイダーや液晶ビューモニターでは、なかなか確認しにくいところがあるのが事実です。小さいからです。モニターで現像すると、こんなのが写っていたんだと驚くこともあります。画像の主要な部分にあればそのままにしますが、切り取りしきれなかった周囲の状況が見えてきます。特に近景と遠景での周辺にある林や森、丘をどこで切り取るか、左右のバランスはどうか、中央部はどこにするのかなど、仕上げとしての最終工程がトリミングだと思っています。
 それと今回は、撮影の意図としては、光芒とそれ以外の対比が面白いということでの撮影でしたので、人工物を含めて撮影して、後で取り除くということでのトリミング例としてみました。

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 上の写真の元画像(撮って出しJPEG)です。人家も電信も写っています。これは既にファインダーで確認できたので、あとは現像後にどこでトリミングするかを決めればいいということで撮影しました。希少な現象ですが、自然は場所を選びませんので、こうしたことになってしまいます。それと,
トリミング以外に考えられるのは、アンダーにして見づらくするという方法です。これは違和感がないようにしなければならないと考えています。 上と下では色調や明度も若干異なっていますが、トリミングを含めての補正・加工が現像の面白みです。
 

ドラマ

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 光芒、朝霧の丘を朱に染める 

 久々に大きなドラマを見たような感じでした。
 少し寝坊して外に出ると大雪・十勝岳連峰には雲がかかっていて、日の出が遅れるという幸運。また、昨日は雨だったので、空気も湿気っていて朝霧発生のチャンスでもあります。また、日の出前であれば、青い光景も撮影できます。到着するとプロの個人撮影ツアーの先客。意外と霧は少なかったのですが、山の雲に切れ目が出始め、赤い光が見えだしました。そして、上のような光のドラマが始まりました。雲の動きと太陽の上昇に伴い、狭い範囲から広がり、途中で2箇所に光芒が当たり、それが移動していき一つに繋がるといったような変化を見せていきます。より遠景での似たような光景は見たことがあるのですが、森や林、樹木の1本1本が見られるのは初めてとなりました。

  こうなれば望遠レンズの独壇場です。太陽の高度も少し高く、少し外せばフレアー等も出ません。
ズームインやズームアウトを繰り返しながら、また肉眼で変化を確認しながら休みなく撮影します。光芒が横に移動することもあり、MFで光芒で明るい部分の手前にピントをおけば、ほぼそのままでシャッターを切るだけです。私の場合、三脚は自由雲台なので左手でダイヤルの緩め・締めとズーム関係、右手はシャッターとカメラアングルということで操作します。

 かなりの枚数を撮りましたが、30枚ほど選んで現像。PHOTOHITOへのアップはその中でも10数枚になる予定です。
  

RAW現像 事始め 3 作例 光芒の写真

光芒1

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 雲のため日の出が見られずに待っていると、雲間から光芒がでました。フルサイズ換算で500mm近い望遠でしたので明瞭には捉えられませんでしたが、現像で少しはよくなります。
 
 やや暗いので①露光量を上げますが、相変わらずの白飛びがあるので、「ハイライト」で調整。この場合は、マイナス100の最大値になっていますが、次の操作でも調整し白飛びを最小限にしてみた結果です。次は、下の丘々を浮きだたせるために、②「シャドウ」をプラスにして暗い部分を明るくし、③「黒レベル」をマイナスにして、更に暗い部分を暗くということで、メリハリを少々つけました。そして、最後に「自然な彩度」「コントラスト」、そして、より朝焼けを強調するということで「色温度」で仕上げました。
 左上の雲間の赤いものは、白飛びしている警告の箇所です。Lightroomでは、このように「白飛び」(「黒つぶれ」も)を警告してくれますので、それぞれの好み?で、処理していくことになります。
 これ以上光芒を明確にするには、やはり、段階フィルターや補正ブラシでの、コントラストや明瞭度、ハイライトなどのアップが考えられます。段階フィルターは、光芒のあたる部分と下半分の丘や林を境にしての調整。補正ブラシでしたら、上半分の必要な箇所で、光芒そのものの明るい部分や暗い部分を直接補正することになるかなと思います。
 このようにRAW現像をすれば、イマイチの写真もよくなると思います。さらに、拡大して荒れ具合を見ながら、これ以上の補正をすれば、見違えるような写真にすることもできると思います。
  「写真は撮るものではなくて、創るもの」と言われるのも読みますが、現像ソフト、あるいは、Photoshopのようなレタッチソフトを使って、見た目通りに仕上げたり、それ以上の印象を表現することも含まれているように思います。

地形と気象条件、そして…2

Misty morning 5

 
 川霧の中の日の出 零下20℃以下  冬の川の楽しみ
  地形・植生の次は、「気象条件」です。予測して撮影にでかけますので、将来的には「読む」というようなところまで…理想ですが…いきたいものです。

  まずは、前回にも少し触れましたが、太陽位置・方角の読みがあります。これは、国立天文台・暦計算室・各地のこよみ(大きな都市)で、毎日の日の出時刻・方位、南中時刻・高度、日没時刻・方位がわかります。また、iPhoneでもいいアプリもありますので、日の出、日没やゴールデンアワー、ブルーアワーが分かったり、予め太陽位置を想定したり、現地で確かめたりできるものもあります。太陽位置は意外と難しくはないかと思います。

 難しいのはやはり気象条件による自然現象です。虹や光芒そのものを撮っても、自然現象を撮っているだけです。特徴ある田園や大地、山、木々といった風景とのコラボによって、風景と自然現象が美しくなると考えます。有名な撮影スポットも、こうした稀な気象条件や、日の出、夕焼け、夕陽等といったものの中で引き立つのだと考えます。例え日中であっても、雲の有り様次第で、印象が変わります
 それから、虹、雲間からの光芒は、天気予報以上に予測のつかないことです。曇天でも雲の流れる方角や太陽位置はおよそ見てわかりますが、雲間が出たとしてもどうなるかは、ましてや虹や光芒になるのかはわかりません。ぎりぎりの可能性を追うしかありません。また、見つけた自分の位置から、いい地形へと移動しても消えてしまい写せないこともあります。これは、もう、そうした状況に近い現場にいることの幸運しかありません。日数、月数、年数の中で、幸運の女神がほほえむのを待つということです。その中でも、白虹は朝霧の中よりも周辺の切れ目というのがポイントです。車を走らせれば見られるようです。ただ、その背景に何があるのかが課題かと思っています。日輪はある程度長い現象なので、移動は可能かもしれません。朝霧は、所在地が濃霧でも、現地では薄かったり、その逆もあったりとします。行ってみなければわからないというところです。
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