雪原2017-8 copy

 青いストライプ 長い影ができる朝 
 日の出時だと少し赤みを帯びますが,少し経つとこのような光景となります。この日は,乾燥していてダイヤモンドダストも霧氷もダメでしたが,影を追ってきました。

 前回はソフトウェア・キャリブレーションでした。今回は,もう一つの方式です。


 もう一つの方式は,ハードウェア・キャリブレーションと呼ばれるものです。これは,モニター内を直接制御するために階調もそこなわれることがありません。これには,専用のモニター(カラーマネジメント対応モニター)が必要となりますし,これも専用のソフトウェアとセンサーを使います。もっと高価なものになると,センサーが内蔵されていて,自動的にキャリブレーションを行うものもあります。これらは,いわゆるプロ用,ハイアマチュア用となります。安めの価格にしても,モニター5万円以上,ソフトと外部機器で4万円以上となります。プロ用となると20万円もします。

 しかし,やはりこの方式はモニター内部システムから補正するので,ソフトウェア・キャリブレーションよりも色などの精度が高いですし,時間が時間が短いのが特長です。


 個人的には,先にキャリブレーション・ソフトとセンサーを購入し,Winデスクトップ・モニターやMac Book Proをキャリブレーションしてきました。デスクトップのモニターも古く検討したのですが,PC自体も最新のものにということで悩み,Macの5Kを購入して今に至ります。これもキャリブレーションして,さらに,Win用のモニターをキャリブレーションして,デュアルモニターで使用しています。しかし,このWin用が古くて微調整してもiMacには合わないので,いろいろと調べているわけです。


 キャリブレーションをして正しい色をだすには,やはり「カラーマネジメント対応モニター」と呼ばれるものが安心ですが,今使っているインチ数からすると,24インチ以上となると10万円近くなってしまうのが悩みどころです。

 

 さて,今まで使っているPCとモニターを生かすには,まずは,先ずキャリブレーションのソフトとセンサーの導入からどうでしょうか。

 印刷用に調整できませんが,Web用であれば,X-Rite社の「ColorMunki Smile」が一番安いでしょうか。キャリブレーションソフトもついています。もう一つはDatorcolor社の「Spyder Express」です。それぞれの会社からは数種類ほどだしていますが,価格に応じて汎用性(印刷用設定,環境光測定)とともに精度が高くなります。印刷もと考えるならば,より高価なものとなるかもしれません。