PHOTO MEMO by FES

写真についての個人的メモ

モノクロ

写真についての個人的なメモです!

モノクロ化 1

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 Lightroom画面


 モノクロ制作には、Lightroom(以後LR)のプラグインソフトの「Silver Efex(以後SE)」が良いということで紹介しましたので、7回ほどに分けて、大まかな使い方を画像入りで紹介します。
 
 ・上の画像はLRです。元画像をこれで調整してから、SEを起動します。例では、ホワイトバランスを調整しただけですが、カラーでも納得のいくように細かく調整してみてください。


 いよいよSEの起動ですが、(狐の)画像上を右クリックします。そうすると新たなウインドウが現れます。この中から、「他のソフトで編集」→「SE・・」をクリックします。


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 SE起動画面1

 「えっ? ない!」という方は、以前書いたように「環境設定」から「外部編集」へといき、「追加外部エディター」で、アプリケーション欄の「選択」をクリックしてからSEのソフトを探して登録しなおかなければなりません。まず、プラグインとしての登録が先となります。

 登録して、再度、上画像にして「SE」をクリックすると下画像のようになります。

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 SE起動画面2

 次回はこれ以降を説明します。
 以前はLRで仮想コピーをとってからと書きましたが、そうしなくてもいいようです。



Silver Efex 続き

 前回紹介したSilver Efexの若干の説明です。


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 Lightroom右クリックから、このソフトを起動すると、まず保存が行われてからこの操作画面になります。


 まずは、プリセットから完成イメージに近いものを選ぶことになります。この画像の場合だと、元画像は太陽の光条の印象が弱いということで、これが強調されるものーフルコントラストーを選びました。光条の周囲がやや暗くなっているのは多めに見ます。調整パネルでも全体的に色々と調整できますので、スライダー等を動かして調整します。細かな調整は、保存後にLRで行うということにします。

 元画が下記のカラー写真で。その下の画像は、カラーをただモノクロにしただけのものですので、かなり違うと思います。3枚目はまだやり残しはあるのですが、Silver Efexで保存して、その画像をLRで部分的に補正したものです。LRだけでの簡単なモノクロ化よりも、このSilver Efexを使うことでかなりの時間短縮ができています。これが無料で使えるのですから、ぜひ、インストールして活用してはどうでしょうか。

20170803-DSC08763

 クリスマスツリーの木


20170803-DSC08763-Edit




20170803-DSC08763-Edit-2


優れものソフト Nil Collection 

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 Lightroom単独でもモノクロームはできるのですが、「Silver Efex」というプラグイ・ンソフトが便利ということで紹介します。元々は、独自の会社の有料ソフトでしたが、大手のGoogleが買収して無料で使用できるソフトになったようです。このソフトの操作画面は下のようなものです。

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 名称は「Google NIk Collection」といい、7つものソフトを含んで、その1つがモノクロ専用の「Silver Efex」ということになります。ダウンロードすると、7つの個別のソフトとしてパソコンにインストールされます。
 実際に使う場合は、あらかじめ、Lightroomの環境設定「外部エディター」のところで、必要なソフトを登録しておく必要があります。そうすると、LRの画像編集画面で、右クリックして「他のツールで編集」から、登録しておいたソフトを使うことになります。このプラグイン・ソフトを使うと、LRの元画像に反映されますので、元画像の「仮想コピー」を作成しておき、そのコピー画像を調整・編集した方がいいでしょう。

 残り6つのソフトも紹介しておきます。

・Dfine             ノイズ低減のソフト
・HDR Efex     HDR作成ソフト
・Color Efex    色補正ソフト
・Analog Efex  フィルム時代のカメラやフィルム、レンズの雰囲気を再現するソフト
・Viveza          部分的に色や色調を変えるフォスト
・Sharpener    シャープをかけるソフト

 モノクロの場合は、30種類以上のプリセット画像がありますので、それで選んで、詳細をスライダーを動かして決めていくことになります。モノクロを深めるならば、さらに「Analog Efex」もいいかもしれません。

モノクロ

雪原2017-7 smart copy

 美瑛 ブロッコリーの木 モノクロ

 昨日の薄曇りの光景をモノクロにしてみました。
 ボアっとした感じが,モノクロにすることでかなり引き締まったような感じになります。特に,色彩に影響されずに雪面の質感を高めることができますので,砂のような雪面でドラマチックな雰囲気となります。画質を落としていますが,雪面の白い粒は,雪の結晶の光です。

 現像に関しては,最初はカラー現像をしていきます。モノクロにするので,色には特にこだわらずに,階調飛びがでないよう,デーティルがよく出るようにしています。
 モノクロへの変換は,Lightroomの現像画面の左サイドの「プリセット」にある「Lightroom白黒プリセット」を使います。その中にあらかじめ設定されている7つのスタイルがあります。そこにカーソルをあてるだけで,ナビゲーターの画像が変わりますので,気に入ったのをクリックして,変換となります。このプリセットだけでもいいですが,さらに補正という場合は,基本補正が白黒用に変わっていますので,カラーの現像と同じように各スライダーで調整していきます。これでモノクロ写真となるわけです。(さらに,基本補正「トーンカーブ」の下にある「HSL/カラー/B&W」というのも「B&W」(白黒)になっています。これは元画像の色彩の濃度,色相を変えて,モノクロに反映させるものです。これはまだ十分に使い切れていないので,省略ですが,是非試してみてください。)


写真とは? ‥性懲りもなく

写真の表現性
 写真をめぐる特徴 以前のものと少々違います

 また性懲りもなく,という感じですがお付き合いください。
 写真における「記録性」と「表現性」について考えているところですが,どうも境目をつけることができなくなりました。それは撮影者の意図もあるようですが,鑑賞者の判断にも関わってくるもので,記録としての写真と表現物である写真との「境目が揺れる」ということもあるからです。また,以前から述べているように,その記録性そのものに表現性を認めるということです。レンズやカメラの性能にまかせて撮ったとしても,現実世界を切り取ること自体に撮影者の意図が含まれるからで,その切り取り方,空間や時間の断片化の仕方で,より表現性があるかどうかが判断されるものかとも思います。また一方,レンズやカメラの性能の向上も,細部での描写力をもとに写実性を高める高画質化をめざしつつあり,それが記録性を高めて,表現力を高めようともしているようです。写真という領域では,写実性や記録性の向上と表現性の向上には深い関係があるかと思います。 そして,表現性の高いものは芸術性があると思いますが,そこまで述べることは,芸術素人ですので無理です。
 今回は,記録性も表現性に結びつけたのはそのような意味です。さらに,今回は絵画的な意味合いはないのですが,「描画性」というのを入れてみました。撮って出しという人もいるようですが,RAW撮影での現像・補正は,色彩や明暗,コントラスト等を変えますので,まさに描画的な行為です,さらに,カメラに内蔵する自動的な画像処理エンジンに任せるのではなくて,撮影者の考えと判断によって写真をつくる,仕上げるという創作的な行為になるのだと思います。例え,見た目に近づけるような現像であっても,画像データをもとに描画していくという作業になるかと思います。現像ソフトでの各スライダーは絵筆であるかもしれません。
 
  だた,「表現性が高い」とは,そうした現像処理の技術が高いということもあるかもしれませんが,写し撮られた被写体が何であり,どんな状況で,どのような状態が切り取られたのかということが,写実性(記録性)を基盤にする風景写真では重要かと思います。写し撮られたものを見た目に近づけたり,被写体や表現したい主題等をより引き立たせるような手段として表現方法がくるのだと思います。
風景写真では,表現方法・現像補正・修正が過度になると「嘘=虚映像」となったり,絵画のようになりますが,この境目についても個々の判断の範疇でしょうか。
  色彩を取り除いたモノクロという表現方法もありますが,どのような意味合いをもって,何を伝えるのに効果的なのでしょうか。これも写実性はありながらも,現実とは異なった一部「嘘」の「虚映像」になるのですが,そこから何をひきださせようとしているのでしょうか。はたまた,表現の方向性について考えているのですが,それは,写実性からくる「現実性・現実感という意味でのリアリティ」の追求であったり,モノクロに例えられるような「虚」から,被写体や写したかったものやこと,印象などの核心に触れるような,「本質性・真実性という意味でのリアリティ」の追求であるかもしれません。
 そうしたもろもろのことも知ってみたい,知っても写真は変わらないかもしれない,もしかして変わる? というような「写真についての思い」です。 

光芒 雨 そして、虹

光芒

 光芒     美瑛 手前パフィーの木

 APS-Cで135mm。フルサイズだと200mm少し超える焦点距離で捉えた光芒光景。撮影地は、美瑛の三愛の丘からなので、パフィーの木までは4kmほどとなるでしょうか。光景的には4〜5km先のものとなりますが、このくらいの焦点距離だと強い圧縮効果も感じられず、まあまあ自然な感じかと思っています。
 今回もモノクロにしてみました。光芒という光の強い部分もあって、色彩的には薄めの景色となりましたので、光の筋、ビームの印象を強くというとが主な理由です。また、前景もアンダー補正してシルエットにしてあります。

 昨日は曇天に小雨、時には強い雨も降るという空模様でしたが、雲間からの光芒の可能性もあり出かけました。
 光芒も見られたのですが、至近距離でしたが山部分で、北方向の丘部分を照らしたかと思うと移動速度が速くて撮影にはなりません。しかも、ダブルの虹が出て急いで移動したのですが、これも撮影には間に合いませんでした。まあ、光芒が出る側に寄りすぎたための読み違いという結果です。加減が難しいものです。しかし、収穫としては、小雨模様の光景が霧のような感じを受け再認識したことです。これも雲次第なのですが。

モノクローム美瑛

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 モノクローム美瑛 雲が多いのでモノクロに
  (Jpeg変換ではなくて、画面キャプチャ後リサイズもしていますので画質が悪いです)

 なかなか撮影に行けない日々です。室内でも27℃とエアコンなしでは少し辛い感じです。
 久しぶりにモノクロにしてみました。Lightroomのスライダー「自然の彩度」や「彩度」を落とせばモノクロになりますが、「ホワイトバランス」や「階調」「色相」などのスライダーを動かすとかなりの変化がみられます。特に雲の様相がガラッと変わってきます。カラーの時は青空や前景の麦色などを基準に補正するメドがたつのですが、色がないために、どこを何を基準にして現像していくかが難しいものとあらためて感じさせられました。その分、ひょっとして表現的には面白いということかもしれません。 
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