景色、風景、光景 …。
 自分では風景かと思って撮っているのですが、どうも説明しすぎで、余分なものまで入れてしまいます。狙いきれていない、写したいものが明確ではないというような感想をもっています。

 最初に書いたいろいろな語句は、いずれも「鳥瞰」的なもので、広い視野で見ることになります。心情的にも、田園や自然の中にいることが好きなので、そうした中に抱かれていることに内心甘えているのかもしれません。したがって、余分なものまで入り込んでしまうような感じかもしれません。

 そんな甘えを捨てて、写したいものは何なのかをより突き詰めて行かなければならないと思います。そんな中で、1つのヒントは、以前の「睡蓮の池」を写したものや、前回の「青い池」での撮影ですが、造形的、デザイン的な光景ではないかと思っています。

静冷の池

 今回の写真もそうです。自然が作る造形に、青い池ということがわかるように、少しだけ、降雪で垂れ下がった枝を入れたり、立ち枯れの木の写り込みを入れました(入れましたというより、切り取りの関係でどうしても入ってしまうもの。配置できないのが自然物です。)。氷結した水面の違いでの面白さもあるかと思ったわけです。
 この場合は、ダイナミックさやインパクトには欠けますが、微妙な薄氷の変化や淡い色彩による自然が造る形状の妙と言った地味なものの中にも活路があるのかと思っています。あとはやはり色彩でしょうか。前にも書きましたが、この青い池の「微妙な青さ」を、色調や彩度、明度、そして、明瞭度やコントラスト等でどう表すかです。

 昨日、青い池に行ってきましたが、過日の雨で氷結はなくなっていましたが、今日から来週は雪です。こうした造形が見られるのもあとわずかかもしれません。